雑学

ピラミッドパワーの作り方とは?実験や検証の結果と効果の嘘を考察

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ピラミッドはエジプトをはじめ、中南米やヨーロッパなど世界各地で多数発見されています。

この日本にまで

『ピラミッドがある』

という人さえいるのです。

そして、そのピラミッドには現在でも解明されていない多くの謎があります。

底辺が正確に東西南北にそっていること。

数百トンもある石をどうやって運び、どのようにして建設したのか。

不思議なことが多いのです。

そして、そのピラミッドには神秘的な力が潜んでいる、という説があります。

その力が『ピラミッドパワー』なのです。

そこで今回は、ピラミッドパワーとはなにか。

その作り方と効果、さらには実験や検証と、ピラミッドパワーの嘘などを考察します!

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ピラミッドパワーとは?

神秘の力、ピラミッドパワーとは一体どんなものなのでしょうか。

ピラミッドパワーとは、

ピラミッドあるいはピラミッド形の物体に宿っている、不思議な力

のことを指します。

ことの起こりは、1930年のことです。

フランス人のアントワーヌ・ボビーは、ギザにあるクフ王の大ピラミッドを見学していたのです。

その際、ピラミッド内に迷い込んだと思われる小動物の身体が、腐敗もせずに脱水状態のままであることに気がつきました。

通常なら、エジプトのような高温地帯では、とっくに腐敗しているはずです。

それがなぜ腐敗せず乾燥したままなのか?

不審に思ったボビーは、フランスに帰ってから再現実験を試みました。

その再現実験は、ベニヤ板で90cm四方ほどのピラミッドの模型を作り、その中に動物の内臓や肉などを入れ、それを放置して観察というものでした。

その結果は、数日後でも腐敗は進行しなかったのです。

この結果から、ボビーは

ピラミッドには動物の身体などを腐敗させずに乾燥させ、ミイラ状にするという力がある

という結論に達したのです。

この実験でピラミッドとして使われた材料は、ベニヤ板です。

ベニヤ自体に防腐作用はまずないと思われますので、ピラミッドを模した形状、つまり

ピラミッドの形

が、その防腐作用として働いた、ということなのでしょう。

考古学者として著名な早稲田大学の吉村作治さんは、このピラミッドパワーについて、以下のようにコメントしています。

ピラミッドの防腐効果について、吉村作治客員教授のコメント

ピラミッドの中で物が腐敗しないなどの、いわゆるピラミッドパワーが起こるのは、使用されている石材の石質による。

ピラミッドに使用されている石材の石質が磁性体であるために、ピラミッド内部に磁場が生じて起こるレナード効果現象である。

ピラミッドの形(正四角錐)と防腐作用には全く関係はなく、ピラミッドパワーによって起こるという説はまったくのでたらめである。

なお、レナード効果とは、水が急激に微粒化されると、大きい水粒子は正に帯電して落下します。

小さい水粒子は負に帯電して、周りの空気を負に帯電させる現象、ということだそうです。

このピラミッドパワーによる作用は、以下のような効果があります。

  • 防腐効果(細菌繁殖の抑制)
  • 剃刀の刃の寿命が延びる
  • アンチエイジング効果
  • 静電気の発生
  • 瞑想、ヒーリング(癒し)効果
  • 植物の成長促進効果
  • 食べ物の味がマイルドになる

これらの効果の中で、面白そうなものをいくつか紹介しましょう。

防腐効果(細菌繁殖の抑制)

これには、2つの説があります。

ひとつはピラミッドパワーは、生命力を活性化させ、腐敗を防ぐという説です。

ピラミッドの形には、宇宙エネルギーを受けて、その内部におかれたものの生命力を活性化させる効果があるということです。

そのため、人間は元気になり(アンチエイジング効果)、食べ物などの腐敗を防ぐというものです。

もう一つは、中のものを乾燥させるという説です。

ピラミッドはその内部におかれたものの水分を奪い去る力があるというのです。

剃刀の刃の寿命が延びる

1949年、チェコスロバキアのプラハ在住のカルル・ドラバルさんは、ある特許を申請しました。

その特許とは、ピラミッドの千分の一模型を作り、その中に磨耗したカミソリの刃を置いておくと、切れ味が良くなるという

剃刀刃の保存再生装置

でした。

この特許申請は最初は受理されませんでしたが、実験データなどを追加していき、1959年ににプラハ特許庁は特許として受理しました。

なお、この特許では大ピラミッドの厳密な模型でしか効果はなく、また効果があるのはカミソリの刃だけというものでした。

ところが、後年になって、カミソリの刃以外のなんでもよいとか、ピラミッド型の枠ならなんでもOKなど、勝手に改変されていったのです。

これがいわゆる『ピラミッドパワーブーム』です。

アンチエイジング効果

ピラミッドパワーには怪我などへの治癒力があるということが、しばしば言われています。

カナダのある病院で、火傷の治療にピラミッドを使ってみることにしたのです。

すると、数分で患者の痛みが軽減し、火傷の治癒が早くなったそうです。

古代エジプトに伝わる文書に、『し者の書』というものがあります。

このし者の書によると、各人の魂の中で眠っている神が、ピラミッドのパワーにより覚醒するということになっています。

このパワーが人間の生命力を強化する、つまりアンチエイジングである、というのですね。

このあたりになると、もはや『と学会』の出番でしょう。

静電気の発生

これは吉村作治さんのコメントにもあるように、レナード効果現象によるものと思われます。

小さい水の粒子は負に帯電して、周りの空気を負に帯電させる現象、ということでしょうね。

瞑想、ヒーリング(癒し)効果

これについては、アンチエイジング効果と同じ理由でしょう。

ピラミッドの正四角錐形という形状には、宇宙のエネルギーにより人間の精神を安定させる効果がある、ということですね。

ピラミッドパワーの効果の検証と嘘

ここまで色々とピラミッドパワーの効果を挙げてきましたが、これらの効果説に共通していることは、各説の提案者による恣意的な主張のみで、

第三者による厳密な検証がされていない

という点です。

科学の研究では、ある説の提示や実験については『追実験』あるいは『追試』という、検証のための実験が行われます。

最初の実験と同じ条件で第三者が実験を行うわけで、これが同一の結果になれば、その説や実験は確認されることになります。

もちろん、この追試や追実験は、厳正で権威のある者によって行われなければ、意味がありません。

追従者や太鼓持ちが検証を行っても、何の意味もないのです。

しかし、他の人の実験では同一の結果にならない場合は、

「STAP細胞はありまーす!」

ということになってしまいます。

この確認や検証がピラミッドパワーについては、まるでされていません。

「私はこう思う!」

と言っただけで、『そうなってしまえば』、世の中で苦労はありませんよね。

筆者にはこんな経験があります。

初夏の夕暮時のことです。

雲が低くたれこめ、今にも一雨来そうな気配の夕暮れでした。

なんとはなくその雲を眺めていると、雲の底辺に不思議な光りが見えました。

視直径で3.4度、あるいはそれより少し大きい球形の光りです。

しかもその光りは、前後左右に急激に移動しているのです!

UFO!?

と思いましたね。

するとその光りは、現れた時と同様にふっと消え失せました。

これはやはりUFOだったのでしょうか?

種明かしをしますと、これは自動車のヘッドライトの光りでした。

その光りが低く垂れ込めた雲に当たり、車の移動と向きにより光りが移動していたのです。

「幽霊の 正体見たり 枯れ尾花」

ピラミッドパワーというのも、これと似たものでしょうね。

 

ピラミッドパワーの作り方

ピラミッドパワーの作り方と書きましたが、ピラミッドパワーそのものは、人類が作ることは不可能です。

宇宙からの、あるいは神からの神秘的な力は、人間が作れるものではありませんからね。

しかし、ピラミッドパワーを作り出す『もの』は、誰にでも作ることができます。

要は

『ピラミッドのできるだけ正確な模型』を作ればよい

のです。

ピラミッドの底辺の長さは、縦横共に同じです。

また、高さは底辺の0.63(約三分の二)程度です。

これとおなじ比率で、針金などの金属で正四角錐を作ればよいわけです。

金属でなくてもよいという説もありますが、効果は金属の方が高いと言う人もいます。

厚紙やダンボールなどを使っても、このピラミッドの模型を作ることができます。

厚紙や段ボールを切り分けて、適当なサイズの三角形を4枚と、正方形を1枚作ります。

これを貼り合わせればピラミッド完成です。

ただし、

ピラミッドパワーは正四角錐の内部でなければ得られない

ので、もし自分がその中に入って若返りをしたいという場合には、そうとう大きなものになってしまいます。

このピラミッドは、作るのが面倒ならアマゾンでも売っています!(笑)

アマゾンでピラミッドパワーが手に入るとは、よいご時世です。

ただ、いずれもミニチュアですので、人間が中に入るのはとても無理みたいですね。

 

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まとめ

ピラミッドには神秘な力があるという話は、ずいぶん前から言われていました。

その力が『ピラミッドパワー』なのです。

ピラミッドパワーには、アンチエイジング効果や細菌繁殖の抑制、精神的な癒しなど、さまざまな効果があるとされています。

しかしその効果などは、科学的な検証や追試・追実験が行われたものはほとんどありません。

単に提唱者やその追従者などの恣意的な主張のみなのです。

つまりは、

「STAP細胞はありまーす!」

と同じですね。

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