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NHK受信料裁判の判決内容をチェック!テレビを設置したらアウト?

更新日:

テレビを見るには、お金がかかる?

はい!

テレビ代の購入費も高いし電気代もかかりますよね。

いえいえ!

ただで貰ったテレビを全く見ないでほっておいても、お金はかかる!

のです。

そんなバカな!

と誰でも思うでしょう?

ところがそれが現実にあるのです。

ただで貰ったテレビを全く見ないでほっておいても、お金をむしり取ろうという怖~い存在が、NHKという組織です。

最高裁が、NHKと受信契約の締結を拒んだ人に対する判決を出しました。

今回は、そのNHK受信料裁判の判決内容と、テレビを設置しただけでも受信料は支払わなければならないのかを、調べてました!

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NHK受信料裁判の判決内容をチェック!

この裁判の判決が出るまでの成り行きは、2006年3月に自宅にテレビを設置した男性に、NHKは2011年に受信契約を申し込んだのです。

しかし、

『放送が偏っている』

などの理由で契約を拒まれ、提訴したというものです。

一審二審、最高裁と既に6年も争って、ようやく最高裁の判決となりました。

1950年制定の放送法では、

受信設備を設置したらNHKと契約しなければならない

とあります。

しかし、この男性は

「強制力のない努力規定で、受信契約が強制されるなら契約の自由に対する重大な侵害だ」

と、違憲だと主張していました。

これに対してNHKは、

「これは義務規定であり、公共放送の意義を踏まえれば必要性や合理性がある」

と、合憲であるとしていました。

一、二審の判決では、

放送法の規定は合憲で、契約義務を課している

とし、

契約の受け入れを命じる判決が確定した時点で契約が成立

し、テレビ設置時にさかのぼって受信料を支払う必要があるとしています。

このNHK受信料については、この事例以外にも支払い拒否の裁判がいくつかありました。

その大半が今回同様に、使用者側に支払いを命ずるものでしたが、今回も同様となりましたね。

 

ただし、今回は裁判所が最高裁という最上級の裁判所であり、しかも憲法に合致しているかが争われたので、注目の的となりました。

その最高裁の判決が、

テレビがあればNHKと契約を結ぶ義務があるとする放送法の規定は『合憲』である

とする、初めての判断を示したわけです。

事実上、受信料の支払いを義務づける内容なのですが、ここで判決文の一部を引用します。

なお、判決文の全文は長すぎるので割愛します。

最高裁判決文

平成26年(オ)第1130号,平成26年(受)第1440号,第1441号

受信契約締結承諾等請求事件

平成29年12月6日 大法廷判決

主 文

本件各上告を棄却する。

各上告費用は各上告人の負担とする。

最高裁判決文

この裁判の判決を報じた各メディアは、大半がNHK勝訴的な書き方でした。

しかし、主文をよく読んでください。

本件『各上告』を棄却する。

とあります。

つまり、男性側もNHK側も、その主張を両方とも棄却しているのです。

とはいえ、これで二審判決が確定するので、男性は受信料を払わなければなりませんし、放送法も合憲となりました。

そして、男性に未払い分、約20万円の支払いを命じる二審判決も確定したのです。

これだけならNHK勝訴と言えますが、二審判決ではその他に、

「契約の受け入れを命じる判決が確定した時点で契約が成立する」

とあります。

ここがミソなのです。

これは、今回の最高裁の判決がでたからといって、

NHKが受信料拒否者に即支払いを求められるわけではない

ということです。

「契約を申し込んだ時点で自動的に成立する」

という、NHK側の主張は退けられたのです。

つまり、個々の事例ごとにNHKが支払い要求の裁判を起こし、それが認められなければ支払い要求はできない、ということになります。

要するに痛み分けという形で、少なくとも一方的にNHK勝訴とは言えないと思いますよ。

なお、今回の最高裁大法廷判決では、15人の裁判官の中で反対意見は弁護士出身の木内道祥裁判官ただ一人でした。

それも受信料制度を違憲としたのではなく、判決とは別の理由で受信料を支払わせるかを判断するのが適切としています。

裁判所の判決によって、消費者側に受信契約を結ぶよう強制することはできないとし 、また、判決確定後から進行するとされた「消滅時効」は、

「およそ消滅することのない債務を、消費者が負担すべき理由はない。」

としています。

 

NHK受信料はテレビを設置したら即アウト?

それでは、この最高裁の判決により、テレビを設置したら即アウト!受信料支払いは必須なのでしょうか?

かなり前の事例ですが、テレビを改造してNHKは写すことができないようにしていた使用者がいました。

その使用者に対して、例によってNHKは、

「お国の決まりじゃ! 石抱き・海老攻めがいやなら、キリキリと支払えい!」

と裁判を起こしたわけです。

この事例でも裁判ではNHKの支払い要求を認めましたが、それを読んだ筆者は妙に思いましたね。

だって、テレビは見るもの、見てなんぼのものです。

それが見ることができないのに、なんでNHKに金を払わなければならないの?

ということです。

ですが決まりは決まり、テレビ設置=石抱き・海老攻め受信料支払いということになりそうな気配です。

もっとも、その支払い要求は裁判で勝てば退けられるのですが、これまでの判例はほとんどがNHK支払い要求を認めています。

その判例を覆すのはかなり難しそうですが、どなたか勇気とやる気のある人は、その裁判を受けて立ってみませんか?

少なくとも、受信料支払いを拒否して時点で、

「今払え!やれ払え!すぐ払え!」

とはなりませんので、安心してゆっくりと裁判で争ってみてください。

ただし、ゆっくり争った結果がどうなるかは関知しませんが…。

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まとめ

最高裁が、NHKと受信契約の締結を拒んだ人に対する判決を出しました。

この最高裁判決は、

『本件各上告を棄却する』

というもので、これで二審判決が確定したわけです。

その二審判決は、使用者に未払い分、約20万円の支払いを命じるものです。

というわけで今回の結論は、

ただで貰ったテレビを全く見ないでほっておいても、お金はかかる!

となってしまいました。

いつもの『人より法優先』で、なんとも不合理で不条理、首をかしげざるをえませんね。

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watari1

好きなもの:野球、アニメ・ゲーム、特撮 趣味:ゲームに没頭すること、文字書き 座右の銘:『なるようにしかならない』 何をどれだけ貯めていようと、命尽きれば人生は終わり。 終わってしまった過去も、何が起こるかわからない将来も、考えるだけ無駄ではないか? そう考えたことがきっかけで、それなら今を楽しむことだけ考えよう、を信念に日々を過ごすようになりました。 自分の興味関心のある出来事やニュースについて、偏屈者ではありますが、思うままに綴っていければと思っています。

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