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ブラック企業大賞2017にノミネートされた会社一覧と理由をチェック

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近年、ブラック企業に対して色々と批判が飛び交うようになりましたよね。

とくに、『ブラック企業大賞』ができてからは、ノミネート企業に対する目が厳しくなってきている気がします。

その『ブラック企業大賞』、ようやく2017年のノミネート企業が発表されました。

2017年の『ブラック企業大賞』では、どんな起業がノミネートされてしまったのでしょう?

早速、当記事で、『ブラック企業大賞2017』のノミネート企業や、ノミネート理由を紹介していきます!

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『ブラック企業大賞』とは?

『ブラック企業大賞』とは、作家や弁護士、大学教授らで構成されるブラック企業大賞企画委員会が運営している企画です。

過労やサービス残業を強要したり、パワーハラスメントや偽装請負、派遣差別をおこなうなど、その年に問題を起こした企業が選出され、

「背景や社会構造の問題を広く伝え、誰もが安心して働ける環境をつくる」

ということを目的として、『ブラック企業大賞』はおこなわれています。

2012年から始まり、

  • 2012年:東京電力
  • 2013年:ワタミ
  • 2014年:ヤマダ電機
  • 2015年:セブンイレブン
  • 2016年:電通

といった企業が大賞を受賞してきました。

どれも過労によって命を落とす従業員がいたり、問題行動に対して勧告などをされていながら改善していなかったことが大賞に選ばれる理由となっていました。

そして、2017年もノミネート企業が発表!

『ブラック企業大賞2017』では、9社がノミネートされることとなったのです。

早速、その9社とノミネート理由を紹介していきます!

 

『ブラック企業大賞2017』ノミネートされた会社一覧と理由

『ブラック企業大賞2017』にノミネートされた企業を、早速理由とともに紹介していこうと思います。

ブラック企業大賞2017ノミネート1 ゼリア新薬工業株式会社

最初のノミネート企業は、ゼリア新薬です。

医薬品の販売から、『ヘパリーゼ』などの健康食品まで販売する企業ですよね。

ノミネートの理由となったのは、

2013年4月にMRとして入社した当時22歳の男性社員が、新人研修受講中に自らの命を絶ったこと

です。

この男性は、新人研修で、人材コンサルタント企業・ビジネスグランドワークスの講師に過去の嫌な記憶を告白させられ、

強い心理的負荷を受け精神疾患を発症してしまった

のです。

あまりに症状が進行し、自宅に帰されることとなった日に、帰宅途中で自らの命を絶ちました。

亡くなる前の研修報告書に、過去の体験を知られたショックや、本当の礼儀を身につけて講師を見返したいと書いていたものの、BGWの講師は、

「何バカな事を考えているの」

「いつまで天狗やっている」

などとコメントしていたのです。

なぜ、2017年のノミネートになったのかというと、8月に遺族がゼリア新薬とBGW、BGWの講師らに対して損害賠償請求を提訴したからです。

正直なところ、この原因は、BGW…つまりビジネスグランドワークスにあると思いますが…

結局、このような悪質な講師がいる企業なのに、講師の派遣を要請していた責任として、ゼリア新薬がノミネートされたのかもしれませんね。

ブラック企業大賞2017ノミネート2 株式会社いなげや

いなげやは、関東地方を中心に展開しているスーパーマーケットのチェーンです。

関東地方に住んでいない筆者からしたら、初めて聞いた名前でした。

いなげやのノミネート理由は、

『志木柏町店』のチーフだった男性が、脳血栓によって亡くなり、これが過労による労災だったこと

が原因です。

男性が脳血栓を発症する4か月前の時間外労働は96時間35分、発症前の4カ月平均は、なんと75時間53分

しかも、タイムカード打刻前後でもサービス残業がおこなわれていたので、実際はもっと多いのではないかと推測されています。

2017年でのノミネートとなった背景には、2016年6月にさいたま労働基準監督署がこの件を労災と認定され、2017年4月に遺族の代理人が会見したことで明らかになったからです。

2003年にも労災認定されていて、いなげやが改善の姿勢を見せていないのも、ノミネート理由でしょうね。

ブラック企業大賞2017ノミネート3 パナソニック株式会社

日本を代表する家電メーカーのパナソニックも、『ブラック企業大賞2017』でノミネートとなりました。

ノミネートの理由としては、

2016年6月、パナソニックデバイスソリューション事業部富山工場に勤務する男性社員が亡くなり、2017年2月に原因が過労だったことを監督署が認定したこと

が始まりでした。

さらには、2017年3月に、法人としてのパナソニックと幹部社員2人が、上記富山工場の社員3人に対し最長で月97~138時間の違法な長時間残業をさせたため、労働基準法違反の容疑で書類送検されたことも理由の1つです。

ブラック企業大賞2017ノミネート4 新潟市民病院

新潟県の公立市民病院である、新潟市民病院も『ブラック企業大賞2017』にノミネートされました。

ノミネート理由は、

2016年1月に、女性研修医が長時間勤務が原因で睡眠薬を服用し、自ら命を絶った

という一件があったからです。

亡くなった女性研修医の月平均残業時間は187時間、最長で251時間にまで上っています。

2017年5月に、この件が労災認定されたので、2017年のノミネートとなりました。

ブラック企業大賞2017ノミネート5 日本放送協会(NHK)

国営放送のNHKも、『ブラック企業大賞2017』にノミネートされました。

NHKのノミネート理由は、言うまでもないかもしれませんね。

世間でも大きく話題となった、NHKが2017年10月に公開した

当時31歳だった女性記者がうっ血性心不全で亡くなった

という一件です。

女性記者が亡くなる直前1ヶ月の時間外労働は、159時間37分にも上り、労災認定されています。

ブラック企業大賞2017ノミネート6 株式会社引越社・株式会社引越社関東・株式会社引越社関西

『アリさんマークの引越社』で有名な株式会社引越社・株式会社引越社関東・株式会社引越社関西こと引越社グループは、2015年にWeb投票賞を受賞していますよね。

この時は、幹部による恫喝動画がかなり話題となりました。

2017年に再びノミネートされた理由はというと、実は、2015年と全く同じ一件です。

引越社関東所属の男性営業社員をシュレッダー係に配転したり、懲戒解雇した

という、あの出来事です。

また、2017年3月には、

『組合への勧誘は悪徳マルチ商法への勧誘が本当の目的』

とした張り紙をして脱退を促したのも違法だとして、50万円の罰金を命じられていて、これも理由の1つとなっています。

ブラック企業大賞2017ノミネート7 大成建設株式会社・三信建設工業株式会社

大手建設会社の大成建設は、新国立競技場の元請け企業で、そこから地盤改良工事の一次下請け企業となった三信建設もノミネートされました。

理由としては、

三信建設工業の新人男性社員が、長時間労働による労災で亡くなったこと

が原因です。

新国立競技場の建設にかかわった企業の内、37社で違法な長時間労働があり是正勧告を受けましたが、その勧告を受けた企業でもあるということも、背景にあるみたいですね。

男性の亡くなる直前1カ月の残業は約190時間でした。

ブラック企業大賞2017ノミネート8 大和ハウス工業株式会社

役所広司さんのCMで有名な、大手総合住宅メーカーの大和ハウス

この大和ハウスも、『ブラック企業大賞2017』にノミネートとなりました。

ノミネート理由は、

2017年9月、埼玉西支社に勤務していた20代男性に違法な時間外労働をさせたことで、川越労働基準監督署から6月に是正勧告を受けていた

という一件です。

男性は、日中にモデルルームなどで住宅販売の営業をした後にも資料作成など多量の業務を課されていました。

そのため、深夜に隠れて残業をしなければならず、月80時間上限の残業時間を超え、男性は2015年5月には、月109時間の残業をしていたのです。

男性は、長時間労働によってうつ病になり、2016年5月に退職となってしまいました。

大和ハウスは、2011年にも労働時間の管理に関して是正勧告を受けていたにもかかわらず、再びこのようなことが起きた…

それも、ノミネートの背景にあるようです。

ブラック企業大賞2017ノミネート9 ヤマト運輸株式会社

最後にノミネートされた企業は、あの有名な運送会社・ヤマト運輸です。

ヤマト運輸は、数多くの不祥事を起こしていて、

  • 2016年12月に、神奈川平川町支店のセールスドライバーに対し、残業代の未払いなどがあった
  • 2017年5月は、パート従業員の勤務時間改ざんと賃金未払いがあった

として、各支店が是正勧告を受けています。

これだけではありません。

2017年9月には、博多北支店のドライバーに残業時間上限を超える月102時間の残業を違法にさせたことで、法人と幹部2人が労働基準法違反の疑いで書類送検されています。

 

以上が、『ブラック企業大賞2017』にノミネートされた企業9社です。

国内最大手というような企業が多く、こういった大手企業を見せしめにすることで、その業界全てに環境の是正が広まっていくことに期待したいですね。

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まとめ

5年目を向かえる『ブラック企業大賞』、ついに2017年のノミネート企業一覧が発表されました。

大きな話題をさらったという意味では、NHKの起こした労災が大きいですが、いなげややゼリア新薬もなかなかにひどく、大賞はこの3社のうちのどれかだと予想しています。

また、2017年のノミネート企業を見ていると、一度勧告などをされていながら、再び労災を引き起こしてしまっているあたり、反省が見られていないのもよくないですね。

これで、ノミネート企業にブラック企業というイメージが広がり、イメージダウンすることでその企業が改心する…

そうなってほしい限りです。

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watari1

好きなもの:野球、アニメ・ゲーム、特撮 趣味:ゲームに没頭すること、文字書き 座右の銘:『なるようにしかならない』 何をどれだけ貯めていようと、命尽きれば人生は終わり。 終わってしまった過去も、何が起こるかわからない将来も、考えるだけ無駄ではないか? そう考えたことがきっかけで、それなら今を楽しむことだけ考えよう、を信念に日々を過ごすようになりました。 自分の興味関心のある出来事やニュースについて、偏屈者ではありますが、思うままに綴っていければと思っています。

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