雑学

ぼられるやぼったくりの言葉の意味と違いや由来をチェック!

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11月も末となり、だいぶ寒くなってきましたね。

年末が近づくと、夜の街に繰り出す機会も増えていきます。

そのような場所では、時折、

『ぼられる』

『ぼったくり』

と、あまり嬉しくない言葉を耳にします。

とくに、飲食店や大人のお店では、その傾向が強いようですね。

そこで今回は、『ぼられる』や『ぼったくり』の言葉の意味と違い、またその由来などを紹介していきましょう。

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『ぼる』『ぼられる』『ぼったくり』の言葉の意味や違い

ぼったくり

ぼったくり

ぼる、ぼられるやぼったくりという言葉の意味と違いを、一言で言いますと、

  • 法外な料金を要求すること = ぼる
  • 法外な料金を要求されること = ぼられる
  • 法外な料金を要求する行為そのもの = ぼったくり

となります。

もう少し詳しく書きますと、いずれもお店の不正行為です。

商品やサービスを、通常の常識的価格より大幅に高い金額でふっかけて、客を欺くこと

となります。

この法外な金額を要求することが『ぼる』で、されるお客さんからみると『ぼられる』となります。

その行為そのものを『ぼったくり』というわけですね。

この『ぼる』、『ぼられる』、『ぼったくり』が使われるのは、やはり飲食店や大人のお店の場合が大半です。

次に、そのいくつかのケースを紹介しましょう。

大人のお店

  • サービスの後で異常に高額な上乗せ料金の請求がある(キャバクラが多いとか)。
  • 知らないうちに、とんでもなく高額なボトルが入っている。
  • 延長確認を故意に遅らせ、強制的に延長としてしまう。
  • 前金を受け取ったにも関わらず、ろくなサービスもせずに客を追い出す。
  • サービスを受けるためには追加料金が必要と言って、法外な高額料金を請求(いわゆる『たけのこ剥ぎ』)。

このような被害を防ぐために、一部の情報誌では、

明朗会計でぼったくりのない店舗のみ

を優良店として掲載することがあるそうです。

飲食店

  • 店の外に料金表示をしない。
  • 店の外に料金表示をした場合でも、意図的に誤解を招く表示をしている。
  • 飲食費以外に法外なサービス料を請求する。
  • こちらが注文もしない高価な酒を、勝手に注文してしまう。

これらのぼったくり飲食店は、以前はスナックやキャバクラなどが多かったのです。

しかし最近では、居酒屋やガールズバーでも『ぼったくり』を行う店が増えたそうですよ。

これらの店では、店長やキャッチがおどしの罪や詐欺罪で告訴されたり、時には強盗致傷罪で逮捕されることもあったそうです。

また、ぼったくりと言えるか言えないかの境界線的な、

ほんの少しだけ高い、『プチぼったくり』

なんて、せちがらいぼったくりもあったりします。

飲食店・大人のお店以外でも、中には妙な職業でぼったくりはあります。

変わったところでは、

学習塾

にもぼったくりがあるそうですよ。

日本国外

日本の国外でもぼったくりはあります。

むしろ東南アジアあたりは

ぼったくりの本場

と言えるでしょう。

例えばベトナムでは、飲食店・大人のお店・通常の小売店・交通機関など、ほとんどの店舗でぼったくりは常態化しているようです。

これらの店舗では、いわゆる『値札』はなく、口頭での交渉で価格がきまります。

しかし、海外からの観光客には、その『相場』などわかるわけがありません。

そこで『相場』の数倍から数十倍の価格を、

「これが相場よ!」

と言ってぼったくる、というわけです。

この相場相当の価格のことを現地人の価格ということで『現地価格』と呼びます。

 

『ぼる』『ぼられる』『ぼったくり』の言葉の由来と語源

『ぼる』ですが、これは

  • 暴利を『むさぼる』の『ぼる』からきた
  • 『暴利』の変形で動詞化した
  • 1917年に発せられた『暴利取締令』にある『暴利』から

の3説があります。

『ぼられる』は、このぼるの受け身の形ですね。

この『ぼる』という言葉が、いつから使われるようになったのかは、定説がありません。

しかし、この『暴利取締令』は大正の米騒動の時に発せられた法令ですので、1917年(大正)以降からとみることもできます。

『ぼったくり』の方は、

  • 『たぐる』(手繰る)の、引き寄せる・無理やりひっぱるから
  • 『たくる』の奪い取る・ひったくるから
  • 『やらずぶったくり』の『ぶ』が『ぼ』に転用された
  • 上記の逆で、『ぼったくり』からぶったくりに転用された

などの諸説がありますが、これも定説はないようですね。

また、ぼる・ぼられる・ぼったくりの発生順は、

『ぼったくり』の短縮形として『ぼる』が生じた

動詞の『ぼる』から名詞の『ぼったくり』が発生した

という、まったく相反した2説があります。

これもどちらが正しいのかは、判断の難しいところです。

この『ぼられる』や『ぼったくり』には、似たような意味の言葉がいくつもあります。

あこぎ

漢字では『阿漕』と書き、

強欲でやり方がきたない

という意味になります。

これは三重県津市の『阿漕ヶ浦(あこぎがうら)』にまつわる伝説や歌に由来します。

その伝説は、

阿漕ヶ浦は伊勢神宮に供える魚を獲るための禁漁域でした。

しかし、阿漕の平次という漁師は繰り返し密漁を行っていて、ついに捕らえられてしました。

という内容です。

この伝説から、様々に転用され、ついには強欲でやり方が悪辣という意味になりました。

あざとい

これは、

『あざといやり方』

などと書かれますね。

その意味としては、

  • やり方が露骨で抜け目がない
  • あくどい
  • 小利口である
  • 思慮が浅い
  • あさはか

などの複数の意味があります。

この『あざとい』の由来はよくわかっていませんが、一説には関西の方言である

『あざる』(戯る)

を語源とする説があります。

足元を見る

意味は、

相手の弱点につけこむ

ということになります。

その由来は、昔の街道筋や宿場などでは、旅人の足元を見て疲れ具合を見抜き、それによって法外な値段を要求していたそうです。

疲れている客なら、少々高くてもしょうがないかと思い、その値段を支払ってしまうわけですね。

がめつい

この意味は、もはやしらない人はいないでしょう。

強欲そのものです。

これは菊田一夫さんの戯曲『がめつい奴』で一躍有名となり、その後すっかり定着しましたね。

『がめつい』には、『がめ』と『つい』にそれぞれ各説があり、その組み合わせによって数多くの説があります。

その一つの麻雀用語説では、

ドラ牌や風牌などをごっそりとため込み、あるいは大きな役をめざして、大勝を狙う

という意味で、『がめる』、『がめくる』という言葉があります。

その『がめ』からきた説です。

また、菊田一夫さんの造語である説もあります。

 

まとめ

『ぼる』『ぼられる』『ぼったくり』という言葉の意味は、

法外な料金を要求する・される

ということになります。

要求する方からいうと『ぼる』となり、される方では『ぼられる』わけです。

また、その行為が『ぼったくり』ですね

これらの言葉の由来は、諸説あって定説はありません。

しかし、『暴利』という言葉からきたとか、大正の米騒動の時の『暴利取締令』に由来するものがあります。

いずれにしても、これからの年の暮れには、この手のあこぎであざとい、足元を見るがめついやり方が多くなります。

みなさま、ご用心を!

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