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プロ野球の新人王の資格や条件とは?2017年の発表では批判炎上へ!

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プロ野球は、2017年のシーズンの年間表彰が11月20日におこなわれました。

その中で、新人王も発表されましたね。

とくに、ネット上を中心に批判炎上状態となったのが、セ・リーグです。

中日ファンの筆者としては、京田陽太選手が無事新人王を獲得したのでそれで満足なのですが、その筆者でも、1つ疑問に思った部分もありました。

これを見ると、一体新人王の基準とは、どこにあるのか疑問に思ってしまいますよね。

また、そもそもプロ野球の新人王は、一体何年目まで資格があるのでしょうか?

当記事では、プロ野球の新人王の資格・条件、さらには2017年のセ・リーグの新人王順位で批判炎上した理由も紹介していきます。

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プロ野球・新人王とは?

プロ野球

プロ野球には、タイトルの1つに新人王があります。

厳密には、最優秀新人という名前の選手表彰です。

いつでもいい成績さえ残せば取れるタイトルと違い、後ほど詳しく紹介しますが、新人王は1度しか狙う機会のないタイトル。

ある意味では、条件さえ満たせばいつでも権利のある年間タイトルや沢村賞といった表彰よりも貴重なタイトルかもしれません。

そんな新人王ですが、文字通り、

その年の最も優秀な新人選手を表彰する

という内容になっています。

また、記者投票という部分もポイントの1つ。

全国の新聞、通信、放送各社に所属していて、かつ5年以上プロ野球を担当している記者のみが1人1票の投票

が可能になっています。

記者は、その年の新人王資格該当者に投票するか、"該当者なし"での投票をし、一番得票数の多かった人が新人王になるわけですね。

そのため、あくまでもプロ野球担当記者による投票ですから、一般の意見とは異なった結果が出ることもあるわけです。

それが、2017年の結果で批判を招くことに繋がったのですが…。

さて、そんな新人王ですが、名前やどんな賞かを知ると、新人王はルーキーのみが対象だと思いますよね?

実は、プロ野球の新人王の資格・条件は、ルーキーだけではありません。

新人王はルーキーだけしか可能性がないわけではないのです。

続いては、新人王の資格や条件を紹介していきます。

 

プロ野球・新人王の資格・条件は?

プロ野球の新人王ですが、資格・条件などはあるのでしょうか?

実は、条件は細かく設定されていて、それゆえに1年目以外でも新人王の資格はあります。

プロ野球の新人王の資格・条件というのが、以下の通りです。

  • 海外のプロリーグ経験がない(例外あり)
  • 支配下選手に初めて登録されてから5年以内
  • 投手として、前年までの1軍の登板イニング数が30イニング以内
  • 打者として、前年までの1軍の打席数が60打席以内

この4つが、プロ野球の新人王の資格・条件です。

つまり、年数だけで言うなら、基本的には

5年目までの選手

に資格があるわけですね。

そのため、2016年の新人王では、3年目の日本ハム・高梨裕稔投手が受賞したわけです。

また、育成選手は例外なので、下手な話をすると、育成で5年過ごした後、支配下5年目で新人王を取ると、プロ野球10年目の選手が新人王ということもありえるのかもしれない…

ということになるのです。

ただ、そこからさらに条件があります。

5年目以内かつ、投手であれば前年までのイニング、打者であれば前年までの打席が一定数以下になっていなければならないのです。

つまり、1度候補として騒がれるようになったら、2度と受賞チャンスはないわけですね。

これは、全く1軍経験のなかった選手が、初めて1軍に長い間出場し、活躍するようになった…

その場合は、ある程度活躍した人に再びチャンスがあるのは実力差や経験から不公平!という意味合いもあるのでしょうね。

また、プロリーグでの活動がなければ対象になるので、実は…

2014年に横浜DeNAでプレーしたユリエスキ・グリエル選手にも新人王の資格があった

ことになるのです。

キューバリーグは社会主義国家である関係上、アマチュア野球なのでプロリーグ扱いにならず、そのため日本プロ野球がプロリーグ1年目だったわけですね。

 

しかも、実はこの新人王…連盟の裁量で特例が認められるケースもあったりします。

たとえば、マイナーリーグ経験のある選手でも、ドラフト会議経由で入団した場合は新人王の資格が認められるため、元オリックスのマック鈴木投手に新人王の資格が認められたことがありました。

最近だと、2007年に巨人に育成契約で入団したオビスポ投手が、2009年に新人王の資格を認められた特例ケースもありますね。

オビスポ投手は、外国のマイナーリーグ経験があり、新人王の資格はないはず。

しかし、

即戦力としてではなく将来性を期待されての育成入団という点を考慮し、連盟の裁量で認められた

という経緯があったのです。

何だかややこしいものですね。

ちなみに、新人王の資格はこのように定められていますが、成績の基準は決まってはいません。

それゆえ、記者投票でもバラけることがあり、この結果が、2017年の新人王の結果発表で批判されることとなってしまったのです。

 

2017年のセ・リーグ新人王で批判炎上の理由は?

京田陽太

2017年の新人王、とくにセ・リーグは、

  • 中日・京田陽太選手
  • 横浜DeNA・濱口遥大投手

の一騎打ちになり、接戦になるのではとファンの間では予想されていました。

そして、結果は京田陽太選手が200票を超える得票数で新人王を獲得!

中日ファンの筆者からしたら、CSは下位3チームの選手に不利ですし、規定打席にも到達している面を考慮して京田陽太選手が取るべきだと思っていたのでこれは嬉しかったですね。

ただ、2016年のパ・リーグのような、得票数が接戦になると思っていただけに、圧倒的得票数で京田陽太選手が新人王を獲得できたのは驚きでした。

…が、実は、ここで驚くのはまだ早かったのです。

なんと、2017年のプロ野球セ・リーグ新人王の得票数が…

京田陽太選手 208票

大山悠輔選手 49票

濱口遥大投手 27票

西川龍馬選手 1票

該当者なし 1票

となったのです。

まさかの阪神・大山悠輔選手が2位という結果に!

これには筆者だけでなく、プロ野球ファンも驚きの声が挙がり、とくに横浜ファンからは批判が殺到…

「京田は納得だけど、どうして規定に大きく足りてない大山が2位なんだ?」

「記者投票って、これデイリーの組織票だろ?」

「無記名投票をやめさせろ」

「濱口の字が難しいから簡単な大山にしたのか?」

など散々な批判で炎上…

確かに、筆者としても、大山選手の2位というのは、大半が阪神の大本営紙であるデイリーの記者が多数いたのではないかと疑ってしまう結果ですね。

京田選手は規定打席に到達、さらには1度も戦線離脱することがなく1年を通して活躍し、打率.264、23盗塁で、ルーキーではセ・リーグ歴代2位となる149安打をマークするなど、他の候補に一歩リードしていました。

そしてライバルとされた濱口投手は、規定投球回には到達しなかったものの、22試合 10勝6敗 防御率3.57など、十分な成績を残したはず…

確かに、CS進出がかかった大一番という時期に何度か大崩れをしたり、6回以降にコントロールが乱れがちな部分もありましたが…

それでも、中日ファンの筆者でも、大山選手よりは明らかに濱口投手の方が新人王では優位に立っているだろうと思えたのです。

2位になった大山選手はというと…

75試合 198打数47安打 打率.237 本塁打7 出塁率.309

という成績です。

  • 22試合 10勝6敗 防御率3.57
  • 75試合 198打数47安打 打率.237 本塁打7 出塁率.309

この2つを比べると、成績的には明らかに上の方が適しているように思えますよね。

これも、

新人王というタイトルが記者投票で、資格以外の基準がない

という部分の弊害だと思います。

新人王は、資格こそ決められていますが、沢村賞のように、受賞者の成績である一定の基準というものはありません。

成績基準がないからこそ、2017年の新人王は、在阪紙を抱える阪神に組織票が行ってしまうのでは?とさえ感じられる結果になってしまったのです。

こういった新人王の議論を見るたびに、筆者は思うことがあります。

それが…

投手・野手部門に分けるべき

ということです。

そもそも、新人王の成績基準が決められないのも、新人王が投手・野手ごちゃ混ぜになっているからでしょう。

投手にとっての10勝が、野手にとってのどんな成績に該当するのかなど、比べることは正直なところ不可能です。

これが投手部門・野手部門に分かれれば、ある程度の基準を定めることもできますし、記者たちも投票がしやすいはず…

基準を設けるのは無理にしても、投手・野手では全く性質が異なるので、せめて部門を分けるべきでは?

そう思わせた、2017年の新人王問題でした。

ただ、連盟から送られる『新人特別賞』という特別表彰があり、これを受賞。

この『新人特別賞』は、

最優秀新人に選ばれた選手以外にも、新人王に相応しい選手がいた場合に表彰されることがある

賞なので、連盟としても、濱口投手が新人王にふさわしい存在であり、ある意味野球ファンの意見を形にしたもの…

なのかもしれないですね。

 

まとめ

プロ野球の新人王について、資格などを紹介しました。

実は、新人王はルーキーだけが取れる賞ではないんですね。

支配下から5年目以内で一定の打席・投球回以下ならば、誰でも資格があるというのは、驚いた人も多いのではないでしょうか?

また、投手・野手ごった煮の記者投票なため、2017年のように、在阪紙の組織票を疑う結果が出てしまうこともあります。

こういった問題も起こることもあるので、今後、投手・野手部門に分けたり、記者の氏名公表制にするなどの改革が必要なのではないか…

新人王については、まだまだ課題もありそうだと思わされますね。

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