リオ五輪世代の1人として、10代の頃から期待されていた、サッカー日本代表・南野拓実選手。
とくにドイツに移籍してからの活躍は目まぐるしいです。
国際Aマッチだけを見ても、2018年での起用が多く、それだけ期待値が急上昇…。
また、セレッソ大阪に所属していた頃よりも、遥かに注目度が高まり、ネット上でも、
- 年俸
- ゴール数
- 成績
- プレースタイル
と気にするファンが増えているように思います。
そこで、本記事では、南野拓実選手の年俸やゴール数(成績)、プレースタイルまとめていきたいと思います。
南野拓実のプレースタイルや経歴

南野拓実
2015年1月より、FCレッドブル・ザルツブルク(オーストリア)でプレーしているサッカー日本代表・南野拓実選手。
2007年の中学入学と同時に、セレッソ大阪U-15へ加入し、目まぐるしい活躍とともに、2012年にセレッソ大坂のトップチームへ昇格。
当時は、
- 香川真司選手(現在:ドルトムント所属)
- 乾貴士選手(現在:レアル・ベティス所属)
- 柿谷曜一朗選手(元バーゼル所属、現:セレッソ大阪所属)
の後継として期待された選手でした。
しかし、当時のセレッソ大阪は、チーム事情が安定せず、J1リーグ戦でも浮き沈みが激しかったです。
しかも、2014年は、J1タイトルを目指すべく、ウルグアイの英雄とも言われた、ディエゴ・フォルラン選手が加入するも、3度目のJ2降格…。
良いときはACL圏内を争うチームとして結果を出すも、一つ歯車を狂わせると、チームを降格へと転落させてしまう…
さすがに、そのようなチームに居ると、なかなか、日本代表から呼ばれることは難しいでしょう。
そのため、優秀なポテンシャルを持っていても、世間では、南野拓実選手はあまり目立たぬ存在だったのだと思います。
もちろん、サッカー通(特に関西のサッカーチームのファン)の間では、彼は有名でした。
南野拓実を世間が認めた時期
ただ、世界中で名を轟かせたのは、やはり、FCレッドブル・ザルツブルクに所属してからだと思われます。
後ほど、彼の通算成績も紹介しますが、
- 2015-16シーズンの10ゴール
- 2016-17シーズンの11ゴール
というゴール数は、南野拓実選手が十分に海外を相手に対等に戦えることを証明しています。
特に、森保一監督が日本代表監督に就任してからは、中心選手の1人として期待を寄せられ、度々日本代表に呼ばれています。
南野拓実のプレースタイル
さて、簡単に南野拓実選手のことを紹介した上で、彼のプレースタイルにも触れていきましょう。
南野拓実選手のプレースタイルは、簡単にいうとドリブラータイプ。
主戦場は、両WG及びトップ下。
基本的にドリブルやスピードを生かして敵陣に切り込んでいくタイプです。
イニエスタ選手や香川選手のように、周りを生かしてプレーするタイプではなく、パス能力はそれほど高くはありません。
しかし、南野拓実選手は、ドリブルで相手をかわして敵陣に切り込みシュートで終える能力を持っています。
少しイメージは違うと思いますが、ロシアワールドカップ日本代表で例えるなら、原口元気選手のようなタイプと考えていいでしょう。
南野拓実の武器はスピード&ドリブル
原口選手と比較したら、スピードでは多少見劣りするかもしれません。
しかし、その分、ドリブルテクニックはうまいという印象を受けます。
間違いなく、今後、日本代表の中核として期待できる選手だけに、次のワールドカップが楽しみですね。
南野拓実のこれまでの成績
先程からお話している通り、間違いなく南野拓実選手は、将来の日本代表の中核になりうる選手です。
というより、既に中心メンバーとして期待も寄せられているわけですから、ほぼ間違いなく、次のワールドカップに選出されるでしょう。
少なくとも筆者は、これまでの彼の実績を見て、日本代表を変える重要なピースの一つと考えています。
何よりも、ドリブルとスピードで、局面を打開できる日本代表選手は、極めて少ないのが現状。
南野拓実は、日本代表では希少なタイプの選手
同じタイプの選手で、ロシアワールドカップメンバーといえば、さきほどの原口元気選手くらいと思われます。
宇佐美貴史選手や武藤嘉紀選手は、どちらかというと、パワーやテクニックで打開するタイプで、スピードを活かすとなると話は別。
ロシアで落選した久保裕也選手・中島翔哉選手が、スピードとドリブルで局面を打開できるタイプと考えています。
それだけに、彼らが、今後の日本代表を大きく変えてくれると楽しみにしているわけです。
南野拓実の戦績
さて、話を戻しますが、いくらスピードとドリブルでの打開力があっても、試合経験や実績が伴わなければ、全く話になりません
では、南野拓実選手の、これまでの実績を見ていきましょう。
セレッソ大阪時代
南野拓実選手のセレッソ大阪時代の成績は、以下のとおりです。
2012年(J1)
リーグ戦3試合、天皇杯2試合出場。
ゴール数1(天皇杯のみ)
2013年(J1)
リーグ戦29試合、カップ戦8試合、天皇杯1試合出場。
ゴール数8(リーグ戦5、カップ戦3)
2014年(J1):リーグ戦
リーグ戦30試合、カップ戦2試合、天皇杯3試合出場。
ゴール数6(リーグ戦、カップ戦、天皇杯共に2ゴールずつ)
苦悩が続いたセレッソ大阪時代…
以上が、セレッソ大阪時代(3年間)の、南野拓実選手の成績(ゴール数)です。
幸いにも、彼が所属した頃は、まだJ1に居続けることができていましたが、チーム同様、南野拓実選手も浮き沈みが激しく感じました。
特に、2014年は降格することにもなっただけに、いろんな意味で噛み合わなかったことでしょう。
ザルツブルグ時代(現在)
現在所属しているザルツブルグでの成績は以下の通り。
2014-15シーズン
リーグ戦13試合、オーストリア杯2試合出場
ゴール数3(リーグ戦のみ)
2015-16シーズン
リーグ戦32試合、オーストリア杯4試合出場
ゴール数12(リーグ戦10、オーストリア杯2)
2016-17シーズン
リーグ戦21試合、オーストリア杯5試合出場
ゴール数14(リーグ戦11、オーストリア杯3)
2017-18シーズン
リーグ戦28試合、オーストリア杯4試合出場
ゴール数8(リーグ戦7、オーストリア杯1)
2018-19シーズン
リーグ戦12試合出場、2ゴール。
CL(チャンピオンズリーグ)3試合出場、1ゴール。
EL(UEFAヨーロッパリーグ)4試合出場、4ゴール(内1試合、ハットトリック)
真価を発揮したザルツブルグ時代(現在)
以上が、ザルツブルグでの現時点までの成績です。
海外に渡ってからの方が、コンスタントに成績を残せている印象が強く、それゆえに、日本代表にも選ばれ、充実ぶりが伺えますね。
今後も、世界を相手にますます力をつけていくと思うだけに、将来が非常に楽しみです。
日本代表での成績・ゴール数
さて、日本代表での南野拓実選手ですが、2015年に2試合、2018年に3試合出場しています。
しかし、彼が挙げた4ゴールは、いずれも2018年のものです。
日本代表での活躍は、2018年に入ってからといって過言ではありません。
まだ年齢も23歳ですし、これからの選手なので、ますます力を付けて、日本代表に新たな風を吹かせてくれることを期待しましょう。
南野拓実の年俸
最後に、南野拓実選手の年俸にも触れていきたいと思います。
まず、セレッソ大阪時代の年俸推移は、
2012年:360万円
2013年:360万円
2014年:1,000万円
となっています。
やはり、日本国内では、よほどの実績が無い限り、それほど年俸は上がりませんね。
しかし、ザルツブルグに移籍してからは一気に年俸が上がっていきます。
2015年:2,500万円
2016年:3,000万円
2017年:5,000万円
2018以降(3年複数年契約):約1億3千万円(総額4億円)
と、大きく桁が跳ね上がってしまいました。
もちろん、南野拓実選手が、ザルツブルグで輝かしい結果を残したからこそ、年俸が上がっていることは言うまでもないでしょう。
ただ、たった数年でここまで年俸が上がるわけですから、やはり海外はすごいですよね。
今後、どこまで大物選手としての格を上げていくのか、いろんな意味で楽しみです。
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まとめ
サッカー日本代表の南野拓実選手は、ドリブルとスピードを生かして、局面を打開するタイプのサッカー選手。
残念ながら、ブラジル・ワールドカップでは落選してしまいましたが、ザルツブルグに移籍してからは、メキメキと成績を伸ばし、年俸も一気に1億円台へ…
それは、海外の猛者の中に入り、それでも結果を残してきたからこその結果です。
今後、日本代表でも中心選手として大活躍が期待できますね。
とくに、南野拓実選手のようなタイプは、日本代表にはあまりいないタイプなだけに、ぜひ新しい風を吹かせ、いい意味で、日本代表を変えてもらいたいものです。