音楽

米津玄師の楽曲『lemon』の歌詞の意味をわかりやすく解説!

投稿日:

『ビルボード HOT BUZZ SONG』で、長期にわたって上位にチャートする米津玄師さんの名曲『lemon』。

発売から半年以上も経過しているのに、これほどまで人気があるのは、やはり歌詞の世界観が独特だからほかないでしょう。

では、『lemon』という楽曲の歌詞に込められた意味とは、一体どんなことなのでしょうか?

一部では鎮魂歌(レクイエム)と捉えられていますが、その意味を気にする人もいるはず…。

なので、筆者の個人的見解も交えながら、本記事で、米津玄師さんの名曲『lemon』の歌詞の意味を、詳しくわかりやすく解説していきます。

アドセンス

スポンサーリンク

米津玄師の『lemon』は鎮魂歌(レクイエム)

米津玄師

米津玄師

代表曲の一つでもある『lemon』がリリース半年後も、ロングヒットを続けていると絶賛中のアーティスト・米津玄師さん。

これまでの数々の楽曲の中で、米津玄師さんは、哀しみ・切なさ・儚さ・もどかしさという人間の奥底に抱く悲哀な部分を描いてきました。

そして、その中で一つのストーリーとして展開し、前に一歩進むたくましさも紡ぎ、その独特の世界観が世間から絶賛され続けているのです。

『lemon』は一つの鎮魂歌(レクイエム)

さて、そんな米津玄師さんが描く現在の世界観の集大成的な楽曲が、TBSドラマ『アンナチュラル』の主題歌にも起用された『lemon』。

上記の記事でも紹介していますが、この『lemon』は、米津玄師さんが得意とする哀しみ・切なさ・儚さ・もどかしさが随所で散りばめられた鎮魂歌です。

人の命には様々な意味があり、大切な人との最期を迎える度に、色んな感情が湧き上がります。

人の感情

それは、先程から何度も語っている

  • 大切な人が逝った哀しみ
  • 大切な人を遺してしまったことへの切なさ
  • 人の命の儚さ
  • 大切な人を守ってあげられなかったもどかしさ

といった感情が当てはまります。

米津玄師も、『lemon』作成中に祖父と死別していた?

実は、米津玄師さんが、TBS『アンナチュラル』のテーマ曲として『lemon』を作り上げていた矢先、祖父が亡くなったそうです。

まさか、命をテーマとして楽曲を作り上げていた矢先に、大切な身内が突然亡くなるなんて、誰が想像できたでしょうか。

米津玄師さんはこの話をとあるインタビューで語られていました。

死生観のリセット

そして、それまで『lemon』に対して、注ぎ込んでいた

『死生観みたいなものもリセットされた』

ということも語っています。

結局のところ、ただ大切な人が亡くなって哀しいというだけの4分間になった、とインタビューでお話してくれました。

『lemon』は聴き手によって、歌詞の意味が変わる楽曲

ただ、筆者が受ける『lemon』に対する印象は、ただ哀しいで終わる楽曲ではないと思うのです。

詳しくは後ほど解説していきますが、聴き手によって、その意味合いがかなり変わってくるように思われます。

ある人は、単純に死別を哀しむ意味合いとして捉え、ある人は、死別による哀しみを乗り越えて、新たな人生を再スタートさせる意味に捉える…。

まさに、それぞれの状況下によって、意味合いが変わるからこそ、誰もが共感できるのでしょう。

突然やってくる最期

人の最期というのは、年齢や立場は一切関係なく、突然やってきます。

だからこそ、縁起が悪いとか、人の不幸を象徴するというような考えをせずに、この『lemon』を通じて、最期と向き合うきっかけにしてもらいたい。

哀しみ・切なさ・儚さ・もどかしさという感情が湧き上がる楽曲であり、同時に、命をテーマにした壮大な鎮魂歌(レクイエム)である。

少なくとも筆者はそのように感じ、米津玄師さんが得意とする世界観を醸し出した集大成と受け取っています。

ぜひ、それぞれの立場で、命に向き合いながら、米津玄師さんの『lemon』を聴いてみてください。

きっと、さらなるこの楽曲の醍醐味(素晴らしさ)が、心に響いてくることと思いますよ。

アドセンス

スポンサーリンク

『lemon』の歌詞の意味は変化する?

先程、『lemon』という歌詞には、命をテーマにして描かれた鎮魂歌(レクイエム)としての意味合いがあるとお話しました。

そのことは、紛れもない事実で、『lemon』を手がけた米津玄師さん自身が、インタビューで語っています。

ただ、一つ一つの歌詞の意味合いは、ただ死別して哀しいというだけでなく、いろんな意味合いが絡んでいるように思います。

そして、その絡み合った歌詞たちが、聴き手によって意味を変化させていくのだと感じているわけです。

では、ここからは筆者の目線を通じて、さらに掘り下げて『lemon』の歌詞の意味を解説していきます。

冒頭から、意味深な歌詞が…

「夢ならばどれほどよかったでしょう」

これは『lemon』の冒頭の歌詞なのですが、いきなりこんなフレーズが出てくるのは、結構レアです。

例えば、サビ、前サビ、2番の歌詞というのであれば、どんな曲でも当たり前のように使われるかと思います。

しかし、突然、なんの前触れもなく、

「夢ならばどんなによかったでしょう…」

と言われたら、普通驚きませんか?

この楽曲に登場する主人公には、どんな悲劇が訪れたとでも言うのだろうか?

そんな考えが、ふとよぎってしまうのです。

では、なぜこのようなフレーズからスタートしているのか?

それも前サビに使われた歌詞でも何でもなく突然に…。

命がテーマだからこそ冒頭の驚きフレーズ

その答えは、命がテーマとなっていることにあります。

ようは、大切な人が突然事故か何かで亡くなった状態から、『lemon』という楽曲の歌詞がスタートしているのです。

しかも、この主人公は大切な人を失い、絶望のどん底にいるというのです。

ただ、別れた人を思い起こすかのように物語が展開していく中、サビ前でこんなフレーズと出くわします。

『lemon』の世界観を変える超重要フレーズ

「きっともうこれ以上、傷つくことなどありはしないわかっている」

このワンフレーズが、冒頭のフレーズも含めていろいろ変化させてしまうのです。

  • 単純に別れたことが、これ以上にない不幸であると感じるケース
  • 死別そのものは哀しいが、これ以上傷つくことはないからと、自身を奮い立たせ再出発を誓うケース
  • 大切な人を遺して逝くため、「私に縛られないで生きていって…」と願うケース

などなど…。

いろんな意味合いとして感じることが出ます。

そして、その意味の変化は、聴き手によって全く異なり、ただの鎮魂歌(レクイエム)ではない何かを感じさせてくれるのです。

鎮魂歌(レクイエム)だからこそ紡がれる独特な歌詞(フレーズ)

後にこの歌詞の中で、

「苦いレモン」

「今でもあなたはわたしの光」

というフレーズが登場しますが、正直かなり意味深ですよね。

レモンの苦さは切なさ・儚さの象徴

まずレモンは、苦いものではなく甘酸っぱいもので、この表現は普通に生活していたら、まず出てこない表現です。

ただ、『lemon』のテーマは命です。

甘酸っぱいレモンが苦く感じるほど、命と向き合い、その切なさ・儚さを思い知ったと感じる…。

「今でもあなたはわたしの光」は、蜘蛛の糸?

また、

「今でもあなたはわたしの光」

という表現も、かなり奥が深いですよね。

単純に目標だとか希望とか言った意味合いで使うなら、『あなたが逝った後も私の光』というのは少し違うような気がします。

極端に言うと、良くも悪くも、主人公にとって別れた大切な人というのは、芥川龍之介の小説『蜘蛛の糸』に登場する蜘蛛の糸そのものなのです。

蜘蛛の糸は絶望の闇を照らす希望の光

『蜘蛛の糸』では、幾度も犯罪をかさね、地獄に落ちた主人公が、唯一蜘蛛を救ったことに釈迦が感銘を受け、一本の蜘蛛の糸を垂らしています。

物語では、地獄から這い上がろうと蜘蛛の糸をよじ登るも、後から落ちてきた他の罪人たちを退けようとしたため、糸が切れ、地獄へと舞い戻るのです。

小説の中ではバッドエンドで終わっていくわけですが、いずれにしても、絶望という深い闇の中に垂らされた希望の糸であることに変わりはありません。

米津玄師さんの『lemon』の中で登場する、「今でもあなたはわたしの光」とは、まさに蜘蛛の糸そのものではないだろうかと考えます。

100%絶望では人は生きられない…

100%絶望で生き続けることは、人間にはできないことだと思います。

もし、そんなことができるのであれば、今ごろ日本で自ら命を捨てる人が激減しているはずです。

しかし現実的に、闇に覆われ、心が折れたら人は生きていけなくなるわけで、その中に唯一の希望が蜘蛛の糸として垂らされていたとしたら…。

そのことを支えに人は生きていけるのだと思うのです。

『lemon』の歌詞は変化…

このような奥の深いフレーズとして、『lemon』の後半でいろんな変化をもたらしていく…。

だからこそ、聴き手によって感じ方や歌詞の意味合いが変わって捉えられるのだと思うのです。

それは2番の歌詞の意味を探ってみても同じことが言えます。

2番の歌詞のメッセージ

1番と異なり2番は、大切な人を遺して逝ってしまった人の目線で物語が展開します。

亡くなった人も、最期を迎え、深い哀しみを受けていることは同じです。

ただ、それ以上に、遺族を自身の最期によって哀しませ、さらに縛り付けてしまっている…。

そのことを絶望という深い闇の中で痛感させられてしまうのです。

だからこそ、

「私にこれ以上縛られないで…」

とメッセージを投げかけていくのです。

そんなメッセージが歌詞の節々に込められ展開されていきます。

『lemon』の歌詞の意味は、聴き手の状況一つで変わる

何度も言うように、『lemon』と言う楽曲は、それぞれの立場によって展開する命をテーマにした物語が綴られた楽曲です。

単純に捉えるなら、1番は最期への哀しみ、2番がその人からのメッセージと受け取ることができます。

しかし、聴き手によって歌詞の意味合いが変わる楽曲なので、1番・2番の意味合いが逆転して聞こえる場合もあれば、深い闇が助長される場合も…。

唯一変わらないのは命というテーマのみ…

唯一変わらないのは、命をテーマに描かれているというところだけ…。

そして、どのような立場の人が、どのような状況下で『lemon』を聴いても、その世界観が大きく壊れることがありません。

そのような言葉をチョイスし複雑に絡めながら、一つの物語として展開できているからこそ、米津玄師ワールドの集大成と言えるのです。

そして、そんな絶妙な歌詞の意味合いを持たせている米津玄師さんは、世間から天才と呼ばれているわけです。

 

『lemon』は命に向き合うための楽曲?

冒頭からお話しているように、誕生と最期は、年齢・性別・立場に関係なく、誰にも平等に突然やってくるものです。

それが望まれようが望まれなかろうが、関係なくやってくるからこそ、生まれてくることの喜びもあれば、最期への哀しみも生まれるのです。

正直なところ、最期というものをリアルに考えるのは辛い話です。

最期に対するネガティブな思考・ポジティブな思考

この世に、生を受けた人生そのものが終わってしまうわけですから、ネガティブに考え、避けたいと思うのは当然の話…。

ただ、近年『終活』をしている人が増えているように、命に向き合い、心の準備をすることへの考え方が変わりつつあります。

どんなに心の準備をしていても、最期が哀しみを与えることは事実…。

とはいえ、全く心の準備をせずに最期と直面することを考えると、そのダメージは軽減できるはず…。

なので、『lemon』を一つの鎮魂歌(レクイエム)として捉え、命に対していろいろ考えるきっかけにしてほしい…。

そのように思う次第です。

スポンサーリンク

アドセンス

 

まとめ

米津玄師さんの『lemon』という楽曲は、本人も語っているように、一つの鎮魂歌(レクイエム)であることに変わりありません。

ただ、歌詞一つ一つの意味合いを考えていくと、

  • 最期に直面して絶望する哀しみに打ちひしがれる人
  • 別れを経験しながらも、再出発を近い一歩進みだした人
  • 大切な人を現世に遺し、何かメッセージを伝えようとしている人

など、様々な状況下における人たちが、いろんな形で意味を感じ取れるように、巧みに言葉を紡いでいるメッセージバラードに聴こえます。

命というのは人類にとっての永遠のテーマです。

だからこそ、『lemon』を通じて、その意味合いを考えるきっかけにしてください。

アドセンス

アドセンス

あわせて読みたい

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

masayan

音楽・スポーツ観戦が大好きで、アーティストではJUJUさん・欅坂46など、スポーツではヴィッセル神戸(サッカー)にハマっています。 性格も猪突猛進タイプで、芸能・スポーツを中心に、幅広く思いがストレートに伝わるような、面白くためになる記事となるよう、心がけて執筆しております。どうぞよろしくお願いいたします。

-音楽

Copyright© My News23 , 2018 All Rights Reserved.