巨人の高橋由伸監督が辞任するとのニュースが飛び込んできました。
辞任のニュースは、昼ごろに各メディアが一斉に報道。
その後、辞任を伝える記事があらゆるメディアから一瞬で消え、誤爆か?と思わせたのですが…。
結局、高橋由伸監督は巨人を辞任することになりましたか。
しかし、長期政権を考えていた巨人にとって、ここで高橋由伸監督が監督を辞めるとなったら、後任監督を誰にするのでしょう?
早くも最有力候補が決まったとのことなので、当記事では、高橋由伸監督の辞任について、そして後任監督が原辰徳前監督になりそうな理由を紹介します。
巨人・高橋由伸監督が辞任を発表
2018年の巨人は、10月3日時点で4位。
このままいくと、2年連続でクライマックスシリーズ進出を逃すこととなります。
それどころか、巨人は現在低迷気味で、
- 若手は育たない
- 金でとってきた選手も役に立たない
という、どうしようもない状態…。
一応、岡本和真選手の覚醒という喜ばしい要素もありましたが、それ以外が全く進歩が見られなかった、そんな一年になった気がします。
そんな中、巨人の高橋由伸監督が辞任することを、山口オーナーが発表しました。
まだ公式戦が終わっておらず、チームはクライマックスシリーズ進出の可能性が残っている中での決断…。
3年契約の3年目、去就が注目されてはいましたが、まさかこのタイミングで発表するとは思いませんでした。
発表タイミングからもわかるように、巨人側がクビにしたということではなく、
高橋由伸監督が自ら申し出た
とのことです。
辞任理由は単純明快で、成績不振。
2018年10月3日に、高橋由伸監督から山口オーナーに、
3年間優勝から遠ざかっており、その責任を取りたい。
と伝えられたようです。
また、取材に応じた高橋由伸監督は、
優勝争いというところまでいけなかった。
勝敗については責任を負わなければいけないというのは常々あった。
と心境を語りました。
巨人ファンも、納得はしているものの、急な発表に驚きを隠せないようですね。
また、山口オーナーは監督だけの責任ではなく、フロントにも責任があるということで、鹿取GMも解任することを発表しました。
補強選手がマギー選手くらいしか役にたっていないことを考えれば、GMの責任が問われるのも当然です。
億単位のお金を使って呼んできた森福投手や野上投手は全然使えませんし…。
筆者も最初は驚きました。
が、筆者は巨人ファンではないので、このようなことを言えるのかもしれませんが、高橋由伸監督辞任を聞いた時、真っ先に思ったのが、
「ああ、これで巨人の呪縛から解放されるのか、本当にお疲れ様でした。」
という感想でしたね。
高橋由伸監督といえば、思えば本当に生まれたところが違っていれば…。
そう思わせる人でした。
もともとはサッカーをしたかったのに、兄と父のせいで野球をやることに…。
そしてその野球も、野村監督と相思相愛で、ヤクルトに入る予定だったのが、父の何十億という借金のせいで、肩代わりを条件に巨人を逆指名…。
親とはいえ、あまりに自分の足を引っ張るようなダメ人間なら見捨ててしまえばよかったと思うのですが、高橋由伸監督という人はあまりにも優しすぎました。
こうして、巨人の奴隷となった高橋由伸監督は、その後も巨人に振り回されることとなったのです。
まだ選手としてバリバリできていたのに、練習量も減らされる兼任コーチにさせられます。
その後は、次の年も現役続行のつもりで新しいバットまで注文した後だったというのに、
「監督をやれ」
と、原前監督の後任として監督業を押し付けられ、強引に現役を引退させられてしまったのです。
そんな中で監督をやれといわれても、無理な話ですよね。
若返りに失敗し、若手が育たないという原前監督の負の遺産を残したまま低迷期に入った巨人で、よくここまでやれていたなと思います。
監督経験もないので、采配がダメなのは当然でしょうし、その中でダントツ最下位にならず、クライマックスシリーズ争いを演じられる程度まで奮闘できたのは、上出来だったのではないでしょうか。
自分の夢を何度も諦めて、周囲に振り回され続けた高橋由伸監督…。
筆者としては、ようやく巨人の呪縛から解放されることを、素直に喜ばしいことだと思っています。
今後は巨人と関わらないで済むような、のびのびと自由な人生を送ってほしいですね。
こんなことを言うのもどうかとは思うのですが、高橋由伸監督が予定通りヤクルトに入団した時のifストーリーも、見てみたかったですね…。
原辰徳氏に後任監督就任を要請へ
高橋由伸監督自身としては、ようやく巨人から解放されるわけですが、巨人からすると、
「ただでさえ監督候補がいないのに、どうするべきか…」
と困ってしまいますよね。
高橋由伸監督の辞任を発表した際、後任監督について山口オーナーは、
難しい状況で引き受けてもらうので、経験、実績は必要かなと思う。
ジャイアンツの伝統を継承してほしい。
と語っていました。
つまり、
- 監督未経験者は考えづらい、もしくは最低でも1軍のコーチ経験がある人物になる
- 伝統を継承=生え抜きの人物を起用する
と考えることができます。
だとすると、もう
- 原前監督
- 斎藤雅樹投手総合コーチ
- 村田真一ヘッドコーチ
- 阿部慎之助選手
くらいしか候補がいないと思うのですが…。
そして、この中で監督経験があるのは、原辰徳前監督だけ。
ネット上でも、
「もしかしてまた原になったりしてね」
と、ありえないとは思うが、この条件に当てはまるのは原辰徳前監督しかいないのでは?
というような雰囲気になっていました。
が、あくまでも冗談交じりの予想。
さすがに3度目の就任になってしまう原辰徳前監督の可能性はないだろうという人が多く、筆者も同じくそう思っていたのですが…
なんと現在、
原辰徳前監督が最有力候補になっていて、シーズン終了後にも就任を要請する予定
との報道が…!
冗談交じりの予想が、まさか本当になってしまうなんて寝耳に水です。
このために、巨人はわざわざ原辰徳前監督に名誉職のポストを与えて、いつでも戻ってきてもらえるようにしていたのかもしれないですね。
原辰徳前監督といえば、巨人の監督を2度経験しました。
第1次原政権は2年しか続きませんでしたが、2006年からの第2次原政権は、なんと10年も続きました。
12年での成績は、
Aクラス11回、リーグ優勝7回、日本一3回
という素晴らしい文句なしの成績。
Bクラスが1回だけというのがすごいですよね。
唯一のBクラスは、全く駄目だった堀内監督から引き継いだ後の初年度ですし、そこから立て直して常にAクラスだったのは素晴らしいとしか言いようがありません。
それにしても、なぜ、後任監督が原辰徳前監督になったのでしょうか?
その理由ははっきりしませんが、やはり先ほど触れた山口オーナーの発言である、
- 実績・経験
- 巨人の伝統の継承
をしてくれる適任者が、原辰徳前監督しかいなかったからだと思います。
しかしあくまでも、まだメディアが報道しているだけで、巨人が正式に後任候補として発表したわけでもなければ、まだ要請すらしていない段階です。
ゆえに、理由がはっきりしないということなのです。
それに、忘れてはいけないのは、
あくまでも最有力候補となっただけなので、原辰徳前監督が要請を拒否することもありえる
ということ。
つまり、原辰徳前監督の就任が決定しているわけではなく、まだどうなるかはわからないのが現状です。
もしかしたら、繋ぎとして現在のコーチ陣の誰かが1年だけ監督を務めるというようなこともあるかもしれません。
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まとめ
巨人の高橋由伸監督が辞任することとなりました。
後任監督は現在未定で発表されていませんが、メディアの報道だと、原辰徳前監督が最有力候補で、シーズン終了後にも要請をするとのことですね。
しかし、巨人が直接発表したわけでもなく、そもそもまだ監督要請すらしていないので、原辰徳前監督が三度監督に就任するかどうかは不透明です。
これで拒否されたら、それはそれで笑ってしまいますね。
しかし、仮にこれで原辰徳前監督が就任しても、成績は伸びないような気がします。
なぜなら、今の巨人の低迷は、原政権の負の遺産によるものが大きいのですから…