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野球協約のプロ野球シーズン打ち切りルールを解説!選手の成績はどうなる?

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プロ野球はもう終盤ですが、2018年のシーズンは、ちょっと大変なことが起きています。

その渦中にいるのが阪神タイガース。

2018年の阪神は西日本豪雨で広島3連戦が中止、。

さらには台風21号の影響で、しばらく試合ができないなど、悪天候によって試合のできない日が多く続きました。

それに加え、今後も天気が不安定な日が続くため、もしかすると試合が消化しきれずに、シーズン打ち切りという結果になるおそれが出てきたのです。

シーズン打ち切りとは、一体どういうことなのでしょうか?

当記事では、プロ野球のシーズン打ち切りになるルールについて解説していきます。

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2018年の阪神タイガースはシーズン打ち切りの可能性!?

プロ野球のシーズンは終盤戦。

セ・リーグは3位争いが白熱していて、なんと3位~6位まで全てにクライマックスシリーズ進出の可能性が残されているデッドヒートが繰り広げられています。

そんな中、1つ問題が発生しているのが、阪神タイガースです。

2018年の阪神は、非常に不運が続きましたよね。

災害ではない雨天中止も多かったですし、それに加えて西日本豪雨被害の影響で、広島とのカードは3連戦まるまる中止になりました。

さらには、台風21号が関西を襲った影響でも試合が中止に…。

ただでさえ雨天中止が多かったのに、

西日本豪雨+台風

という、ダブルパンチによる追撃まで食らってしまい、残り日程と試合数がかなり厳しくなってしまったのです。

既に阪神は、2018年9月26日から14連戦という地獄の日程が組まれています。

 

14連戦というだけでも阪神にとって地獄の日程です。

これに追い打ちをかけるように告げられる残酷な残り日数…。

なんと、阪神は、

順位決定までの空き日が残り2日

になってしまったのです。

これにより、あと3日以上試合が中止になってしまうと、

阪神(と残りのカードが組まれていたチームは)全ての試合を消化しないまま順位が確定

という珍事態が発生。

日程さえ空けば、クライマックスシリーズの裏で試合をすることになります。

なので、混セとなっている現状を踏まえると、

最終結果が最下位のチームがクライマックスシリーズ出場

という、これまた珍事態が起こる可能性も…。

2018年9月20日の試合日程終了時点では、セ・リーグは

3位~6位までが1ゲーム差

という大混戦!

とくに、阪神との残り試合4試合が、すべて屋外という巨人と横浜、そしてどちらとも戦う阪神にとっては、

中止された試合さえできていれば、順位が変わったかもしれない

というクライマックスシリーズ進出の結果を左右する死活問題となります。

この3球団のファンからすると、心情は穏やかではないでしょうね…

 

さらに、場合によっては

場合によっては試合未消化のままシーズン打ち切り

という結果になってしまうのです。

しかし今のセ・リーグはクライマックスシリーズ進出争いが激化している状態ですし、かつ残り試合に個人成績のタイトル争いまで絡みます。

下手に試合を打ち切りにしてシーズン終了…。

というわけにはいかないのです。

無情にも、このところ天気が不安定で雨も多いですが、これらの事情を考えると、多少の雨でも雨天決行するしかなく…。

実際に2018年9月20日の阪神-広島戦は、

  • 雨の影響で1時間9分遅れで試合開始
  • 雨で途中、1時間14分の中断

通常であれば確実にノーゲームになってもおかしくない状況だったのです。

しかし、先述の理由から強引に試合をやるしかなく、試合が終わったのは、

日付が変わってすぐの0時3分

という結果になったのです。

筆者も、この謎の試合決行については

「ここまで酷い雨でも決行するなら、この日に比べればまだ軽かった横浜戦(8月31日)をどうしてノーゲームにしたんだよ…」

と、0時過ぎに試合が終わったと聞いた際に思ったほどです。

9月20日の試合が最後までおこなわれたわけですから、残り試合のことを考えたら確実に8月31日はノーゲームにする理由がなかったと思いますね。

(9月20日の試合も中止になっていたら8月31日の件もまた思うことが変わってきますが。)

内容がスカスカの4月に、もっと試合を組み込めばいいと思うのですが、こればかりはNPBの日程の組み方が愚かであるとしか言えません。

開幕が1週間ほど早いだけなのに、日本より20試合以上多くのシーズンを消化しきれるリーグもあるわけですからね。

災害が絡んだとはいえ、2018年の阪神の日程については、NPBの日程の組み方がどれほど下手かというのが露呈した一件だと思います。

 

NPBの野球協約で試合打ち切りのルールはある?

なぜシーズン打ち切りという可能性が生まれてしまうのか?

その理由を調べるため、野球協約を見てみることにしました。

野球協約は、正式名称を『日本プロフェッショナル野球協約』といい、プロ野球のあらゆる部分に関するルールをまとめたものです。

この野球協約では、第17章で、プロ野球の1シーズンの試合についての規定を定めています。

まず、日程終了について定めてあるのが以下の部分です。

第155条 (年度連盟選手権試合シーズン)

セントラル野球連盟及びパシフィック野球連盟の年度連盟選手権試合は、毎年10月10日よりその年の10月20日までの期間内に終了するものとする。

なお、その年度の最終試合日は、試合回数の決定とともに、毎年2月第2周までに実行委員会において決定される。

これに則るため、シーズン途中で打ち切りになってしまうということがあるんですね。

 

ちなみに、現在の阪神の状況をふまえ、順位に関わるカードの場合は、ダブルヘッダーの要請もしているとのことですが…。

今の野球協約でダブルヘッダーはどう定義されているのでしょうか?

ダブルヘッダーについての項目も調べてみると、1つ見つかりました。

第161条 (1日に行う試合の相手球団)

年度連盟選手権試合において、ある球団のチームが1日に行う試合の相手チームの数は、1球団に制限される。

ただし、コミッショナーにより、特に認められた場合に限り、1日に2球団のチームを相手として試合をすることができる。

野球協約だと、原則としては1日1試合で、ダブルヘッダーは認められていません。

が、コミッショナーが許可した場合のみ、1日に2球団と対戦することができるというルールになっているんですね。

そして、今のセ・リーグが置かれている状況は、全てが消化試合というわけではなく、阪神も含め、下位4チームが残りのクライマックスシリーズ進出枠を狙うという、低レベルな激戦状態になっています。

残り試合でゲーム差が開けば、ダブルヘッダーにはならないかもしれません。

しかし、10月に入っても今のような混戦状態が続くと、ダブルヘッダーの可能性も十分にありえるということですね。

 

阪神がシーズン打ち切りになる条件とは?個人成績はどうなる?

シーズンが打ち切りの可能性とは言いますが、シーズン打ち切りとは、一体どういうことなのでしょうか?

2018年の阪神が、シーズン打ち切りになる条件について説明してみたいと思います。

 

例えば、今後も試合中止が相次いで、6試合が中止、かつ阪神がクライマックスシリーズ進出を果たした未来を想定しましょう。

まず、

  • 予備日になっていた9月25日
  • 予定のない10月10~12日
  • クライマックスシリーズ1stステージの予備日である10月16日

に追加試合が入ると思います。

(9月21日現在では10月9日が最終戦になっているため。)

これで5試合が消化できますが、1試合が残ってしまいました。

そして仮に、阪神が2勝1敗で1stステージを勝ち進み、ファイナルステージに進出したとします。

阪神がファイナルステージに進出するとどうなるか?

まず、試合はクライマックスシリーズが優先されるため、

  • 1stステージの10月13日~15日(2連勝で勝ち進んだ場合は15日は空き日になる)
  • ファイナルステージの10月17日~22日

は、日程が空きません。

これらすべての条件を満たした場合は、

1試合だけ全日程終了の10月20日に間に合わない

ことになります。

この1試合は開催ができず、これがつまり、シーズン打ち切りにつながるというわけです。

 

ここまで見てもらえればわかるとは思いますが、シーズン打ち切りになる条件が、

  • 阪神が残り6試合以上中止になる
  • ダブルヘッダーがおこなわれない
  • 阪神がクライマックスシリーズに進出する
  • 阪神の1stステージの結果が2勝1敗になるor広島との試合が残った状態で2ndステージがおこなわれる

この4つ全てを満たした場合なので、シーズン打ち切りになる確率は

非常に低い

と考えても大丈夫です。

 

ただ、世の中何が起こるかわかりません。

もしシーズン打ち切りが起きてしまったら…?

当然ながら、やるはずだった試合はおこなわれなかったのですから、その試合はなかったものとみなされます。

順位に影響するのはもちろんのこと、個人成績にも大きく響いてきます。

個人成績も143試合に満たない分の成績しかないわけで…。

たとえばですが、3試合も打ち切りになろうものなら、個人成績に大きく影響してきますよね。

3日もあれば、毎日出場する野手の場合、調子の良し悪しで打撃成績が大きく変わります。

3日分の打撃成績があれば、タイトルを獲得する選手が変わっていた可能性も…

普通に考えれば、不公平です。

タイトル争いという個人成績も背景にあるため、仮に順位が確定していたとしても、試合を簡単に打ちきることはできないのです。

 

さて、こうして、プロ野球界の各所で騒がれているシーズンの打ち切りですが、過去には例があったのでしょうか?

実は過去に何度かシーズンが打ち切りになったことがあり、仮に2018年にシーズン打ち切りになると、

65年ぶりの事態

になるのだそうですよ。

実際に打ち切りとなった65年前のシーズンは、どんな背景があって打ち切りになったのでしょう?

 

遡ること65年前の1953年。

この年のシーズンが打ち切りになった原因は…

実は、巨人のせいでした。

1953年に打ち切りになったのは、

読売ジャイアンツ - 国鉄スワローズの5試合

です。

なぜ打ち切りになったのが巨人のせいなのかというと、実はこの年、巨人はのんきにアメリカでキャンプをしていたのです。

ただキャンプをするだけなら、"のんきに"とは言いません。

のんきにと言ったにはちゃんと理由があり、なんと巨人は

3月28日にシーズンが開幕したのに、帰国が4月4日、初戦が10日

という、まさにのんきとしか言いようのない大遅刻をしたのです。

加えてこの年は、日本シリーズ終了後、メジャーリーグ選抜、そしてサンフランシスコ・ジャイアンツとの日米野球がおこなわれるために日程がカツカツ…

そのカツカツぶりは、

第3戦が引き分けだったため、もし第7戦を終えて3勝3敗だった場合、第8戦が11月に開催予定だった

と言えば理解できるかと思います。

なので日本シリーズを遅らせることもできず、それに加えて巨人が大遅刻をしたこともあって、

5試合の結果でもシーズンの最終順位が変動しないことから、5試合の打ち切りが決定

となり、シーズン打ち切りになりました。

 

その2年前の1951年にもシーズン打ち切りになっていて、この年は打ち切りの規模が過去最高になりました。

日米野球が急遽組まれた影響で日本シリーズが繰り上がってしまい、全チームの試合日程が消滅…。

打ち切りになった試合は、阪急が24試合、近鉄が22試合など、合計で

  • セ・リーグ34試合
  • パ・リーグ62試合

という驚きの数字。

これまでのシーズン打ち切りは、どちらかというと1カードの打ち切りという生易しいレベルでした。

1951年の場合は、全チームが日程を消化しきれないという、文字通り、シーズンそのものの打ち切りだったのです。

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まとめ

プロ野球には、ごくまれに全日程を野球協約で定められた日までに消化しきれず、シーズンが打ち切りになることがあります。

過去には、両リーグ合わせて100試合近くを残して打ち切りになる事例もあったほど…。

シーズン打ち切りになってしまうと、順位はもちろん、個人成績やタイトル争いにも大きく響きます。

できれば、打ち切られないような日程を組んでほしいものですね。

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watari1

好きなもの:野球、アニメ・ゲーム、特撮 趣味:ゲームに没頭すること、文字書き 座右の銘:『なるようにしかならない』 何をどれだけ貯めていようと、命尽きれば人生は終わり。 終わってしまった過去も、何が起こるかわからない将来も、考えるだけ無駄ではないか? そう考えたことがきっかけで、それなら今を楽しむことだけ考えよう、を信念に日々を過ごすようになりました。 自分の興味関心のある出来事やニュースについて、偏屈者ではありますが、思うままに綴っていければと思っています。

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