言葉の意味・語源・由来

台風の名前の由来とは?日本とアメリカの付け方・決め方をチェック

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8月~9月は『台風』の襲来が多く、テレビ、気象情報から、目が離せない期間が続きますね。

そんな私たちの生活、暮らしに様々な影響を与える台風ですが『台風の名前の由来』や『台風の名前の付け方・決め方』を知っていますか?

もしかしたら、知らない人が多いかもしれません。

そこで今回の記事では・台風の名前の由来・日本とアメリカでは名前の付け方、決め方に違いがあるのか。

この2つを紹介していきたいと思います!

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台風の名前の由来や語源とは

台風

台風

台風の由来は諸説あります。

古代ギリシア神話に登場する、

テューホーン(Typhos)という怪物が由来

という説。

この怪物は、ギリシア神話の中でも最大、最強の存在で、『台風』という表現を表すのに、ベストな存在だったようです。

 

次に、インド~ヨーロッパ諸国で使われる

ペルシア語で『嵐』を表す言葉

が、徐々に東に伝わってきて『颱風』(たいふう)と呼ばれるようになった説。

 

さらに、中国の南シナ海に面している、

広東省の言葉では 南、東の方角からの風を『台风』(たいふん)

と呼ぶことがあり、この『台风』(たいふん)が、西洋に伝わり、先ほど紹介したギリシア神話のテューホーン(Typhos)の影響を受けて、また東洋に戻ってきたという説。

 

最後に、

沖縄の蔡温さん(政治家)が作った言葉

という説。

 

4つの台風の由来を見ていると、すべて外国から伝わってきた言葉のように思えます。

それでは、日本では、『台風』の事をどのように、表現していたのでしょうか?

 

過去にさかのぼると、日本では元々『台風』という、呼び方はされていなかったんです。

年代によって台風を表す言葉、表現が違うので1つずつ紹介していきます。

平安時代の台風に由来する言葉

平安時代・中期の11世紀(西暦1001年~1100年)に作られた有名なお話『枕草子』『源氏物語』に登場する言葉で

野分(のわき、のわけ)

と表現されています。

『野分』の意味は、

野原に風が吹いてきて、2つに分ける

という描写を言葉にしたもののようです。

『野分』という言葉自体は、本当は『暴風』という表現を指すものです。

台風という言葉を直接表すものではありませんでした。

しかし、台風という言葉がなかったので、最も近い表現が『野分』だったのです。

江戸時代の台風に由来する言葉

時代は進み、江戸時代(西暦1800年頃)に伊藤慎蔵さん(欄学者)がオランダの気象学書を翻訳し、日本初の気象学書を生み出しました。

その本の中に、台風を表す言葉として

『颶風』(ぐふう)

『強く激しい風』

という意味の、中国の台風の表現にならった言葉遣いが残されています。

明治時代の台風に由来する言葉

その後、明治時代初期に(1868年~1912年)台風を表す言葉として

タイフーン

大風(おおかぜ)

と表記され、明治時代末期ごろ、岡田武松さん(気象学者)が、

颱風(たいふう)

という言葉を作りました。

そして最終的に長い年月をかけて、1956年に現在使われている『台風』という形になったのです。

 

日本とアメリカでの台風の名前の付け方・決め方

台風

台風

日本での台風の名前といえば、台風16号とか、17号ですよね。

日本と比較してアメリカでは『ハリケーン』をカトリーナ・サンディなど、人の名前で呼びます。

これらの違いを詳しく説明しましょう。

 

ちなみに台風とハリケーンの違いは、

発生場所風速

になっています。

台風

風速17.2m/s以上の熱帯性低気圧。

東経180度から見て西側の北大西洋上に、位置するもの。

ハリケーン

風速33m/s以上の熱帯低気圧・東経180度から見て、東側の北大西洋上に位置するもの。

簡単に説明すると、

世界地図を真ん中から分けて北大西洋(海)の、左右のどちらかに位置すか

ということですね。(風速の違いもありますが)

日本における台風の名前の付け方・決め方

日本の気象庁では、

1月1日から数え始めて、1番最初に発生した台風を台風『第1号』

と名付けます。

その後、台風が発生するにしたがって、数が増えていくだけという、簡単な数え方です。

そして、台風として番号が付けられたものが、途中で勢力が弱まり、熱帯低気圧になり、そのあと再び勢力を上げて、また台風になった場合は、最初の番号と同じ名前が付けられます。

一応、1号、2号ではなく、和名もありますが、それは一般的ではないので、ここで省略しましょう。

アメリカにおけるハリケーンの名前の付け方・決め方

先程紹介した通り、アメリカに被害をもたらすハリケーンは、『カトリーナ』『サンディ』など名前で呼ばれます。

どうして、日本とは違い『名前』で呼ばれるのでしょうか?

その理由は、ハリケーンの一つ一つを勢力、進路をしっかり理解し、把握しやすくして、避難者に正確で有力な情報を教えるためでした。

確かに、日本のように番号だと、どれがどれだかわかりにくいです。

ハリケーンは台風よりも規模、被害が桁違いなので、できるだけ分かりやすく名前で呼ぶことの重要性は理解できます。

そして、ハリケーンの名前は女性の名前ばかりですが、実は男性の名前も使われています。

以前は、ハリケーンに女性の名前ばかりをつけていましたが、男女平等の思想の広がりで、

男性と女性の名前を交互に名付けられるようになったのです。

ちなみに、名前の選び方は1月1日から数え、Aからはじめ、A、B、Cと名前をかえていき、それが男女交互に名づけていくようです。

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おわりに

『台風』という一つの言葉にも外国からの影響、昔使われた言葉の変化など、いろいろなストーリがあるのは面白いですね。

どんなものにも歴史がありますが『台風』という言葉にも、こんなに長い歴史があることには驚きです。

最後になりますが、日本では近年台風を含めた自然災害による被害が深刻化、自然災害に対する知識をつけることが重要な時代になってきています。

災害に対する物資の備蓄、避難経路、避難場所の確認、防災意識を高く持つことなどが大切な人・家族・自分の命を守るために大切なことです。

この記事を見たことをきっかけに、今一度、自然災害への備えは万全か確認してみてください。

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watari1

好きなもの:野球、アニメ・ゲーム、特撮 趣味:ゲームに没頭すること、文字書き 座右の銘:『なるようにしかならない』 何をどれだけ貯めていようと、命尽きれば人生は終わり。 終わってしまった過去も、何が起こるかわからない将来も、考えるだけ無駄ではないか? そう考えたことがきっかけで、それなら今を楽しむことだけ考えよう、を信念に日々を過ごすようになりました。 自分の興味関心のある出来事やニュースについて、偏屈者ではありますが、思うままに綴っていければと思っています。

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