時事

サマータイム制度のメリットとデメリットを紹介!ネットの評判は炎上!

更新日:

皆さんは覚えていますか?

オリンピックのためにサマータイムを導入する

という意味の分からない導入方法をとろうとして、炎上したことがありましたよね。

結局、このサマータイム導入は断念されることとなったので、実に喜ばしいことです。

それにしても、サマータイム導入には何かメリットがあるのでしょうか?

当記事で、日本で導入しようとしているサマータイムについて、メリットやデメリットをまとめてみました。

アドセンス

スポンサーリンク

評判炎上で東京五輪でのサマータイム導入を断念

もはや現状、国民にとって害悪でしかない2020年の東京オリンピック。

このオリンピックは、エンブレム問題や予算問題から始まり、ボランティアなど実に多くの問題を抱えていますよね。

その問題の1つだったのが、サマータイムです。

事の発端は、オリンピック関連で何かと問題を起こしている森喜朗五輪組織委員会会長でした。

森喜朗会長は、政府に対してサマータイム導入を要請。

政府・与党はこれに対し、国民生活に直結する問題のために、『サマータイム』を超党派の議員立法を目指す方向で検討をした…

当然ながら、国民からは批判が殺到し、このサマータイム導入は炎上状態にまでなりました。

 

その結果、東京オリンピックでのサマータイム導入は、遠藤利明五輪担当大臣が、

「気持ちとしては(20年までに)導入したいが、システムの問題や世論の反応から物理的に難しい。」

「半年や1年で(論点を)整理できるわけではない。」

と、早々に断念する旨の発言をし、

サマータイム導入は断念

されることになりました。

何もわかっていない政治家の意見が通らなかったのは、とても喜ばしいことですね。

 

そもそも、実はサマータイムの導入をしていたEUが2018年になって、

サマータイムの廃止を検討し始め、8割ほどが廃止に賛成している

という、時勢としても、サマータイムはよろしくないものだ、という認識が高まっていたんですよね。

サマータイム導入地域のEUが廃止を検討している…。

そんな時期にサマータイム導入を検討するなんて、日本は空気が読めないにもほどがあります。

 

このように国民からの反対が相次ぎ、炎上状態になったサマータイム…。

導入を断念せざるを得なかったのには、与党内から反発が強かったのも影響しているみたいです。

やはり、突然のサマータイム導入検討ですから、政治家の中でも意見が分かれるのは当たり前でしょうね。

質疑内では、

五輪のためというのは筋が悪すぎる。

来年は改元のシステム改修が必要で、導入すればエンジニアがパンクする。

と4人中3人が反対するというアウェー状態に…。

 

菅官房長官も慎重姿勢を見せていましたし、さらには公明党の山口那津男代表も、

「公明党にはかなり批判的な意見が強い」

「国民生活に積極的なプラスの効果を生むことが明確にならないと、国民も戸惑うのではないか」

と、公明党内でも相当な批判があったようです。

 

さすがに、森喜朗会長のわがままには賛成する人の方が少なかったんですね。

与党内にも良識のある政治家が多いみたいで、筆者は安心した次第です。

 

サマータイム制度を導入するメリット・デメリット

サマータイム制度を導入するメリットについて、どんなことが挙げられるのでしょうか?

少し調べてみましたが…。

何と残念なことに、現在わかる限りでは、

メリットに比べデメリットが圧倒的に多すぎて、わざわざ国民全体を巻き込む必要がない

というのが率直なところです。

 

まず、サマータイムを導入するメリットの1つであり、そもそも限定的なサマータイムを導入する理由としたことに、

猛暑対策

があります。

そして、さらなるメリットとして、中曽根弘文元文相は、

省エネルギー効果だけでなく、明るい時間が増えることで交通事故やひったくり、痴漢などの犯罪も減る。

と、語りました。

サマータイムは猛暑対策になるだけでなく、

  • 省エネルギー効果
  • 犯罪数の低下

これらにも効果があるんですね。

しかし、これらのメリットに対する反論もあるので、紹介します。

 

まず、サマータイムを導入したとして、定時が17時の会社を例に出すと…。

終業時間が午後15時となり、かなり暑い時間帯に外に出ていかなければならないのです。

はたして、これはサマータイムのメリットと言えるのでしょうか。

 

また、サマータイムを導入によって、第一生命経済研究所の永浜利広首席エコノミストは、

個人消費が押し上げられ、年間7000億円の経済効果がある

と試算しているそうですが…。

就業時間を午後3時とした場合、炎天下の中で外に行こうという人は少ないでしょうし、まっすぐ家に帰って涼みたいと思うはず。

経済評論家の上念司さんは、

経済効果の計算はいつも非常にいい加減で、一方がプラスになっても他がマイナスになってだいたいプラマイゼロになる。

失うものは計算に入れていないはず。

暑いといろいろ消費の出足は悪い。

と、試算について指摘しています。

よって、経済効果には期待できないわけです。

 

そして、中曽根元文相などがメリットに挙げていた省エネルギー効果ですが…

実は、EUでサマータイム廃止を支持する声が圧倒的に多かった理由に、

省エネルギー効果が全然得られなかった

との意見がありました。

実際にサマータイムを導入した後、やっぱりダメだったということで廃止を検討し始めたEUが、

「サマータイムやったんだけど、メリットだと思ったものは大して効果がなかったんだよね…」

と言い出したら、日本のサマータイム推進派は、ただうつむくことしかできないでしょうね。

 

こうして、数少ないメリットを紹介しましたが、そのメリットに対する反論は多数…

論破されてしまうメリットに加えて、サマータイムにはデメリットが大量にあります。

 

まず、システム関連の変更に膨大なコストがかかること。

これによってエンジニアたちは、さらに作業が増え、ただでさえブラックと言われる業界が、さらにブラックな環境になってしまいます。

事実、システム面の変更が難しいというデメリットは、後述しますが過去のサマータイム頓挫の原因になっています。

とくにコストがかかると言われているのが、信号機です。

1999年におこなわれた『地球環境と夏時間を考える国民会議』の報告書では、

サマータイムにかかる費用の35%が信号機の改修

になるとされていました。

そしてシステム面の変更で問題なのは、期間限定のサマータイムなので、元の時間に戻すために、またコストが膨大にかかるということです。

これでは批判が噴出して当然ですよね。

 

そして、国民1人1人の影響としては、まず体調管理が難しくなること。

2時間のズレは、身体に与える影響は大きく、体調を崩す恐れがあります。

たとえば、日本睡眠学会は、サマータイムが睡眠に影響を与え、

人口の0.1~0.3%程度いる睡眠障害者の症状悪化、新たな発症者が現れるおそれ

を指摘、年間1000億円の損失になると試算しています。

EU内でサマータイム廃止支持が多かった件ですが、省エネ効果がなかったこと以外の廃止支持理由が、

体内時計が年に2回強制的にずらされることによる睡眠障害や食欲障害、事故の増大、心臓発作など健康被害がある

と考える人たちが多かったからだとも言われています。

実際に経験したEUの人たちが言っているんですから、間違いないでしょうね。

 

もう1つ、デメリットとして重大なのが、労働時間の増加です。

とくにサマータイムによって影響を大きく受けるのは、サービス業ですね。

サマータイム導入によって客足が増えるとすれば、それだけ人手が足らなくなります。

サービス業は、普段と変わらない労働時間どころか、作業量は普段より多くなるでしょう、

また、2008年に日本労働弁護会が出したサマータイムの反論意見では、

「屋外作業者は、就労時間が延びることは確実」

「サービス業でも、需要を期待して営業時間の延長必至」

「長時間労働を余儀なくされる非正規労働者の増大」

と、ただ単に労働時間が増える、2時間の早出になるだけだと指摘。

 

AbemaPrimeのおこなった街頭インタビューでも、

「残業時間が増えるだけ」

と、労働時間が増え、ただ負担が増えるだけだと指摘していました。

 

このように、デメリットが非常に多い今回の東京オリンピックのための期間限定サマータイム。

ちなみに、過去にサマータイムは何度も導入を議論されてきましたが、

  • 残業が増えるだけで労働時間の増加になる
  • システム変更に膨大なコストがかかり悪影響になる

などの理由で各界から反発が多く、いずれも頓挫しています。

そう考えると、今回の『サマータイム』導入が断念になったのも、なるべくしてなった結果だと言えます。

スポンサーリンク

アドセンス

 

まとめ

五輪組織委員会の森喜朗会長の提案を受け、政府・与党がサマータイム導入を検討していましたが、与党内でも反発が相次ぎ、国民からは批判が殺到して炎上…

喜ばしいことに、導入断念となりました。

そもそも、サマータイムにはメリットが少なくデメリットが多いという致命的な欠陥があります。

それゆえに、EUもサマータイムの廃止を検討しているくらいなのですから、なぜ導入しようと考えたのか、理解ができませんよね。

まぁ、今回は森おじいちゃんの戯言だった…

そういうことにしておきましょう。

アドセンス

アドセンス

あわせて読みたい

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

watari1

好きなもの:野球、アニメ・ゲーム、特撮 趣味:ゲームに没頭すること、文字書き 座右の銘:『なるようにしかならない』 何をどれだけ貯めていようと、命尽きれば人生は終わり。 終わってしまった過去も、何が起こるかわからない将来も、考えるだけ無駄ではないか? そう考えたことがきっかけで、それなら今を楽しむことだけ考えよう、を信念に日々を過ごすようになりました。 自分の興味関心のある出来事やニュースについて、偏屈者ではありますが、思うままに綴っていければと思っています。

-時事

Copyright© My News23 , 2018 All Rights Reserved.