床の上を這っていく、小さくてゴキブリのような感じの虫を見たことはありませんか?
それはおそらく、ゴキブリの赤ちゃん。
赤ちゃんがいるということは、親も兄弟もいることですし、そのまま放置しておくと、どんどん増えてしまいます。
だから、ゴキブリの幼虫を見かけたら要注意!
…と、ダジャレを言っている場合ではありません。
一刻も早く退治する必要があります。
でも、
「ゴキブリの赤ちゃんって、どうやって駆除するのがいいんだろう?」
と、考えてしまいますよね。
ということで、今回の記事では、ゴキブリの赤ちゃんを退治する方法をお伝えします。
ぜひ参考にして、しっかり退治してくださいね。
ゴキブリの赤ちゃん退治をする方法
ゴキブリの赤ちゃんを駆除する方法は、ほぼ成虫への対処と同じです。
主に
- 置き餌タイプの駆除剤を置く
- 出てきたゴキブリの赤ちゃんに、殺虫剤をかける
- 待ち伏せ式の殺虫剤を使う
- くん煙タイプの殺虫剤を使う
といった方法があります。
では、それぞれの方法について説明します。
赤ちゃんゴキブリ退治に必ず使いたい置き餌タイプの駆除剤
|
赤ちゃんゴキブリの駆除には、必ず使いたいほど効果的なのが、『置き餌タイプの駆除剤』。
なぜかというと、
ゴキブリの幼虫はある時期まで、成虫の糞を餌にして育つから
です。
「えっ、赤ちゃんゴキブリが駆除剤を食べないと、効かないんじゃないの?」
と思うかもしれませんね。
でも大丈夫!効果はあります!
なぜかというと、
- 成虫が駆除剤を食べる
- その成虫が巣で糞をすると、糞に駆除剤の成分が出る
- その駆除剤入りの糞を、赤ちゃんゴキブリが食べる
というように、成虫が食べた成分が、幼虫に伝わるからです。
もちろん、置き餌タイプの駆除剤は、赤ちゃんゴキブリだけでなく成虫にも効きます。
駆除剤を直接食べた成虫には、当然効き目が出ます。
でもそれだけでなく、食べて絶命したゴキブリを食べる成虫にも、効き目が出るのです。
さらに、駆除剤を食べた成虫が卵を持っていた場合には、卵にも効き目が出ます。
このように置き餌タイプの駆除剤は、ゴキブリの赤ちゃんや卵まで退治できるのです。
ただし、駆除剤もいろいろあり、中には幼虫や卵までは効果がないものもあります。
幼虫や卵を狙うなら、『ブラックキャップ』などの、『幼虫にも効果がある』と書いてある駆除剤を使うのがおすすめです。
出てきたゴキブリの赤ちゃんにはスプレーの殺虫剤を
|
歩いているゴキブリの赤ちゃんに、普通の
『ゴキジェットプロ』などの殺虫剤
をかけるのも、もちろん有効です。
ゴキブリの幼虫は、ある程度大きくなるまで集団で行動することが多いです。
近くには他の幼虫もいるかもしれないので、周りもよく見てみてください。
うまくすれば、何匹か一度に仕留めることもできます。
|
子供やペットがいて、殺虫剤を使いたくない場合は、ゴキブリを凍らせて退治する
『凍殺ジェット』
のような、『凍結系のスプレー』がおすすめです。
殺虫成分が入っていないので、キッチンなどでも安心して使えます。
また、殺虫剤が手元にない時は、台所用洗剤やシャンプーなどでも退治できます。
赤ちゃんゴキブリは、動きも遅いので慌てず冷静に、身近にある使えるものを探してみてくださいね。
ただし忘れてはいけないのは、『目の前にいる幼虫を仕留めたら終わりではない』こと。
見えないところにも、ゴキブリが隠れているのです。
殺虫剤や凍結系のスプレーは、置き餌タイプの駆除剤と併せて使うアイテムと考えてください。
待ち伏せタイプの殺虫剤について
|
ゴキブリの殺虫剤には、待ち伏せ式のものもあります。
これは、ゴキブリの通り道にスプレーしておくと、そこを通ったゴキブリに効き目が出て絶命するタイプのものです。
赤ちゃんゴキブリや幼虫は成虫より身体が小さく、身体が床にも近いので、効き目もあります。
『いつもこの場所をゴキブリが通る』
『よくゴキブリを見かける』
という場所には、この待ち伏せタイプの殺虫剤を撒いておくと良いでしょう。
ただ、待ち伏せタイプの殺虫剤も、巣から出て来たゴキブリにしか効果がありません。
これも、置き餌タイプの駆除剤と併せて使うものと考えておくと良いでしょう。
くん煙式の殺虫剤も効果的
|
赤ちゃんゴキブリを含め、家の中のゴキブリを一網打尽にできるのが、くん煙タイプの殺虫剤。
人の手の届かないところや見えないところ、思いつかないところにも煙が届いて、ゴキブリを退治してくれます。
食器やおもちゃに煙が触れないようにするなど準備も大変ですが、効き目のある方法です。
ただし、卵には効きません。
そのため、卵が孵化する頃を狙って、再びくん煙する必要があります。
くん煙タイプの殺虫剤には、煙のものも霧タイプのものもあります。
自分にとって使いやすいものを選んでくださいね。
スポンサーリンク
ゴキブリの赤ちゃん退治で重要なことは?
赤ちゃんゴキブリへの対処で一番重要なことは、
『赤ちゃんゴキブリだけでなく、大人ゴキブリをしっかり駆除する』
『大人ゴキブリを家に侵入させない』
この2つです。
赤ちゃんゴキブリは、行動範囲が狭いです。
そのため、赤ちゃんだけで家に入ってくることは、まずありません。
大人ゴキブリが家に侵入してきて卵を産んだから、赤ちゃんゴキブリがいるのです。
つまり、赤ちゃんゴキブリがいるということは、
どこかに必ず大人のゴキブリがいる
ということなのです。
そして、せっかく退治しても新たなゴキブリが住み付いたら、また卵を産まれてしまいますよね。
これでは、元も子もありません。
だから、大人ゴキブリを駆除することと、新たなゴキブリに入られないようにすること。
この2つが大切なのです。
ゴキブリが入って来る場所をふさぐことが大切!
ゴキブリは、必ずどこかから家の中に入ってきます。
なので、ゴキブリが入ってきそうな、
『外と通じている場所』
をふさぐ必要があります。
たとえば
- 排水口
- 床下点検口
- 通風孔
- エアコンのダクトや排水口
- 換気扇
といった場所です。
こういったところに隙間がないか、よくチェックしましょう。
もし隙間があったらふさいでください。
ふさぐことができない場所は、目の細かい網などを張るのも良いでしょう。
ゴキブリは、5ミリほどの隙間からも入ってくることができます。
小さな隙間も見逃さないように、よく見てくださいね。
また、外から入って来そうなところに忌避剤を撒くのも、効果があります。
|
ゴキブリにとって住み心地の悪い家を作る
ゴキブリにとって住み心地の悪い家とは、清潔で餌になるものが少ない家です。
といっても、ゴキブリは何でも餌にしてしまいます。
生ごみはもちろん、床に落ちている髪の毛やゴミくず、ホコリまで。
そういったものを完全になくすのは、至難の業ですよね。
でも、できるだけなくして、きれいにしておくことが大切です。
たとえば
- 生ごみはすぐに片付ける
- 使った食器をシンクに置きっぱなしにせずすぐ洗う
- 食事が終わったら、すぐにテーブルの上を片付ける
- 床にこぼれた食材や食べこぼしは、すぐ回収して捨てる
- できるだけこまめに掃除して、ほこりやゴミを取り除いておく
- とくに夜寝る時は、食材や食べ物、生ごみなどをきちんと片付けておく
もちろん、疲れていたり時間がなかったりして、どうしてもできないこともありますよね。
それでも、なるべく習慣化しておくと、生活のリズムの中でゴキブリ対策ができます。
ゴキブリの好む場所をきれいにする
ゴキブリは
- 家電製品の下や裏
- 段ボール
- じめじめした場所や薄暗い場所
といったところを好みます。
冷蔵庫や洗濯機などの家電製品の下や裏は、温かくて暗い場所ですね。
ゴキブリはそういったところを、好んで巣にします。
なので、なるべくきれいにしておくと巣作りを防げます。
とはいえ、掃除しやすい場所ではありませんし、頻繁に掃除するのは、なかなか大変ですよね。
毎日とか毎週でなくてもいいので、無理のない範囲で、時々掃除するようにしてください。
また、段ボールも温かいので、ゴキブリが好みます。
できるだけ部屋の中にダンボールを置かないようにして、用が済んだ段ボールは、すぐに捨てましょう。
そして、トイレや洗面所、お風呂場などの水回り。
排水口なども含めて、掃除をしておきましょう。
スポンサーリンク
まとめ
このように、赤ちゃんゴキブリを退治する方法は、
- ゴキブリ用の殺虫剤・駆除剤を組み合わせて使う
- 中でも、置き餌タイプの駆除剤が効果的
- 大人のゴキブリもしっかり駆除する
- 新たなゴキブリを、家に侵入させない、住み付かせない
- 家の中をきれいにする
というように、大人ゴキブリと同じです。
意識することがあるとすれば、糞や卵にも効き目がある成分の駆除剤を使うこと。
ゴキブリは生命力が強く、とてもしぶとい昆虫です。
繁殖力もあるので、駆除もしにくいですよね。
でもあきらめず、しっかり対処してください。
そしてもし、自分では退治できないと思った時は、無理せず業者に頼むのも良い手です。
コストはそれなりにかかりますが、しっかり駆除してくれますよ。