言葉の意味・語源・由来

潮時の意味とは?正しい使い方と誤用・間違い例文を紹介!

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『潮時』という言葉で、どのようなことを思い浮かべますか?

テレビドラマの中の台詞をイメージするのでしょうか。

音楽好きな人は、歌詞や曲名を思い出すかもしれません。

読書好きな人では、文学作品の文章に出ていた情景を思うかもしれませんね。

また、釣り好きの人の間では海釣りを思い浮かべるでしょうか。

その一方で、ビジネスシーンでも使われているようです。

 

このように『潮時』という一つの言葉だけで、いろいろな場面で使われているのです。

それだけに、間違った意味で使われている場合もあるそうで。

『潮時』の本当の意味とは何なのでしょうか。

今回の記事では、『潮時』という言葉の正しい意味や使い方、誤用や間違いの例文などを紹介していきます。

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『潮時』の意味とは

潮時2

『潮時』の由来

『潮時』の由来とは、どういったものなのでしょうか。

『潮』という言葉は『汐』とも書きますよね。

朝のしおを『潮』

夕のしおを『汐』

一日の内でおこる、しおの満ち引きのことを『潮汐』(ちょうせき)と呼びます。

つまり、

この『潮汐』のおこる時刻が『潮時』という言葉になったのです。

『潮時』の意味について

現在は、いろいろな使われ方をしている『潮時』。

この言葉の正しい意味とは何なのでしょうか。

調べてみると、

  1. 満ちる時、または潮の引く時
  2. 物ごとを始めたり終えたりするのに、ちょうどよい時期、時機、好機

となっています。

1.は、『由来について』でも紹介しましたが『潮時』とは、しおが満ちたり引いたりする時刻になります。

2.についての方が、正しく理解されていないことがあるようです。

昔から、しおの満ち引きを利用していたのは漁師です。

漁師は『潮時』を判断して最適の時に船を出したり、港に戻ったりしたことから、

物ごとをするのに最適な時

を指すようになりました。

漁師からすると、魚が釣れなければ生活に困窮します。

そのため、大漁になるような時刻や時期を逃さず漁をしたいですよね。

つまりは、

最適な機会・チャンスに最も良い時期が『潮時』

ということになります。

 

『潮時』の正しい使い方とは

文化庁が『潮時』の使い方について調査を実施しました。

その調査によると、『潮時』の意味を正しい意味である『ちょうどいい時期』で使う人が60.0%でした。

本来の意味ではない『ものごとの終わり』で使う人が36.1%という結果になったそうです。

結構な割合で、『潮時』が本来の意味ではない使われ方をしていることがわかります。

『ものごとの終わり』とは、消極的な考えだったり否定的で後ろ向きな感じがします。

『引退の潮時』という言葉がありますが、間違った意味で考えると引退(=選手生活の終わり)の時期が『潮時』と、とらえられてしまいます。

本来なら、引退するのにちょうどいいタイミングという意味で使われるものです。

 

この『潮時』の正しい使い方とは

『ちょうどいい時期』『最適な機会』『チャンスに最も良い時期』

などの意味を持っている言葉なのです。

ということは、意欲的な考えだったり、発展的で前向きな想いがあるものなのです。

「株価が高騰している、そろそろ株を売る潮時だ」

「新店舗を出店する潮時を見計らっている」

などが正しい使い方の例となります。

 

『潮時』の誤用・間違い例文を紹介

『潮時』の使い方で、約36.1%の人が間違った使い方をしています。

このことから分かるように、誤用されていることが多い言葉なのです。

『潮時』の正しい意味を理解して使えるように、誤用や例文を紹介しながら説明していきます。

「このビジネス、そろそろ潮時だな」

誤用されている場合は、

「このビジネス、もう辞めないとダメだ」

「このビジネスには、チャンスはない」

と『終わってしまう』という意味で使われてしまっているようです。

正しい意味では、

「新しいビジネスをスタートする良いタイミングだ」

「このビジネスを辞めるには良いチャンスだ」

となります。

スタートする、辞めるどちらにも使えますが、始めるにも終えるのにも最適な機会ということになるのです。

言いかえると、

「このビジネスを始めるには良い潮時だな」

「このビジネスから身を引くには良い潮時だな」

になります。

「君とは、もう潮時だ」「あなたとは、もう潮時ね」

恋人

彼(彼女)からこう言われたら、どう思うのでしょうか。

誤用されている場合は、

「別れを告げられている」

「二人の関係が終わるんだ」

という意味に考えますよね。

しかし正しくは、始めるのにちょうどよい時期という意味では、

「そろそろ結婚(婚約)をするのにいい時期だ」

また、終えるのに良いタイミングという意味では、

「二人の関係を解消して、再スタートするには良いタイミングだ」

となります。

反対の意味のように思えますが、どちらの場合でも良い時期ということなのです。

言いかえると、

「つきあって3年になるのか、君とはもう結婚する潮時だな」

「ケンカばかりするのは、二人の関係を解消する潮時ということだ」

になります。

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まとめ

『潮時』は、良く使われている言葉です。

しかし文化庁の調査では、

36.1%の人が正しく意味を理解していない言葉である

という結果がでています。

それだけに誤用も多く、間違った使われ方をされているのです。

『潮時』は、物ごとを始める時にも終える時にも使うことができます。

しかし、マイナスの意味での『終わる』『別れる』という意味ではないのです。

物ごとを始めたり終えたりするのに、

『ちょうど良い時期』

のことなのです。

あくまで前向きな想いがあります。

もし『潮時』を使う場合は、ポジティブな意味で使ったくださいね。

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watari1

好きなもの:野球、アニメ・ゲーム、特撮 趣味:ゲームに没頭すること、文字書き 座右の銘:『なるようにしかならない』 何をどれだけ貯めていようと、命尽きれば人生は終わり。 終わってしまった過去も、何が起こるかわからない将来も、考えるだけ無駄ではないか? そう考えたことがきっかけで、それなら今を楽しむことだけ考えよう、を信念に日々を過ごすようになりました。 自分の興味関心のある出来事やニュースについて、偏屈者ではありますが、思うままに綴っていければと思っています。

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