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ブルーノート攻撃とは?仕組みや手口と対策を紹介!HDDが危ない!

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あなたのパソコンは大丈夫ですか?

最近では、パソコンを乗っ取られる被害が多くなっています。

パソコンの中の情報を勝手に見られ、しかもコピーされてしまうんです。

気づかないうちに、ウェブカメラで部屋の中を盗撮されるケースもあるようです。

そしてさらに、このところ、急激に話題になってきたのが、

『ブルーノート攻撃』

いったい、ブルーノート攻撃でパソコンに何をしようと言うのでしょうか?

そこで今回は、

ブルーノート攻撃とは何なのか?

ブルーノートはどのようにして起こるのか?

ブルーノート攻撃の手口は?

ブルーノート攻撃の対策はあるのか?

について、紹介していきます。

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ブルーノート攻撃とは?

ノートパソコン

ノートパソコン

ブルーノート攻撃とは、

『スピーカーから音を出すだけで、PCをクラッシュさせる』

ことです。

PC内臓のスピーカーや、近くに置いてあるスピーカーから音を出すだけで、HDDを故障させます。

当然それによって、PCが使用できなくなってしまうのです。

 

『ブルーノート』とは、ジャズやブルースなどで用いられる特定の音のことです。

また、Windowsのクラッシュ画面※1を『ブルースクリーン』と言います。

『ブルーノート攻撃』と呼ばれるのは、ある特定の音により、PCがクラッシュしてブルースクリーンになってしまうのです。

※1 OSに異常が発生した際に表示される青い画面

 

ブルーノートの仕組みとは?

騒音と振動

騒音と振動

ではブルーノートは、どのようにしておこるのでしょうか?

ブルーノートを引き起こすものは、ずばり、

『音の振動』

です。

音が振動によって伝わることは知られていますね。

たとえば、120db(デシベル)と言う超大音量の場合は、周囲の物に『ビリビリ』と大きな振動を与えます。

これは飛行機のエンジン音に相当する音量です。

そして、PCの内臓スピーカーや近くに置いてあるスピーカーから、このような大音量が流されたらどうなるでしょう?

大音量の振動が伝わると、HDDの読み書きヘッドとプラッター※2が振動し始めます。

音を再生してから数分経過すると、振動に耐えられなくなって、HDD自体が破損したり、ソフトウェアが誤動作したりします。

その結果、ファイルが壊れてしまい、クラッシュ※3したり、リセット※4してしまうのです。

このような攻撃が可能であることを、アメリカのミシガン大学と中国の浙江(せっこう)大学の研究チームが実証しました。

これを受けて、ESET※5が、セキュリティニュースサイトで注意を呼びかけています。

※2 実際にデータが記録される円盤状の板

※3 異常終了して何も入力できなくなること

※4 異常時に強制的に再起動されること

※5 スロバキアのセキュリティ企業

 

ブルーノート攻撃の手口とは?

監視カメラ

監視カメラ

ブルーノート攻撃を仕掛けるのは簡単です。

特殊な設備などは必要ありません。

 

まず、インターネットに接続可能なPCや装置にハッキングします。

次に、ハッキングしたPCや装置の内臓スピーカーから大音量を流します。

数分間、大音量を流し続ければ、HDDが故障して、PCがクラッシュしたり、その他の装置が故障してしまうのです。

 

ですから、

HDDとスピーカーを組み合わせたシステムなら、どんなものでも攻撃の対象

になってしまう恐るべき攻撃なのです。

現在、最も『ブルーノート攻撃』に対して危険視されているのは、『監視カメラ』です。

監視カメラには、スピーカーと、HDDレコーダーが内蔵されています。

監視カメラがブルーノート攻撃を受けた場合は、HDDに録画データを書き込めなくなってしまうのです。

このままでは犯罪集団に悪用される可能性があるわけです。

 

ブルーノート攻撃にはどんな対策が必要?

HDD

HDD

HDDメーカーの対応

研究チームによると、ファームウェアを改良すれば、大音量によって読み書きヘッドが前後に振動するのを抑えられるそうです。

メーカーの対応が待たれますね。

HDDからSSDのPCに買い替える

HDDは、プラッターが高速回転し、読み書きヘッドが動いてデータを読み書きします。

CDプレーヤーと同じような動きです。

それに対して、部品が動くことなくデータを読み書きできる、SSD※6というものがあります。

SSD内蔵のPCなら、ブルーノート攻撃のを受けたとしても、PCがクラッシュする心配はありません。

もし、PC買い替えの時期であれば、SSD内蔵のPCを検討するのもいいかもしれませんね。

※6 ソリットステートドライブの略

 

『SSD』と『HDD』の違い

SSD

SSD

HDDは、プラッターと呼ばれるディスクが高速回転しデータを読み書きします。

それに対して、SSDは、フラッシュメモリにデータを読み書きします。

HDDと違って回転する動作がありません。

そのため振動や衝撃に強く、さらには読み書きの速度が速く、静かです。

 

SSDは最近人気が出てきています。

なぜなら、静かなだけでなく、

PCの電源を入れてからの起動時間が大幅に短縮されるからです。

Windows10での起動時間は、約14秒前後と言われていますが、SSDであれば、HDDの場合の約半分に短縮が可能と言われています。

 

ただ、HDDは速度は遅いですが、大容量で、値段も安いですね。

それとは逆に、SSDは速度が速く、静かですが、値段が高めなのがネックです。

 

今回お話してきたブルーノート攻撃に強いSSDですが、最近は、SSDとHDDが併用して使われることが多くなりました。

OSを入れるのはSSD、OS以外のデータを入れるのはHDDという使い方です。

この使い方の事情には、SSDの欠点があって、SSDはHDDに比べると長期のデータ保管には向いていません。

SSDのデータを保持できる期間は約10年ほどなのです。

これに対し、HDDは100年以上とも言われていますから、すべてをSSDに置き換えるには、まだまだ時間がかかるのではないでしょうか。

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さいごに

パソコンに限らず、最近では、ありとあらゆるものが、ハッキングの危険にさらされています。

今回紹介した『監視カメラ』はもちろん、『車の自動運転システム』なども、ハッキングによって、事故や犯罪につながる可能性が十分あります。

少し前までは、映画やドラマの世界の話だったことが、現実に起こっています。

『ブルーノート攻撃』は、超大音量なだけに、実際に攻撃される可能性は低いでしょう。

ただ、それでも私たちは、セキュリティ対策について、もっと学ぶべきなのかもしれませんね。

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watari1

好きなもの:野球、アニメ・ゲーム、特撮 趣味:ゲームに没頭すること、文字書き 座右の銘:『なるようにしかならない』 何をどれだけ貯めていようと、命尽きれば人生は終わり。 終わってしまった過去も、何が起こるかわからない将来も、考えるだけ無駄ではないか? そう考えたことがきっかけで、それなら今を楽しむことだけ考えよう、を信念に日々を過ごすようになりました。 自分の興味関心のある出来事やニュースについて、偏屈者ではありますが、思うままに綴っていければと思っています。

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