みなさんはパン屋さんに対して、どのような印象を持っていますか?
朝早くから、パンの仕込みのために動きはじめ、人気店となるとオープン間もなく品切れとなってしまう…。
そんな印象を受ける人もいるでしょう。
今回、情報バラエティ番組『セブンルール』で取り上げられる、小林由美さんの営むパン屋さんは、なんと『夜のパン』とのこと…。
一体、なぜ『夜のパン屋』と称され、評判となっているのでしょうか。
そこで本記事では、小林由美さんが営むパン屋さんの評判や、お店の場所・営業時間、『夜のパン屋』と称される理由などを探っていきたいと思います。
スポンサーリンク
小林由美の夜のパン屋さんとは?
独特の小麦や米粉の香りや、外カリカリ中フワフワな食感を楽しませてくれる、色とりどりのパンを提供してくれるパン屋さん。
近年では、ベーカリーショップと呼ばれることもあり、まさに色とりどりの個性を持ったパン屋が増えていますよね。
以前に紹介した、毎週土曜日のわずかな時間しか営業していない『食パン専門店 利』も、こだわりを持った、魅力的なパン屋さんです。
さて、今回紹介する小林由美さんが営むパン屋さんも実にユニークなパン屋さんです。
そのパン屋さんとは、『good sleep baker』というベーカリーショップで、なんと夕方から夜にかけて営業しているのです。

小林由美の夜のパン屋
普通なら、朝早くから起き、パンの仕込みをして、焼き上がりと同時にオープンするところがほとんど…。
人気店なら、数時間で完売し、昼過ぎには品切れのため閉店といった感じですよね。
ところが、この『good sleep baker』というパン屋さんは、全く違うんです。
夜にビールに合うパン
を提供しようと、仕事帰りの人々をターゲットに、あえて夜オープンしているのです。
しかも、このパン屋さんは、こだわりの3種のクラフトビールが楽しめるビアBarも併設。
だから夜のパン屋さんだったというわけです。
夜のパン屋として営業しはじめたきっかけはオーナー・小林由美の経歴
では、このように、ビールに合うパン屋さんをオープンしたきっかけはどこにあったのでしょうか?
それは、オーナーの小林由美さんのキャリアにも関係してきます。
実は彼女、子供の頃にお菓子作りに興味を持つ女の子で、製菓専門学校へ通っていつつ、一方ではバンド活動もしていたんだとか…。
小林由美が活動中の音楽バンド『klee』とは?
それも、ただの趣味ではなく、CDデビューまでしているらしく、現在もバンド活動を継続中。
アルバムは2枚しかリリースしていませんが、ライブ活動などもしているみたいですよ。
ちなみに、彼女が活動しているバンド『klee』の楽曲『curtain call』のMVがこちら。
どう聴いても、片手間に活動しているようなバンドの楽曲ではありませんよね。
まるで、本業がバンドマンであるかのような素振りさえ伺えます。
何でも、東京事変やクラムボンなどをプロデュースした、音楽プロデューサー亀田誠治氏にも絶賛されているみたい…。
バンド名の由来も、スイス人(ドイツ国籍も所有)の画家・Paul Klee(パウル・クレー)が由来だそうです。
なんでも、
絵画のようなアーティスティックな音楽を創出したい
ということが、このバンド名を名付けるきっかけになっているんだとか…。
まさにPaul Klee(パウル・クレー)のように、絵画を見ているかのような芸術的な音楽ですよね。
音楽の道を捨てきれずフリーターの道へ…
音楽をやめたくない彼女は、製菓専門学校卒業後もフリーターの道を選びます。
そして、バンド活動をしながら、パン屋さんやビアパブなどにアルバイトして、生計を得ていたようです。
確かにバンド活動といっても、メジャーデビューして売れない限り、音楽一本で生計を得るのは大変ですからね。
パン屋オープンまでの経緯・理念
そして、そのビアパブでアルバイトしていた頃に、ビアソムリエの資格も取得した小林由美さん。
29歳の頃に、パン屋さんをやりたいと思うように…。
その想いを汲み取っていたアルバイト先の先輩の後押しもあり、2016年に『good sleep baker』をオープンしたのです。
ただ、彼女の頭の中で、
「他にないパン屋さんをやりたい!」
という想いがあったらしく、
「だったら、仕事帰りの人々をターゲットに、ビールに合うパン屋をオープンさせよう!」
という考えが浮かんだんだとか…。
ここで、今までの製菓専門学校や、ビアパブでのアルバイト経験などが全て活きて、夜のパン屋さんとして、ビアBarを併設したパン屋さんがオープン。
good sleep bakerの意味
なお、『good sleep baker』という店名には、
がんばった一日の終わり、良い眠りにつけるように
という願いを込められているんだそうです。
彼女自身、バンド活動やお菓子作りなど、様々な活動を頑張っていく中での癒やしとして、パンが位置付けされているのかもしれません。
そういった意味合いからも、仕事をしてきている人に、
少しでも美味しいパンとビールでお腹も心も満たし、良い眠りに付いて明日に備えて…。
というエールを送っているのかもしれませんね。
good sleep bakerのロゴマーク

小林由美の夜のパン屋
ちなみに、この『good sleep baker』のロゴマークは、バンドのジャケットをお願いしているデザイナー・吉田大祐さんが手がけてくれたんだとか…。
本当に、人生に遠回りはなく、いろんな経験を通じて、いろんな人と出会い、その縁が財産として、その後の人生に活かしていくんですね。
『good sleep baker』のパンのメニュー
さて、小林由美さんの営むパン屋さん『good sleep baker』さんの事が見えてきたところで、気になるパンのメニューも見ていきましょう。
基本的に、このパン屋さんで提供しているパンは、
クラフトビールに合うパン
というのがメインコンセプトにあります。
しかも、このクラフトビールは、樽一つ一つに貯蔵しているビールとして提供しているので、当然、樽ごとで味・熟成度も違っています。
ということは、まさに一期一会のようなパンを提供してくれるのか!と思いきや、そういうわけではないみたい…。
ビールは一期一会ですが、そのビールごとに、パンのメニューを変えていたら、パンの仕込みも大変なものとなってしまいます。
なので、多少ビールの味が変わっても大丈夫なように、スパイスの利いた惣菜パンを中心に提供しているみたいですよ。
『good sleep baker』のパンはハーブ(スパイス)の利いた美味しいパン
人気商品の一つでもある『キャラウェイとコーダ』は、生地にキャラウェイとフェンネルシードを練り込ませたハーブの利いたパン。
一噛み一噛みごとに、フルーティーで爽やかな味・香りが広がり、食感も含めて凄くくせになるパンです。
しかも、コーダチーズも入っているので、そのハーモニーは抜群!
大きな括りで惣菜パンと言っていますが、ただの惣菜パンの領域を超えた、スパイスの利いたパンです。
とくにアロマで癒やしを求めている人たちなら、
仕事帰りのビールに最適なパン
となると思いますし、非常におすすめですよ。
その他、パクチーベーコンパンや、卵・ベーコン・アスパラのタルティーヌ、クンパッポンカリーなどのパンもあります。
『good sleep baker』はスープ類・スイーツも充実
さらに、
- タマリンドの酸味が効いたマッサマンカレー
- 豚バラ肉のトマトクリーム煮
などの、パンに合うスープも販売。
本来、スープにパンを付けて食べるのはマナー違反です。
ですが、このときばかりは、スープにパンをダイブさせて食べるのもアリだと思いますよ。
また、ビールに合う、スイーツも販売しています。
小林由美の夜のパン屋の評判は?
小林由美さんがオーナーを務めるパン屋さん『good sleep baker』の評判ですが、若干不満の声もありながら評判は上々の模様。
まず、好評の意見としては、
『パンの食感がもっちりしていて、そこにハーブの風味が重なり非常に美味しい』
と大評判!
パンにはこだわりを持って作られているので、そこは評価されているんだと思います。
『good sleep baker』の評判が悪い理由は仕方ないもの
一方、ビールの方で、やはり一期一会ならではの不満が若干出てしまっているみたい。
こればかりはどうしようもないものがあるんですが、お客様も納得はしつつ、目的のビールに出会えなかったときの残念感は、拭えていないみたい…。
とはいえ、これはまさに一期一会の世界ですし、そこも楽しんでこその夜のパン屋さんといったところではないでしょうか。
通販がないのもビールに合う焼き立てのパンを食べてほしい店の理念の表れ
どうやら
焼きたてのパンを食べてほしい
ということで、パンの通販はしていないみたいです。
そこも、遠隔地に住んでいる人たちにしてみると、少々不満が出ているみたい。
ただ、これらの不満の声は、このパン屋が評判だからこその不満といったところですよね。
『good sleep baker』の営業時間やお店の場所は?
さて、最後に小林由美さんの営む『good sleep baker』の営業時間と場所を紹介しておきます。
営業時間は、
月・火・木・土 17:00~25:00
日 15:00~23:00
水 定休日
となっています。
good sleep bakerの場所・アクセス
お店の場所ですが、『good sleep baker』は、
東京都世田谷区世田谷4-13-20 松蔭plat
にあります。
松陰神社前駅から72mと近く、アクセスも良いところにあります。
近隣なら、ぜひ一度立ち寄ってみてください。
スポンサーリンク
まとめ
夕方から夜に営業している夜のパン屋さん『good sleep baker』。
とにかく類を見ない、ユニークなパン屋さんですが、その理由は、オーナーである小林由美さんの経歴によるところが大きかったようです。
製菓専門学校に通い、その上でバンド生活を送っていた彼女が、ピアパブでのアルバイトも活かしてオリジナルのパン屋をオープン。
そういったキャリアを活かしながら、一期一会なビールに合う最高のパンでおもてなししてくれる評判の良い、夜のパン屋さんなのです。
本記事にて、営業時間とアクセス(店の場所)も紹介しています。
近くに住んでいる人はぜひ、一度訪れてみてください。