
ポケットに入ったクレジットカード
あなたは何枚クレジットカードを持っていますか?
クレジットカードは大型スーパーやデパートなどで勧められたり、独自のポイントサービスが魅力的で、つい新しく作ってしまうものです。
特典が豊富な入会キャンペーンにつられて作ってしまう場合もあるでしょう。
そうして何枚もクレジットカードを持つと、使わないカードが出てきて、財布やカード入れがかさばるので減らしたくなりますよね。
たくさんになってしまったクレジットカードを減らすためには、ちゃんと解約することをおすすめします。
なぜなら、
解約しないと損をしてしまう場合
があるからです。
そこで今回は、クレジットカード解約前に確認するべきことやデメリットについて紹介します。
スポンサーリンク
クレジットカードの解約前に必ず確認するべきこと

クレジットカードによる支払い
解約前の確認1 年会費の請求タイミング
年会費が必要なクレジットカードの場合は、年会費が請求されるタイミングを確認しておきましょう。
年会費を払って、すぐに解約した場合、月割での請求になったり、返金されるわけではないので、
払った年会費が無駄
になってしまうのです。
ただし、年会費を払ってでも持っておく価値のあるカードもあります。
それは、付帯サービスが充実している場合があるからです。
たとえば
- グルメやショッピング加盟店での優待
- チケットやエンターテインメントの優待
- 空港ラウンジの利用やツアー割引などの旅行サービス
- ショッピング保険や海外旅行保険などの保険サービス
などのサービスがあります。
これらのサービスを利用する機会があるなら、年会費を払ってでもクレジットカードを持っておいた方がいいでしょう。
解約前の確認2 ポイントや電子マネーの残高
クレジットカードによっては、クレジットカード自体のポイントや他社のポイントサービスと一体になったもの、電子マネーと一体になったものがあります。
そのようなクレジットカードを解約する時に注意する必要があるのは、ポイントや電子マネーの残高です。
ポイントや電子マネーの残高は
クレジットカードの解約と一緒になくなってしまう可能性が高い
ので、解約する前に使い切ることをおすすめします。
解約前の確認3 自動引き落としによる支払い
クレジットカードの便利な使い方の1つに自動引き落としによる支払いがあります。
たとえば
- 電気・水道・ガスなどの公共料金
- 携帯電話・スマホ料金
- インターネットプロバイダ料金
- オートチャージ
- ウェブ明細サービス
- その他定期的な引き落としや支払い
などです。
解約したいクレジットカードで、これらを自動引き落としの設定にしたままにして忘れてしまうと、これらの支払いを滞納させてしまう可能性があります。
とくに電気や水道、ガスなどは日常生活に欠かせないので、料金を滞納して止まってしまっては大変です。
クレジットカードを解約する時は、自動引き落としによる支払いはしっかりとチェックしましょう。
解約前の確認4 未払い額
クレジットカードの支払い方法、利用できるサービスには
- 分割払い
- リボ払い
- ローン払い
- キャッシング(借入)
があります。
解約時に、これらの未払い額があると、
一括で返済請求が来る可能性
もあるので注意が必要です。
普通に利用限度額内で支払いをしていた時は、分割で支払いができるので、月々のお金の負担は分散されています。
しかし、一括で返済するとなると、家計への負担がかなり大きなものになってしまいますよね。
場合によっては
『解約予約』
ができ、分割支払いを継続できる場合もあるようです。
この『解約予約』は未払い額完済後に本解約になるので、もし利用できるならこの方法をおすすめします。
解約前の確認5 家族カード・ETCカード
クレジットカードを解約してしまうと、同時に家族カードも使えなくなってしまうので、家族カードを利用している場合は注意する必要があります。
一方、ETCカードにはクレジットカード一体型とETC専用カードがあり、クレジットカード一体型を解約する場合は注意してください。
クレジットカードの解約と一緒にETCカードも解約になってしまうからです。
解約前の確認6 残すカードのブランド
クレジットカードのブランドには
- VISA
- Master
- JCB
- AMEX
などがあります。
クレジットカードの枚数を減らす場合、このブランドのどれを残すかを考えておきましょう。
なぜなら、JCBの場合は海外へ行った時に使えないことがあるからです。
残すなら、VISAやMasterなど、多くの国で使うことができるクレジットカードを残しておくことをおすすめします。
|
クレジットカードを解約するデメリットとは?
長年契約していたクレジットカードを解約する上ではデメリットはありません。
しかし、半年以内の短い期間で解約するとデメリットがあるのです。
というのも信用情報に
『短期解約者』という記録が残ってしまう
のです。
この信用情報は
- 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
- 株式会社日本信用情報機構(JICC)
- 全国銀行個人信用情報センター(JBA・KSC)
という3社の個人信用機関に登録されています。
そして記録は、5年間保持され、様々な金融機関と情報が共有されるのです。
なので、『短期解約者』となってしまった場合、新しくクレジットカードを作ろうと思っても
長くて数年間は断られてしまう
可能性が高くなります。
もし、キャッシュバックや特典のあるキャンペーン時にクレジットカードに申し込み、特典を受け取ったら解約しようと考えている人は注意してください。
1年以上クレジットカードを持っていると『短期解約者』とはなりません。
少なくても1年間はクレジットカードを持ち続け、金融機関への信用を失わないようにしましょう。
スポンサーリンク
まとめ
いかがでしたでしょうか?
クレジットカードは買い物や料金の支払いを楽にしてくれる便利なアイテムです。
しかし、店員さんに勧められたり、魅力的な特典につられて作りすぎてしまうこともあります。
増えすぎた枚数を減らすために解約する前には、
- 年会費の請求タイミング
- ポイントや電子マネーの残高
- 自動引き落としによる支払い
- 未払い額
- 家族カード・ETCカード
- 残すカードのブランド
を必ず確認しましょう。
解約するデメリットとしては、
半年以内に解約してしまうと『短期解約者』という情報が信用機関に登録されてしまう
ので、注意してください。