雑学

パンスペルミア説を紹介!地球の生命・生物の起源は宇宙から?

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時代が進むにつれ、着々と宇宙への距離が縮まってきていますね。

火星への移住計画がでてきたり、数年前まではSF映画の中の話だったようなことが現実になりつつあります。

一方で、宇宙はいまだ謎が多いのも事実です。

宇宙どころか、地球に生息する生命体の起源すらはっきりとは解明されていません。

しかし、近年様々な研究が進んでいく中で、地球の生命体の起源を解き明かすかもしれない発見が相次いでありました。

今回は、その中の一つの説である

パンスペルミア説

について紹介してきます。

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地球の生命体の起源は?パンスペルミア説を解説!

生命の起源

生命の起源

物事には必ずスタートがあるものです。

あなたは地球の生命体のスタートを知っていますか?

地球が誕生したときに、最初から動物や人間が存在したわけではありませんよね。

これまで地球の生命体は、

地球に海が誕生し、海中で光合成をする微生物が誕生したことが起源

といわれてきました。

しかし、

なぜ?どうやって?

その微生物が誕生したのかについては、不明とされてきていて

「色々な奇跡が重なって~」

と濁されてきたのです。

 

そんな中、地球上に生命が誕生する前に落ちた隕石を研究していく中で、生命の種が発見されたのです。

そのため、

地球の生命体は宇宙からきたのでは?

という見方が、ここにきて濃厚になってきたのです。

地球の生物・生命体は宇宙からやってきた!パンスペルミア説

もともと、

地球上の生命体はどこからやってきたのか?

という議論は、長い間なされてきたものでした。

地球上の生物・生命体は

  • 地球産
  • 宇宙産

とする派閥にわかれました。

この地球上の生物・生命体は宇宙産とする派の説が

パンスペルミア説

といわれます。

宇宙からきた生命

宇宙からきた生命

パンスペルミア説のはじまりは、古代ギリシャ時代にまで遡ることができます。

至るところに生命の種があり、それらが長い時間をかけて分類されたり整理されたことにより、現在の生物となったという考え方です。

全くメジャーではない考え方でしたが、その考え方が広まるきっかけとなる出来事がおこります。

それは1900年代初頭にスウェーデンのノーベル賞科学者スヴァンテ・アレニウスが提唱した説からでした。

スヴァンテ・アレニウスは二酸化炭素が地球の気候を変動させることを発見した偉大な科学者です。

コンピュータもない時代に紙を鉛筆の計算だけで、『人間が排出する二酸化炭素で地球の気候が変動するかもしれない』という推測までたてていたのです。

そんなスヴァンテ・アレニウスが地球の生命体の起源について提唱した説が

生命が胞子の形で惑星から惑星へ運ばれた。

宇宙に漂う隕石には過酷な環境にも適応できる種や胞子が付着している。

その隕石が惑星の重力の力で星に落下し、落下した先の地上で付着した種や胞子が発芽し、生命体として進化を遂げる。

というものでした。

そして、この説をパンスペルミア説と名付けたのです。

スヴァンテ・アレニウスはパンスペルミア説の名付け親でもあるわけです。

しかし

生物・生命体のもととなるものが、隕石に付着して浮遊していた??

と考えると、とても信じられないような話ですよね。

当時もそう考える人が多く、証拠も乏しかったことから1世紀もの間、単なる推測として誰も取り合いませんでした。

しかし、21世紀になる頃には、いくつかの証拠があつまりはじめるのです!

 

パンスペルミア説についての発見

生命が宇宙でも存在できる?

生命の種が胞子みたいに隕石にくっついて宇宙で存在することができるのか?

これが一番疑問ですよね。

しかし、これについては、可能なことがわかっているんです!

宇宙には、

宇宙線とよばれる、宇宙を高速で飛び交う原子核や素粒子

があります。

この宇宙線に守られる限り、隕石に付着した芽胞は生存できることが判明しました。

隕石の中で実験した結果、芽胞は増殖を続け、他の惑星で活動できるレベルまでになったことが報告されているのです。

これで部分的にアレニウスが提唱したパンスペルミア説は可能ということがわかりました。

ただこれだけで、パンスペルミア説が支持されるわけではありません。

隕石の芽胞が地球に到達していたとしても、

生命誕生時の地球の環境では、とても進化はできなかったのではないか?

といわれているのです。

また、もう一つの疑問点は、

大気圏突入時のストレスに果たして耐えることができるのか?

ということです。

2010年の実験では、藻類を宇宙から大気圏へ突入させましたが、全て死滅していました。

2014年には生命体が死滅しても、その生命体のDNAは生き残ることが判明しましたが、これだけでは生命体として繁殖することは難しいと考えられます。

大気圏突入のストレスに耐えうる生命体

2015年7月に、ロシアより画期的な発見がもたらされました。

大気圏突入の高熱にも耐える生命体を発見したというのです。

この発見をした研究チームが実験した生命体の名前は、

サーモアネロバクター・シデロフィラス

という耐熱性極限環境微生物です。

この微生物は高温化でも、微生物にとって天敵である鉄があっても成長でき、芽胞を形成することが可能なのです。

過酷な環境でも生存可能

高熱で過酷な環境でも生存可能

同研究チームはサーモアネロバクター・シデロフィラスを人口隕石に埋め込み、宇宙から地球へ突入させました。

完璧な条件下で標本の成長を確認したところ、外部からの影響はなく、完全に標本から生命の芽生えがあったことが判明しました。

この微生物が原子の生命に似ていないという指摘はありますが、少なくとも宇宙から地球に生命が到達できる可能性は示されたわけです。

宇宙空間に生命形成に必要なものが全て揃っている

生命を形づくるのに必要なもの

生命を形づくるのに必要なもの

生命の形成に、必要なものは多くあります。

例えば

  • DNA
  • 有機物
  • アミノ酸

などです。

これらは宇宙空間で随時発見されてきています。

その中でも、話題になったのはアミノ酸の発見です。

2016年に欧州宇宙機関(ESA)の探査機『ロゼッタ』の観測により、

ある彗星でアミノ酸の一種が発見されたのです

これまで、生命体の発生に必要なアミノ酸の存在が、どうやってきたのかが不明なままでした。

これは生命の素となる物質が、宇宙から地球へもたらされる可能性があることが示唆された、大きな発見でした。

またDNAが、宇宙からもたらされる可能性があることについては既に述べましたが、実はDNAだけでは不十分なのです。

DNAとは生命体を構成する情報のことですが、この情報だけでは生命を形づくることはできないのです。

建築物には設計図が必要ですが、設計図だけでなく、この設計図を実行にうつす、大工さんたちが必要ですよね。

同じように、生命体を形づくるにも実行するものが必要となり、これが

RNA

といわれるものになります。

これまで、このRNAの存在が生命体の起源の中で謎とされていました。

しかし、フランスの大学の研究により、宇宙空間でRNAが作れることが示され、その結果が科学誌『サイエンス』に掲載されたのです。

この発見により、

地球で存在する生命体に必要なもの全てが宇宙空間に存在すること

が判明したことになったのです。

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まとめ

今回は、生命の起源は宇宙からきたとする、パンスペルミア説について解説してきました。

宇宙空間に地球の生命体の素になるものがある

ということが、解明されていることがわかりましたよね。

だとすると、これは地球に限ったことではなく

他の惑星にも生命体が存在することは十分ありえる

という推測にたどり着きますよね。

アメリカのウエストハイマー科学技術研究所のスティーブン・ベナー教授は、

生命が発生したとされる時期の地球には実際には、生命が発生できるような環境は整っていなかったため、火星で発生した生命体が地球にきた。

という見方を持っているそうです。

欧米ではパンスペルミア説を推す科学者が増えてきています。

ただしパンスペルミア説も、まだ仮説の段階です。

次々と発見がなされていく中で、別の見解が出てくることもあるでしょう。

どちらにせよ、このまま研究が進んでいけば、地球の生命体の謎が解き明かされる日はそう遠くないかもしれません。

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akin1428

心理関係の仕事をしながら、ライターとして記事を書いています。 メンタルヘルスや人間関係、子育てに関することはお任せあれ! またその他にも雑学の分野で色々と記事を書いています。 知らなかったことを知れるって楽しい!

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