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日本庭園の3つの種類を紹介!枯山水・池庭・露地庭の違いとは?

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旅先で人気のある、城めぐりや寺社仏閣めぐり。

そこで目にするもの。

また、古民家カフェや日本旅館、美術館などにもあるもの。

それは、日本庭園です。

庭があるだけで、ホッとしたりしませんか?

また、庭を眺めているだけなのに、心が落ち着いたりしますよね。

今や日本庭園は海外の観光客にも人気です。

しかし、日本庭園を見ていても、日本庭園について知らない事が多いのではないでしょうか?

少しでも知っていることがあれば、今後の日本庭園の見方も変わってくるかもしれません。

そこで今回は、日本庭園の3つの種類と、それぞれの違いについて紹介します。

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日本庭園の種類

日本庭園には長い歴史があります。

古墳時代の遺跡からも、庭があったことがわかっています。

日本庭園は、

  • 植物
  • 人工の景物(灯篭やつくばい)

が庭を成り立たせている主なものです。

特徴として、それらを山や海に見立てていたり、建物と庭を一体化させているところです。

これは、西洋の庭園にはない、日本独特の文化なのです。

 

日本庭園は、建物の様式の変化や宗教・文化などに大きく影響されています。

なので、時代によってさまざまな様式があります。

この日本庭園の様式は

『枯山水』

『池庭』

『露地庭』

の3種類が代表的なものです。

みなさんも、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

それでは、この3種類の日本庭園の種類、様式について説明していきましょう。

 

日本庭園の『枯山水』について

日本庭園

日本庭園

『枯山水』は、

主に石や砂のみで山水を表現している庭園

のことです。

『水を使っていないこと』

が大きな特徴になります。

それまでの『寝殿造り』から『書院造』への建物の変化が大きかったようです。

室町時代に、禅宗のお寺の庭園として、さかんに造られました。

『枯山水』は、心を落ち着かせる瞑想や座禅の場でもあります。

なので散策する庭園ではなく、室内から静かに鑑賞する庭園なのです。

石を『蓬莱山』(ほうらいさん)という仙人の住む山に見立てたり、水の流れを表すように白砂で模様を描いたりします。

仏教の世界や自然を表して、見る人を穏やかにする目的があるのだそうです。

有名なお寺は、龍安寺(京都)・建仁寺(京都)などがありますね。

 

日本庭園の『池庭』について

日本庭園

日本庭園

『池庭』は、古くからの日本庭園の主流です。

飛鳥時代には、すでに池のある庭が造られていました。

池は海や川に見立てられ、いろいろな表情をみせてくれます。

当時は『曲水の宴』という

流れのある池に盃を流して、歌を詠む

という行事に使われていました。

どこかのニュース映像などで見たことありませんか?

平安時代になると、貴族は『寝殿造り』という建物に住むようになりました。

その庭園に大きな池を作り、建物から庭園を眺めたり、散策してみたり、時には船を浮かべて船からの景色を楽しんだり。

とても優雅な遊びをしていたんですね。

また、平安時代の終わり頃になると、浄土信仰という仏教の極楽浄土の意味も持つようになります。

さらに江戸時代になると、再び大名の庭園として『池庭』が造られるようになりました。

『日本三名園』(兼六園・偕楽園・後楽園)といわれる広大な『池庭』は、いずれも江戸時代に造られたものです。

 

日本庭園の『露地庭』について

日本庭園

日本庭園

『露地庭』は、

茶室の露地(茶室の周り)に造られた庭園

のことです。

桃山時代、茶の湯の発達とともに生まれました。

茶室は『数寄屋造り』という簡素な建物です。

『露地庭』は、その茶室への通路なのですが、雑念を取り払って茶の湯の世界に誘うための場所でもあります。

『露地庭』の庭園は、身近な自然に足を踏み入れたような、控えめな庭造りをしています。

灯篭やつくばいなどの人口の景物を置いているのも特徴です。

灯篭を置いたのは、千利休が最初といわれています。

植えられている植物も、目立たない常緑樹などが多いようです。

手を加えて造っていると感じさせない、わざとらしくない自然の趣があります。

日本庭園の新しい形として発達したそうです。

有名な、『露地庭』の日本庭園には、有斐斎弘道館(京都)・妙心寺(京都)などがありますね。

 

日本庭園の3つの種類の違いとは

『枯山水』『池庭』『露地庭』いずれも日本庭園という共通のものです。

しかし、時代の変化とともに、特徴のある庭園として生まれてきました。

日本庭園とは奥深いものです。

この日本庭園の様式である、3つの種類の違いについて知っておくと、理解が深まりますよ。

『枯山水』

  • 石や砂で造られている。
  • 水は使っていない。
  • 室町時代に禅宗の寺の庭園として造られた。
  • 『書院造』の庭園。
  • 室内から鑑賞する庭園。
  • 瞑想や座禅の場でもある。

『池庭』

  • 大きな池が造られている。(日本庭園の主流)
  • 飛鳥時代から貴族の庭園として造られた。
  • 『寝殿造り』の庭園。
  • 様々な形で遊んだ。(室内から鑑賞・散策・船を浮かべるなど)
  • 仏教の極楽浄土としての形でもある。
  • 江戸時代には大名の庭園としても造られた。

『露地庭』

  • 人工の景物(灯篭やつくばい)を置いている。
  • 桃山時代に茶の湯の発達とともに生まれた。
  • 『数寄屋造り』の庭園。
  • 控えめな庭造りをしている。
  • 茶の湯の世界に誘うための庭園。
  • 日本庭園の新しい形として発達した。

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まとめ

日本庭園について、少しは理解してもらえたでしょうか。

日本庭園は、

  • 水(池)
  • 植物
  • 人口の景物

を使って、いろいろな表情を見せています。

「これは何に見立てているのだろう?」

「どんな意味があるのか?」

など、庭園を眺めながら考えてみるのもよいでしょう。

時代とともに、

『枯山水』『池庭』『露地庭』の3つの種類の様式の庭園がある。

これを知っておくだけでも、日本庭園を見る目がかわります。

日本庭園は四季それぞれに違う良さがあります。

旅行や外出先として、日本庭園を訪れてみてはいかがでしょう?

きっと今までとは違う味わいがあるはずですよ。

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momijibrand

天然酵母を起こしてパンを焼く、趣味の物でフリマに出店する、楽器を習いに行く、凝り性+何ごとも面白がってやる性格です。 仕事・家事・趣味・ライティングにと充実した時間を過ごしています。 『何にでも興味を持つこと』『柔軟な考え方ができること』を心がけて雑学の記事を書いています。 「そうだったのか」と思ってもらえる様にテーマを紹介していきます。

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