2018年4月13日、なでしこジャパンが、アジアカップグループBオーストラリア戦で引き分け。
結果、2019フランスワールドカップへの切符を手にしたわけです。
しかし、その戦い方(ラスト6分)に賛否が分かれているようです。
そのことも影響しているのか、早くもなでしこジャパンのワールドカップでの勝敗予想を気にする人も現れはじめました。
また、なでしこジャパン以外の優勝候補がどこの国になるのか予想している人もいるようです。
そこで本記事にて、なでしこジャパンの2019年ワールドカップでの勝敗予想と優勝の可能性。
そして、優勝候補の国を推察していきたいと思います。
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なでしこジャパンのワールドカップでの勝敗予想

なでしこジャパン
アジアカップグループBの第2節:韓国戦。
この試合に勝てば、文句なしで、自力でのワールドカップ出場を決めていたはずの、なでしこジャパン。
当然、チャンスもたくさんあり、勝っても負けてもおかしくない激しい試合だったようにも伺えました。
しかし、結果はスコアレスドロー。
一転、ワールドカップ出場を決められない最大のピンチを迎えることとなってしまいました。
そして、リーグ戦最終節・オーストラリア戦。
もちろん、この試合に勝てば、なでしこジャパンのワールドカップ出場は決まります。
しかし、万が一負ければ、もう一つの韓国・ベトナム戦の結果次第では、5位決定戦にまわってしまう恐れも…。
それだけ重要な戦いでした。
しかも相手はFIFAランクでは格上のオーストラリア…。
一番対戦したくない相手と戦わなければいけないのですから、なでしこジャパンにとっては試練と言っていでしょう。
オーストラリア戦で戦う意志も見せたなでしこジャパン
そんな状況下で行われたオーストラリア戦。
これまでのなでしこジャパンとはうって変わって積極的な姿勢が随所で伺えました。
もちろん、ボールを奪った後のミスで、再びオーストラリアに攻め込まれるシーンは見られましたが、それでも他の選手がカバーによく入っていました。
後ろでボールを繋いでいくことよりも、ラインを高くして攻め入る気持を忘れなかった…。
さらに、どんなに攻め込まれても耐えるところはしっかり耐えていた…。
このハードワークが、後半に生き、先制することに成功…。
残念ながら後半41分にカー選手にゴールを決められてしまいましたが、1-1のドローで、ワールドカップ出場権を獲得。
なでしこジャパンにとっては、ホッと一安心ではないかと思います。
納得のいかないラスト5分
ただ、どうしても筆者は、ラスト5分は納得できませんでした。
なぜ、あれだけ、激しく戦いをしていたなでしこジャパンが、急に引き分け狙いに転換してしまったのか…。
もちろん、韓国・ベトナム戦の結果がわかった上での引き分け狙いだとは思います。
ただ、ここで勝ちを狙いに行かなくてどうするのか?
監督の指示なのは、わかった上で意見しますが、こういう苦しいときに、勝ちを狙わないようでは、ワールドカップ本戦で優勝は夢と消えかねません。
すでに開催国であるフランスの出場は決まっています。
その他にも、アメリカ・ドイツ・イングランドも出場を決めてくるでしょう。
引き分け狙いの弱気な気持ちでワールドカップ出場を決めた国と、そうではない国。
気持ちの面で、大きな差が生まれないのか。
そのように危惧しています。
今のなでしこジャパンならワールドカップはせいぜい1勝
だからこそ、厳しく意見しますが、このような戦い方をしてしまうのであれば、1勝することはできたとしてもグループリーグ敗退は濃厚…。
そう言わざるを得ないです。
あくまで、ワールドカップ出場を決めるための引き分け狙い。
戦う気概は、残りの1年ちょっとで身に付けていく…
そういうことであれば、勝利の可能性も高まっていくでしょう。
本記事では、あえて厳しく『1勝止まり』と推測しておきますが、まだワールドカップ本戦で、どこと対戦するかも分かりません。
なでしこジャパンが、前に攻める気持をしっかり身に付け、泥臭くゴールに向かっていく姿を見せ続けられれば、自ずと期待値は高まります。
1勝どころではなく優勝の可能性だって高まりますので、いい意味で、期待を裏切ってほしいです。
なでしこジャパンのワールドカップ2019の優勝は?
先日のワールドカップ予選を兼ねた、2018・AFC女子アジアカップ(オーストラリア戦)。
この一戦でオーストラリアに引き分けし、なでしこジャパンがワールドカップ出場を決めましたよね。
先程お話したとおり、なでしこジャパンは、日本代表の男子と異なり、前に攻めようという意思は伺えました。
そのことからも、まだそれなりに勝つ可能性を感じます。
とはいえ、澤穂希さんが牽引していた頃と比較すると、まだ頼りない印象は否めません。
泥臭く戦い抜く選手が少ないことがなでしこジャパンの課題
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澤さん自身が報道ステーションで語っていたことでもありますが、
「もっと泥臭く戦う選手が出てこないとダメ」
という意見には、筆者も賛同します。
これは、男子日本代表にも言えることですが、最後まで泥臭く戦う気概を持った選手が少ないのが現状…。
その象徴と言えるのが、オーストラリア戦の残り6分とも言えるのではないだろうか…。
もちろん、この5分で横パスを続けていたのは、監督の指示であり、彼女らの意思とは反する部分なのでしょう。
しかし、ときに指示を無視してでも泥臭く戦う気概を見せるくらいでなければ、ワールドカップ優勝を狙うのは難しいのではないでしょうか。
自陣での横パス・バックパスの嵐は戦えていない証拠
どんなにテクニックを持っていても、ただ言われたことだけやっているのでは、優勝なんて夢のまた夢…。
ましてや自陣で横パスやバックパスを繰り返すばかりでは…。
たまたまオーストラリアが、攻める気なく引き分け狙いでいたから良かったですが…。
それにしても、万が一ボールロストしてカウンターを食らっていたらどうするつもりだったのか?
だいたいそんな弱腰で、ワールドカップを勝ち抜けるわけがありません。
それだけ厳しい大会であることは誰の目にも明らかなのに、なぜリスクを背負ってまで、残り5分間を戦わないのか?
正直、指示があったにせよ、勝とうとする気持ちが負けていたら、その時点で試合には勝てませんよ。
せっかく、前半から終始、そのことを体現できていたにもかかわらず、残り5分は完全に引き分け狙い…。
ワールドカップ決勝も引き分けなんてありえない
引き分け=ワールドカップ優勝となるのであれば、それもまた良しですが、ワールドカップ決勝は、引き分けなんてありません。
当然、アジアカップ決勝も同じこと…。
次にオーストラリアと対戦するときは、まさにアジアカップ決勝で戦うこととなると思いますが、その時も同じことをするのか?
もし、土壇場で追いつかれたら、その時、どうやってなでしこジャパンは戦うというのでしょうか。
確かに、今回限定なら、賢いゲームの終わらせ方とも言えます。
しかし、流れ論者の筆者からしてみれば、こういうことを繰り返していると、ワールドカップ優勝はどんどん遠ざかっていく…。
そんな風に思えてならないのです。
このままいけばサッカー日本代表の二の舞に…
現時点で優勝の可能性について語るのは野暮だとは思います。
ただ、今のうちに、しっかり戦う気概を身に着けて置かなければ、ハリルホジッチ監督を更迭した男子日本代表のようになってしまいかねません。
なでしこジャパンにまで、そんな風になってもらいたくありません。
その分厳しく、優勝確率10%と予想しておきたいと思います。
あくまで、辛辣に評価したパーセンテージなので、ぜひこの1年で確率を高め、下馬評さえも覆す輝きを取り戻してほしい…。
そう強く願うばかりです。
女子サッカーワールドカップ2019優勝候補は?
なでしこジャパンが、ワールドカップ本戦出場を決めたことで、早くも女子ワールドカップ2019に多くのファンが関心を持ちはじめています。
すでに一部では、まだアジアの4カ国と開催国のフランスしか出場枠が決まっていないのに、優勝候補の話まであるようです。
とはいえ、他の大陸の出場国が決まっていない状況です。
なので、優勝候補として挙げたところで、本戦に出られない可能性も大いにあるでしょう。
ロシアワールドカップ(男子)に関して言えば、
欧州:イタリア・オランダ・ウクライナ・ウェールズ
アフリカ:カメルーン・コートジボワール
北中米:アメリカ
南米:チリ
などが、ワールドカップ本戦の出場を逃しています。
とくにイタリアなんて60年ぶりに出場を逃す悲劇を迎えています。
オランダに至っては、前大会3位、前々大会準優勝という記録を持っています。
この2カ国に加えて、アフリカの雄であるカメルーン・コートジボワールが出てこないのは、かなりの波乱とも言えるでしょう。
女子サッカーも何があるかわからない…
なので、女子サッカーも何が起こるか全く分かりません。
優勝候補筆頭とも言えるアメリカ・ドイツでさえ、予選で負けてしまう可能性もあるのです。
ちなみに、現在行われている欧州予選グループ5でドイツが首位に立っていますが、2位:アイスランドが勝ち点差2で迫っています。
さらにアイスランドは一試合少ない状況なので、自力で予選1位になり突破する可能性もあるでしょう。
現時点では、このグループはドイツ・アイスランドの2強状態なので、最悪でもドイツはプレイオフには出られると思います。
そこで勝てば、無事ワールドカップに出られますが、プレイオフで本戦に出られるのは4カ国の内1枠だけ…。
ドイツが優位でもあり危険な状況にあることに違いはないのです。
一方、アメリカに関しては、ワールドカップ予選に相当する2018 CONCACAF女子選手権が始まってもおらず、これからといったところ…。
まぁ、本大会までアメリカはシードされているので、もうしばらくは登場しませんので、この状況ではなんとも言えません。
優勝候補はアメリカ・ドイツだが波乱が起きるのがサッカー
まさかはあるかもしれません。
なので、
優勝候補はアメリカ・ドイツ
と過去の実績から予測しておきますが、この先の展開次第でどうなるか全くわからないのが本音です。
いずれにしても翌年には出場国が出揃うはずですので、その際に改めて、優勝候補予想をしていきたいですね。
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まとめ
2019年の女子ワールドカップフランス大会。
先陣を切って、なでしこジャパンが本戦出場を決めましたが、前に攻める姿勢を最後まで見せ続けたかは疑問…。
もちろん高倉監督の指示だったとしても、ただ指示を聞いているだけでは、とてもワールドカップで優勝なんて夢のまた夢です。
アメリカ・ドイツなど、どの国が勝ち上がってきても激戦は必至!
それだけに、どこまでなでしこジャパンが戦うチームに進化できるか…。
そして、勝敗予想として厳しく1勝(優勝確率も10%)と予想しています。
この辛辣な予想を、良い意味で裏切ってくれることを願うばかりです。
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