食パンは、朝ごはんの定番ともいえる食材ですよね。
しかし、
「食パンは切った瞬間から劣化していく」
「賞味期限が切れそうになってから冷凍しても意味がない」
というような話もあります。
食パンを保存する場合、どう保存するのがベストなのでしょう?
また、食パンの美味しい食べ方も気になるところ。
当記事で、食パンについて、保存方法や美味しい食べ方といった豆知識を紹介していきます。
スポンサーリンク
食パンのベストな保存方法は?
食パンというと、だいたい1斤サイズで売っていて、それを購入する人が多いと思います。
ただ、1人暮らしだったり2人暮らしくらいの家庭だと、毎日食パンを食べるわけでもないでしょう。
そうなると、食パン1斤なんて、すぐに使いきれないこともありますよね。
しかし、食パンは
「切った瞬間から劣化していく」
「常温保存していて、期限が切れそうになったら冷凍保存するとすぐダメになる」
と言われています。
では、食パンの保存方法は、どうするのがベストなのでしょう?
実は、期限が近づいてから冷凍保存をするのは、実はあまりいい保存方法とは言えません。
なぜなら、食パンは冷凍保存すると、
パンに含まれるデンプンの老化を早く進めてしまう
のです。
また、食パンの水分の蒸発も早くなります。
乾燥したり硬くなったりと、パンの劣化速度が一気に早まってしまうのです。
そして、食パンは切った瞬間からどんどん風味が失われていきます。
食感も、乾燥して硬くなってしまうので、焼いたら、さらに硬い。
そんなパンを食べるのはちょっと嫌ですよね。
そのため、風味を失うことも防げる保存方法をとらなければいけません。
そこで、おすすめしたい食パンの保存方法は…
最初に切り分けて、ラップで包んでフリーザ―パックにしまって空気を抜き、冷凍保存をする
というやり方です。
ようするに、
新鮮なうちに冷凍保存をしてしまおう
というわけですね。
パンは切った瞬間から風味がなくなっていくため、最初から全て切っておいて、後は風味が逃げないようラップやアルミホイルで包み込み密封。
さらにフリーザーパックなどの密封袋に入れ、しっかりと空気を抜いてください。
空気を抜いて密封して冷凍保存することで、冷凍焼けを防ぐことができるのです。
ただ、この保存方法でも、やはり風味は少しずつ失われていきます。
食パンの冷凍保存の期間は
約2週間
が限度といったところ。
2週間以内に食べるようにしてください。
パンが糸を引いていたり、異臭がしたり、カビが生えている状態になったら、それは食べると危険です。
とくに、糸を引いて臭い場合は、ロープ現象が発生している可能性が高いです。
納豆菌の仲間のロープ菌が発生し、こうなると2~3日でパンが腐ってしまう予兆。
そんなパンを食べると、健康上の問題が発生する恐れがあるので、気をつけてください。
冷凍保存した食パンの美味しい食べ方を紹介!
次に、冷凍保存した食パンは、どうやって食べると、美味しくいただけるのでしょうか。
|
実は、冷凍した食パンの美味しい食べ方には、焼き方から大事になってきます。
その美味しい焼き方なのですが、薄切りか厚切りか、そのどちらかで対応も変わるので気をつけてください。
薄切りの冷凍保存した食パンの場合
薄切りの冷凍保存した食パンを美味しく焼いて食べる場合は、
解凍せず、凍ったままトースターで焼く
これが美味しく食べる秘訣です。
冷凍保存した食パンを解凍すると、解凍時に水分が逃げてしまい、食パンもべちゃっとしてしまいます。
凍ったままの焼くほうが、パンの水分が逃げずに美味しいパンを味わえるのです。
ちなみに、食パンは四隅が乾燥しやすいため、少し手間ではありますが、
霧吹きを四隅に吹きかけて、水分を足して焼く
と美味しくなりますよ。
|
アルミホイルで冷凍保存していた場合は、アルミホイルに包んだまま焼くと、熱が伝わりやすいのでおすすめです。
厚切りの冷凍保存した食パンの場合
厚切りの場合は、
30分ほど室内において、半解凍の状態でトースト
しましょう。
また、厚切りの場合のみ、食パンに切り込みを入れることで、切り込み部分が香ばしくなり風味が楽しめます。
切り方によって食感が変わり、
十字切り
切り込みが少ない分ふんわり感が強い。
3×3分割
サクサクした食感になり、バターが染み込みやすくなる。
斜め切り
ふんわり感は十字切りと同じくらい。
ちぎりやすく食べやすいメリットがある。
となっています。
サクサク、ふわふわの食感が楽しめるので、厚切り食パンの美味しい裏技として、試してみてはいかがでしょうか?
高温で短時間で焼く、と水分が抜けにくいので、そういう意味では、グリルを利用して焼くのもいいと思いますよ。
さらに、焼き方以外の、食パンを美味しく食べる方法についても触れていきます。
食パンを焼いて美味しく食べるうえで、欠かせないものが1つあるのを知っていますか?
それが、バターです。
|
このバターをうまく使うと、食パンがより美味しい味に仕上がるんですよ。
ただトーストにバターを塗るだけですが、そのバターにも、2種類の活用法があるので紹介しますね。
まず1つ目の方法です。
1つ目の方法は、
焼く前にバターを塗り、薄い焦げ目がつくまで焼く
という作り方。
そして焼き上がったら、その食パンに角切りバターを乗せてください。
こうすると、バターの風味がいつもより強くなり、食パンのしっとり食感がさらに美味しくしてくれますよ。
続いて、もう1つ。
この方法は、
パンをトーストした後に、冷やしたバターをスプーンなどで薄くたくさん乗せる
という作り方です。
冷やしたバターを塗っておくことで、食べている間に、パンに乗っているバターが熱で溶けていき、溶けたバターがまるでアイスのようになります。
バターが解けていくことで、だんだんと食感が変わっていって、1つのパンなのに複数の食感を楽しむことができますよ。
スポンサーリンク
まとめ
今回は、食パンのおすすめの保存方法や、美味しい食べ方を紹介しました。
食パンは1枚ずつラップなどに包み、そのうえで密封して冷凍保存
そうすると、風味が逃げにくくなるんです。
また、
冷凍保存した食パンは、焼く前に霧吹きで角に水分を含ませる
そうすると、おいしく焼きあがります。
みなさんも、朝食などでトーストを食べる際は、ひと手間かかってしまいますが、この方法をぜひ実践してみてくださいね!