出産を控えている人は、たくさんの喜びが溢れていますね。
新しい家族を迎え入れる準備は、とても幸せな気持ちになります。
しかし準備を進めるうちに、生活費や子供の将来などの
お金の不安
がでてくるものです。
とくに働いていた女性が出産する場合は、仕事を休まなければならなくなったり
経済的な負担
が増えてしまいます。
でも大丈夫!
そんな働く女性の出産では条件を満たしていればもらえる
出産手当金
という制度があります。
今回は、出産手当金の申請期間はいつまでなのか、貰う条件や金額の計算方法を紹介していきます。
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出産手当金の申請期間はいつまで?
出産手当金というのは、
出産のため会社を休んだとき
に支給されます。
被保険者(会社の協会けんぽや健康保険組合などの健康保険に加入している人)の月給の3分の2程度を保障してくれるものです。
仕事ができない期間の給料を少しでももらえるのは、とても助かりますね!
出産手当金の申請期間は?
産前産後休暇開始翌日から2年以内
この期間に申請をすれば
全額支給
されます。
2年98日までは請求日によって受け取り金額が変わったりする
とのこと。
2年98日を過ぎると請求できなくなる
ので要注意。
2年以内に手続きをして、全額支給してもらえるようにしたいですね。
出産手当金の申請時期は?
出産手当金の申請時期は、特に決まっていません。
産前・産後の2回に分けて申請することもできます。
- 産前産後分を一括でもらう
- 複数回に分けてもらう
どちらも可能です。
しかし申請の都度、勤務先の証明が必要となるので複数回に分けてもらうと手続きが面倒になりそうですね。
実際に出産手当金を受け取った人の経験上、産後に一括でもらう方法がオススメだそうですよ。
出産手当金を貰う条件は?
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出産手当金を貰う為には条件があり、産休を取る人全員が、その条件を満たすわけではないので、しっかりと条件をチェックしておきましょう。
出産手当金は、
出産の日(実際の出産が予定日後のときは出産予定日)以前42日(多胎妊娠の場合98日)から出産の翌日以後56日目まで
の範囲内で、産休を取得した人が対象。
国民健康保険加入者、および健康保険加入者の被扶養者は対象外となります。
出産が予定日より遅れた場合は、
遅れた期間についても出産手当金が支給
されますよ。
出産手当金を受け取るには、
被保険者が出産のため会社を休み、その間に給与の支払いを受けなかった場合
という条件があります。
しかし、産休中に給与が発生した場合は、
発生した給与が手当から引かれて支給
されるということ。
傷病手当と重なった場合については、
出産手当金が優先
されます。
産休を取る予定の人は、体と相談しながら体調を優先し、問題がなければ出産手当金がもらえる期間に産休を取得することをオススメですね。
出産手当金の計算方法は?
出産手当金は産休中の給料と一緒。
いくらもらえるのかをしっかりと把握した状態で、出産を迎えたいですね。
まず出産手当金は、目安として
月給の3分の2
が支給されます。
ここでの月給は基本給ではなく『標準報酬月額』が基準。
この標準報酬月額とは、
基本給+役職手当+通勤費+月によって変動する残業費
なども含まれた金額から、各等級に当てはめて金額が算出されます。
出産手当金の計算は、
①支給開始日前1年間の各月の標準報酬月額を合算=標準報酬月給の総額
②①の金額を12ヶ月で割った平均額算出=標準報酬月給の平均
③②÷30日×2/3×休んだ日数
この方法で計算できます!
出産予定日はあくまで予定日なので、前後することも。
その場合は、日数が異なるため注意が必要。
おおよその金額はこの計算で算出できるので、確認してみてはいかがでしょうか。
出産手当金の申請者・申請先・申請書類は?
出産手当金の申請者
本人または代理人
会社が代行してくれる場合もあるそうなので、産休前に確認をとっておいてくださいね。
出産手当金の申請先
職場または自分の加入する保険組合
など様々なので、これも確認をとってください。
出産手当金の申請書類
『健康保険出産手当金支給申請書』といった書類をを提出します。
申請書には
- 振込先口座の情報
- 医師
- 勤務先の証明
などが必要になります。
詳細は、各健康保険組合によって異なるので、こちらも確認しましょう。
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まとめ
いかがでしたか?
今回は、出産手当金の申請期間はいつまでなのか、貰う条件や金額の計算方法を紹介しました。
出産手当金の申請期間は
産前産後休暇開始翌日から2年以内なら全額貰えます。
それ以降は支給金額が減ったり、全くもらえなくなるので要注意です。
出産手当金の貰う条件は、
出産の日(実際の出産が予定日後のときは出産予定日)以前42日(多胎妊娠の場合98日)から出産の翌日以後56日目まで
この範囲で産休をとった被保険者が対象。
出産手当金の支給額の目安は、
月額の3分の2程度
だと思ってください。
その計算方法は、
①支給開始日前1年間の各月の標準報酬月額を合算=標準報酬月給の総額
②①の金額を12ヶ月で割った平均額算出=標準報酬月給の平均
③②÷30日×2/3×休んだ日数
この計算で算出できます。
出産を控えている人は、この出産手当金をもらえるのか、金額を計算しておきましょう。
あらかじめ把握しておくことをオススメします!