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サッカー日本代表のシュートが圧倒的に少ない理由考察!FWの問題?

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みなさんは、サッカー日本代表の課題の一つとして、

「決定力が少ない」

「シュートが圧倒的に少ない」

といった言葉を聞いたことはないですか?

確かに決定力もシュートも少ない印象は強いです。

でも枠外のシュートも含めれば、決してシュートを打っていないわけではありません。

なのに、なぜこのように問題視されてしまうか…。

そもそもFWの問題なのか?

筆者としては、別のところに本当の理由があると考えています。

そこで、本記事では筆者の見解も交えて、

  • サッカー日本代表のシュートが圧倒的に少なく決定力がない理由
  • サッカー日本代表が抱える問題

に迫っていきたいと思います。

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サッカー日本代表が抱える決定力シュート数不足問題

サッカー日本代表戦を観れば観るほど、FWにばかり責任転嫁されている解説者の言葉が聞かれます。

もうなにかのドラマか映画の決め台詞みたいに言い放ち、それさえ言えば大満足といった気すら伺えます。

正直、耳にタコができそうです…。

筆者だけでなく、いつまでもそんな言葉ばかり聞かされ、もう飽き飽きしているサッカーファンは少なくないでしょう。

日本代表が親善試合(マリ戦)でシュート13本打った事実

本当にシュートを打たないことが決定力不足の理由であれば、どんどんシュートを打てばいいだけの話ですよね。

実際に、先日開催されたサッカー日本代表親善試合(マリ戦)では、シュート13本打っています。

相手のマリ代表が、7本打っていることを考えたら、決して少ないとは言い難いです。

世界ランクの信憑性

たしかに世界ランクだけを見たら、日本代表の55位であるのに対しマリ代表は67位…。

格下といえば格下と観ることはできます。

でも、筆者から言わせてもらえれば、この世界ランクが本当に正しいランキングなのかも怪しいです。

もちろん、日本代表が弱いということではありません。

単純に、

「世界ランクだけを見れば、格下であっても決して侮ることはできない…」

ということを物語っていると考えています。

そして、このことはワールドカップで日本代表が、簡単に本戦への切符を手にできていない現状を見ても明らかです。

日本代表がロシアワールドカップ予選でUAEに破れた現実

今回のワールドカップアジア予選でも、日本代表は格下のUAEに敗れ、

「本戦出場に黄色信号が灯った」

という不安の声を漏らすサポーターも少なくなかったはずです。

日本が55位、UAEが79位と明らかに世界ランクだけを見れば差があります。

でも実際に戦ってみると、それほど差がなかったわけです。

そのことから見ても分かる通り、世界ランク中位同士の対決では、世界ランクなんて全く意味がないのです。

あくまで、

勝った方が、そのとき強かった

と判断せざるを得ないのが正直なところでしょう。

つまり、本当の格下というべき対象は、ドイツやブラジルがサッカー後進国のソマリアやトンガが対戦するケースのみくらい。

シュート数が少なく決定力不足といわれる決定的な理由

先程も少し触れましたが、マリ代表との親善試合も含め、過去数試合の日本代表を調べてみましたが、シュート数は決して少なくありません。

しかし、なぜかシュート数が少なく(というよりシュートを打たないと批判されています)、決定力が不足していると問題視されています。

これは一体どういうことなのか…。

答えは簡単です。

単純に点を取らなければ勝てない競技で、選手や監督、解説者、そしてサポーターと、誰もが、

『決定的なシーンでシュートを打たない』

という断片的なシーンだけを事実と決めつけてしまっているに過ぎないのです。

サッカー解説者でさえ断片的にしか観ていない現実

 

この試合について、別番組で解説していた秋田豊氏は、

「前半、ハリルホジッチ監督の狙い通り、プレッシングがハマっていた」

と解説していました。

これでプレッシングがハマったと言っている時点で、かなりおかしな解説と言わざるを得ません。

確かに何度かチャンスは作れていました。

でも、プレスをかけているはずの日本代表が、一人シュートを打つことで他の選手が足を緩めているのです。

それで決定的なチャンスを物にできないからピンチに陥ると言っているわけですが、そもそもスナイパーみたいに一発で仕留められる訳がない…。

それは、個人技の優れたブラジル代表にも言えることです。

だいたいシュートを枠内に入れれば、必ずゴールが決まるのであれば、誰も決定力不足で苦しむことなどないです。

本当の意味でのプレッシングとは?

ここで問題視するべきは、プレッシングそのものができていないことです。

もしプレッシングできたのであれば、シュートを打った直後でさえ、二次攻撃に備え、前にプレスを掛けてはじめてプレッシングできたというべき…。

そして、ボールがピッチを出て、初めて動きを止める…。

これが、真のプレッシングだと考えています。

確かにオフザボールの動きを常に保つのは、かなりのハードワークであることに違いありません。

しかし、それくらいのことをしないと、簡単にゴールを決めることも難しい…。

これが現状であり、解説者なら、そこを指摘できなければならないと思います。

シュートを打てない=決定力不足は間違い

もちろん、これは、秋田氏だけの責任ではありません。

あくまで、今の日本人の多くの見る目・考え方の問題です。

おそらく筆者のような考え方をしている人は少ないと思います。

しかしそこに大きな問題が潜んでいることを、厳しい発言ではありますが、ここであえて進言しておきます。

そして、少なくとも

シュートを打っていない

ということが決定力不足の問題でもなければ、ましてや、FWだけの責任ではありません。

 

サッカー日本代表が抱えている深刻な問題

 

筆者の個人的意見ではありますが、決定力不足の最大の理由は、

1次攻撃で止まっていることにある

と考えています。

実際に、2014年のブラジルW杯でさえ、シュート後にもっと詰めていたら、点が取れていたかもしれないシーンがたくさんありました。

もちろん、オフサイドを取られてしまう可能性もあるので、その動きが無駄に終わってしまう可能性も否定できません。

しかし、1次攻撃だけでは、怖さを与えることができないこともはっきりしたはずです。

FWばかりが責められるのは間違い

では、FWがもっと詰めていたら点が取れていたというのか?

答えはNOです。

FWだって、もっとプレスをかけてシュートを打っていきたいと考えているはず…。

でも現実的にそれができていないのは、全体的な押し上げが足りないからこそ。

全体的に敵陣に押し込み、シュートを打ち切って、その攻撃を終わらせる…。

それさえできていれば、もっと決定力は上がるはずです。

なので、FWだけの責任にしていることすら、間違いと言わざるを得ないです。

では、全体的に押し上げられないのは、何が理由なのでしょうか。

そこに、日本サッカー界の根本となる大きな問題が潜んでいると考えています。

では、ここで筆者が考えている、サッカー日本代表が抱える根本的な問題に触れてみたいと思います。

規律ばかり重んじるサッカーが問題

何かと決定力不足と言われるサッカー日本代表ですが、そもそも、なぜアグレッシブに攻めることができないのか?

その答えは、

規律重視のサッカーにある

と考えています。

何かと組織的なサッカーをしたがる日本のサッカーが、全てダメとは言いません。

組織的に攻守を切り替えることも重要です。

しかし、組織的に動くことや規律を守ることばかりに囚われてしまえば、

「失敗した時にどうしよう…」

と何も身動きできなくなってしまうもの…。

失敗ばかり恐れる現状…

なにか問題が起これば、誰かの責任のなすりつけ合いが展開し、挙句の果てにはトカゲの尻尾切りをしようとする…。

結局、誰もが保身に走ってしまうわけで、試合で勝つことなんて夢のまた夢…。

それどころか決定力すら上がらないまま、ダラダラのつまらないサッカーをし続けることになるでしょう。

実際に、そんな一面が、サッカー日本代表にも見られます。

例えば、

『自分はDFだから、あまり攻撃参加してはいけない』

と言ったような規律ばかりに囚われた動きが、多く見受けられるのです。

DFが全く敵陣に上がっていないとは言いません。

しかし時に、相手にボールを取られたときのことばかり考えてしまい、守備に意識を持つあまり、前に押し込めなくなっています。

ショートカウンターをするときにバックパス&横パスの嵐…

ショートカウンターを仕掛けなければ行けないタイミングで、バックパスや横パスを繰り返してしまうシーンがその象徴…。

もちろんリスク管理は重要です。

時にはセーフティーに、バックパスを送らなければならないこともあります。

ただ、だからといって、パスでこねくり回すだけでは、いっこうに攻撃のチャンスを得られないのも事実。

結果として、ボールを取られて一気にカウンターを受けることだって増えているのです。

サッカー日本代表は形にこだわる

それなのに、規律や組織を重んじるがばかりに、形に拘りすぎて結果を出せていない…。

現在の日本代表監督であるハリルホジッチ氏は、そのことをまっさきに指摘し、縦に速いサッカーを求めてきました。

しかし、これまで日本に染み込んだ気質を変えることができず。

結局、相手の戦術によってスタイルを変えるカメレオンサッカーに成り下がってしまった…。

それでは、勝てるものさえ勝てなくなってしまうでしょう。

やれ体脂肪が12%以下の選手でなければ起用しないとか、いろいろ厳しい印象があるだけに、ミスが許されないとネガティブに捉えてしまう…。

日本人のチャレンジできない気質

そんな気質が日本代表選手全体に見受けられ、前のE-1選手権の韓国戦のように、リードしながら防戦一方という、おかしな展開を生み出すのです。

結果を見れば、1-4と歴史的大敗を喫した日本でした。

考えてみれば、この結果は妥当な結果だと思います。

やはり、監督のスタイル・チームの規律・組織力だけに縛られることなく、時には失敗を恐れずに、果敢にチャレンジしていくことも重要…。

そして、そのチャレンジの積み重ねが、2次攻撃・3次攻撃と厚みのある攻撃を生むきっかけとなり、得点チャンスが生まれていく…。

ハリル監督への批判も間違い

ハリル監督の批判は大きく、監督更迭の話まで囁かれていますが、筆者はそうは考えていません。

監督の手腕はともかく、組織重視に縛られる日本サッカーを変えるいいチャンスだと思うのです。

もし、ここで変われなければ、永遠に日本代表は、サッカーで上に這い上がることはできないでしょう。

個人技だけでもなく、組織力だけでもなく、全体的なバランスと戦う姿勢…。

これらを手にすることができるかできないかは、今後の日本代表にかかっている!

そのように考えている次第です。

 

日本のスポーツ界における問題

「日本のスポーツ界の強みは組織力にある…」

そんな言葉を、スポーツ中継などで耳にする機会があります。

よくよく考えて観ると、意外と団体競技で結果は出ていません。

サッカー、バレーボール、バスケ、ハンドボール、ホッケー、ラグビー、水球、アイスホッケーなどなど…。

さまざまな団体競技がありますが、サッカー、バレーボール、野球、ソフトボール、男子ホッケーでメダルを取った程度…。

しかも、バレーボールやホッケーに至っては、もはやメダルを争う力は失い、男子サッカーにおいてもメキシコ五輪の銅メダル一つのみ…。

この状況を見て、団体競技に向いていないとすら言われている始末…。

組織力重視で結果が出ていないのに…

なのに、一方では組織力ばかり求めてしまっている…。

そこには、日本の指導の間違いが、根底にあると筆者は考えています。

よく、未来のアスリートを映し出すドキュメント映像などが、テレビで報じられることがありますよね。

その映像を見る度に、決まってコーチが選手を怒鳴りつける映像が得意げに映し出されていますが、それで選手は萎縮して結果を出せない…。

それどころか、いつしかコーチ・監督の言うことだけを聞こうと、本当に追い求めなければいけない結果さえもないがしろになっている…。

まるで飼い主と飼い犬の関係とでも言うべきなのか…。

教育・指導を履き違えたコーチが実に多く見受けられるのです。

日本の教育・指導法の問題

しかも、たちの悪いことに、選手が結果を出そうものなら、自分のおかげと得意顔になり、一方で成績が悪ければ選手の責任にしてしまう…。

そんなことが起きようものなら、選手は完全にやる気を失くしてしまうでしょう。

褒めてほしくて、認めてほしくて一生懸命になっていても、結果を出すのは当たり前と評価もせずに、自分だけがよそに目を向けて得意顔…

もはや指導にもなっていませんよね。

もちろん、全ての指導者がこのような指導をしているとは言いません。

でも、それがピックアップされ、良いように映像化され、スルーされてしまうことに違和感を感じます。

教育を間違えたままでは…

問題に真摯に向き合わない以上、サッカー日本代表が、ワールドカップベスト16さえ夢のまた夢となるでしょう。

正直なところ、筆者は、今回のロシアW杯で日本は1勝どころか1点すら獲れないと予想しています。

それくらい、今のサッカー日本代表は全体的にダメで、さらに言えば、日本のスポーツ界全体がいいように見えません。

とはいえ、先日の平昌五輪の女子カーリング日本代表のように、明るく楽しくスポーツに取り組む姿勢も見られることは唯一の救い…。

このことを、しっかり胸に刻み、スポーツ界全体の問題として真摯に向き合い、子供たちを指導する者たちが改善されることを切に願うばかりです。

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まとめ

サッカー日本代表が、得点力不足で勝てない問題について、世間ではFWに責任転嫁された批判が集中しています。

しかし、根本的なところを見ていない、一方的な意見としか言わざるを得ません。

そもそも、軍隊のように組織力だけを高めようと、子供の頃から強制的な指導をしていることが深刻な問題です。

確かに組織力は重要です。

しかし、それに囚われるあまり、消極的なプレイをしていたら意味がありません。

結局その表れの一つとして、日本代表はシュート後も動きも緩めで、厚みのある攻撃を仕掛けられないのです。

これが、変革する一つのきっかけになれば幸いです。

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masayan

音楽・スポーツ観戦が大好きで、アーティストではJUJUさん・欅坂46など、スポーツではヴィッセル神戸(サッカー)にハマっています。 性格も猪突猛進タイプで、芸能・スポーツを中心に、幅広く思いがストレートに伝わるような、面白くためになる記事となるよう、心がけて執筆しております。どうぞよろしくお願いいたします。

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