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パウンドフォーパウンド歴代最強と最新2018ランキングを考察!

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プロボクシングには、パウンド・フォー・パウンド(PFP)という評価方式があります。

これは体重による枠決め(バンタムとかフェザーとかの)を取り払い、

全階級での最強ボクサー

をランク付けするのです。

ミニマム級もヘビー級も体重は無視して同じ基準で比較、評価し、最強ボクサーをランキングします。

このパウンド・フォー・パウンドで上位にランクされるのは、主として

中量級(ライト級からミドル級あたり)の選手が多く

ヘビー級やミニマム・フライ級あたりの、非常に重い、あるいは軽いクラスの選手はめったにランクインしません。

やはり中量級では、軽量級のスピードとテクニック、重量級の迫力とパワーを併せ持った選手が多いのでしょう。

そこで今回は、パウンドフォーパウンドの歴代最強ボクサーと、最新のランキングを考察してみます!

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パウンドフォーパウンド歴代最強は誰?

冒頭に書いたように、パウンド・フォー・パウンド方式では、体重は考えに入れません。

純粋にその技術やスピード、パンチ力や戦術など、選手個人の能力のみを見て、比較、ラングづけするものです。

このパウンド・フォー・パウンドは、

1922年創刊のアメリカ最古のボクシング雑誌、リング誌(リング・マガジン)が始めたシステム

その後、各社が取り入れて、今ではボクシングファンにすっかりおなじみのものとなっています。

現在ではWBN(World Boxing News)が、精力的に毎月パウンド・フォー・パウンドのランキングを発表していて、こちらも有名です。

これらのランクキングは、その年その月の時点でのランキングとなっています。

では時系列は無視した歴代最強のパウンド・フォー・パウンドは誰なのか?

という疑問や興味を持った人も多いかと思います。

元々、パウンド・フォー・パウンドという方式は、選定する個人の主観や好みが強く影響するものです。

影響するというより、個人の主観や好み『のみ』で決められる、と言っても過言ではありません。

でなければ、既に故人となっているボクサーの比較、ランク付けなどできるわけがありませんよね。

という前振りはおいて、好みによる歴代最強パウンド・フォー・パウンドを選んでみました。

もちろん、『これは強い!』と痛感する選手ばかりです。

さっそく紹介すると、

  1. ロイ・ジョーンズ・ジュニア
  2. シュガー・レイ・ロビンソン
  3. シュガー・レイ・レナード
  4. トーマス・ハーンズ
  5. マービン・ハグラー
  6. ロベルト・デュラン
  7. フロイド・メイウェザー・ジュニア
  8. ローマン・ゴンザレス
  9. マニー・パッキャオ
  10. リカルド・ロペス

というランキングになりました。

さらに各ボクサーを比較検討してみましょう。

ロイ・ジョーンズ・ジュニア

ミドル級のボクサーで、ヘビー級のチャンピオンになった史上二人目の選手。

ミドル級からスタートし、スーパーミドル級、ライトヘビー級、ヘビー級と4階級制覇のチャンピオンです。

75戦 66勝 (KO勝ち 47) 9敗

が戦績ですが、KO率からもわかるように、無類のハードパンチャーというタイプではありません。

彼の特徴は、なんといっても中重量級とは思えぬ、桁外れのスピードです。

ミニマムやフライの選手より速いスピードで相手を翻弄し、抜群の反射神経で相手のパンチをかわす姿には痺れますね。

シュガー・レイ・ロビンソン

元祖パウンド・フォー・パウンドです。

元々パウンド・フォー・パウンドという言葉は、

シュガー・レイ・ロビンソンを表現する言葉

として使われ始めたそうなのです。

別名『拳聖』と言われるシュガー・レイ・ロビンソン。

1940年代に、既に現代の洗練されたボクサースタイルを見せていました。

華麗なフットワーク、コンビネーションパンチなど、そのスタイルはモハメッド・アリやシュガー・レイ・レナードにも大きな影響を与えています。

彼の戦績ですが、プロで200戦というのは凄い戦績ですね。

200戦 175勝 (KO勝ち 109) 19敗 6引き分け

階級はミドル級中心です。

シュガー・レイ・レナード

シュガー・レイ・レナードもスピード主体の選手で、タイプとしてはロイ・ジョーンズ・ジュニアやフロイド・メイウェザー・ジュニアと似ています。

シュガー・レイ・レナードをパウンド・フォー・パウンドの歴代3位に持ってきたのは、筆者がこのタイプを好きということ。

スピードと技術でロベルト・デュラン、マービン・ハグラー、トーマス・ハーンズらと共に、黄金の中量級時代を築きました。

ウェイトは、ウェルター級からスーパーミドル級まで。

また、『シュガー・レイ』のリングネームは、尊敬するシュガー・レイ・ロビンソンにあやかったものです。

40戦 36勝 (KO勝ち 26) 3敗 1引き分け

なお、彼はモントリオールオリンピックのゴールドメダリストでもあります。

トーマス・ハーンズ

身長185cm

リーチ198cm

中量級選手としては抜群の長いリーチを誇ります。

左腕をだらりと下げたデトロイトスタイルから、いきなり打つフリッカージャブが、彼の代名詞的パンチです。

フリッカージャブとは、腕を下げた状態からちょんと振り上げるようにして打つ、ジャブの打ち方の一つです。

大きな威力はなくても相手の意表を突く効果

があります。

それに続く右ストレートで相手をなぎ倒し、黄金の中量級時代の立役者のひとりでした。

ただ、彼はグラスジョーの持ち主でもあったので、相手の一発で沈むこともままあります。

階級はウェルターからライトヘビーと、かなり幅が広いですね。

67戦 61勝 (KO勝ち 48) 5敗 1引き分け

マービン・ハグラー

階級はミドル級ですが、12回連続防衛の記録を持っています。

タイプはオールラウンダー。

パンチ力、スピード、技術、リングジェネラルシップと、全ての面でバランスの取れた名選手です。

『ミスター・パーフェクト』というニックネームが、それをうまく表現していますね。

現役時代は酒や煙草はもちろんのこと、甘い菓子やコーヒーすら口にしないという、ストイックな生活に終始していたのです。

67戦 62勝 (KO勝ち 52) 3敗 2引き分け

ロベルト・デュラン

通称『石の拳』という、強打の荒武者ボクサーです。

スタイルは初期から中期は、荒々しいファイタータイプですが、晩年には技巧派としての技も見せていました。

スーパーフェザーからミドル級まで幅広いウェイトで戦いましたが、日本人選手とも拳を交えています。

世界スーパーフェザー級王座を6度防衛した小林弘選手や、後のWBC世界王者ガッツ石松選手ですが、いずれもKOで破りました。

119戦 103勝 (KO勝ち 70) 16敗

フロイド・メイウェザー・ジュニア

最近の人にも、おなじみですね。

彼は異常とも思えるほどの反射神経の速さとスピードにより、相手を翻弄し尽くして勝つという、一風変わったスタイルの選手なのです。

一方的に打ちまくられることは全くありませんが、相手を嘗めきっていて一発もらうということは、かなりあります。

また、逸話の多いボクサーとしても有名で、パッキャオに対する人種差別発言、アリやタイソンに対する侮蔑的発言など、物議を呼んでいて、

2014年にはスポーツ・イラストレイテッド誌の『最も嫌われているスポーツ関係者35人』の一人に選出

されたりしているのです。

マービン・ハグラーとは対照的な性格のようですね。

スーパーフェザー級からスーパーウェルター級にかけて、史上初めて無敗での5階級制覇達成。

50戦 50勝無敗 (KO勝ち 27)

ローマン・ゴンザレス

日本でもよく知られているローマン・ゴンザレス。

彼は帝拳プロモーションとマネージメント契約をしていますので、日本でもファンが多いのです。

そのボクシングスタイルは、攻め良し守り良し、パンチは強力無比で連打も良く出るという、全く隙のない素晴らしいものです。

パウンド・フォー・パウンドでも、軽量級の選手として始めて

第1位

にランクされていました。

ごく最近まで無敗のままで、筆者は

間違いなくロマゴンは引退するまで無敗のままでいる

と思っていました。

ところが、最強ロマゴンにも年齢の影響があるようで、タイのシーサケット・ソー・ルンヴィサイに判定負けし、生涯始めての敗戦。

そして再戦では、これも初めてのKO負け…。

パウンド・フォー・パウンドでもランク外に転落したのです。

ウェイトはミニマムでスタート、その後スーパーフライまで上げています。

総試合数 48戦 46勝 (KO勝ち 38) 2敗

マニー・パッキャオ

パックマンの愛称で知られるマニー・パッキャオ。

パックマンも最強パウンド・フォー・パウンドの一人です。

彼はフィリピンの英雄として、現在は上院議員になっていて、将来の大統領候補とさえ言われています。

ボクシングでも、

ライトフライ級からスーパーウェルター級と、計9階級の体重差

を乗り越えて、世界タイトル6階級制覇という、驚異的な成績を収めています。

68勝 59勝 (KO勝ち 38) 7敗 2引き分け

パッキャオが対戦したボクサーですが、とくに名のある選手だけでもこのようになります。

  • マルコ・アントニオ・バレラ
  • ファン・マヌエル・マルケス
  • エリック・モラレス
  • オスカー・ラリオス
  • オスカー・デ・ラ・ホーヤ
  • ミゲール・コット
  • アントニオ・マルガリート
  • シェーン・モズリー
  • フロイド・メイウェザー・ジュニア

いずれもボクシングファンなら知らない人はいないという、名選手ぞろいですね。

リカルド・ロペス

リカルド・ロペスは、世界王座を11年間維持し、合計26回の王座防衛戦で全勝という、信じられないような戦績を持つ、『小さな巨人』です。

階級はミニマムとライトフライですが、大半はミニマムで試合をしています。

戦績は、

52戦 51勝 (KO勝ち 37) 0敗 1引き分け

と無敗です。

その引き分けも、負傷による負傷引き分けなので、引き分けとは言えないものですね。

メディアでも、

『完璧な技術を持つファイター』

『ボクシングの天才』

などと絶賛されています。

日本の選手とは、大橋秀行(現大橋拳会長)などと戦い、全てKO勝ちを収めているのです。

ボクシング今昔物語

戦前の試合でも、ジャック・デンプシー対ジーン・タニーの一戦などは、非常に興味深いものがあります。

ジャック・デンプシーは典型的なブルファイターで、ジーン・タニーは長身とフットワークを生かしたアウトボクサーです。

当時のジャック・デンプシーはその強打により国民的ヒーローで、ファンは圧勝を期待していました。

しかし、ジーン・タニーはスピードのある左ストレートを連打し続け、ジャック・デンプシーは顔が腫れ目が潰れてほとんど見えない状態となります。

それでも彼は左右のフックを振るいながら前進し続けましたが、結局判定負けとなりました。

ジャック・デンプシーは、始めてクラウチングスタイル(前傾した姿勢)を取ったボクサーであり、この試合は

ファイター対ボクサーの典型的試合例

としても有名です。

筆者がボクシングを見始めた(もちろんテレビで)のは1960年頃からです。

当時はあのお堅いNHKまでボクシングの中継をやっていたのです。

原田政彦(ファイティング原田)対ポーン・キングペッチの一戦など、日本中が興奮の渦に巻き込まれたものです。

現在から見ると、まさに隔世の感がありますね。

 

パウンドフォーパウンド最新ランキング

 

それでは、現在の最新最強パウンド・フォー・パウンドを見てみましょう。

以下はアメリカの有力メディアである、

WBN(World Boxing News)でのパウンド・フォー・パウンドの最新ランキング

ですが、このランキングでは、

  • 世界タイトルを獲得したことがある
  • 複数階級のタイトルを獲得した
  • 強い相手と対戦している
  • 試合内容と勝ち方が良い
  • 長期に渡り活躍、またはこの1年間活躍している

などを基準として選定されています。

また、このパウンド・フォー・パウンドは、2018年1月のものです。

  1. ゲンナディー・ゴロフキン
  2. ワシル・ロマチェンコ
  3. テレンス・クロフォード
  4. マイキー・ガルシア
  5. カネロ・アルバレス
  6. シーサケット・ソー・ルンヴィサイ
  7. 井上尚弥
  8. ホルヘ・リナレス
  9. キース・サーマン
  10. オレクサンドル・ウシク

ほとんどが超有名選手なので、説明は不要とおもいますが、2~3注釈を入れておきます。

カネロ・アルバレスは、『カネロ』(紅茶)の愛称で知られるメキシコの国民的英雄で、2017年にはこのランキング第1位の、

ゲンナディー・ゴロフキンと引き分けています。

テレンス・クロフォードは、スーパーライト級で初の主要4団体統一王者。

マイキー・ガルシアは、世界4階級制覇チャンピオンで、兄も元世界チャンピオンというボクシング一家です。

シーサケット・ソー・ルンヴィサイは、ロマゴンを2度破ったことで、一躍注目の的になったタイのチャンピオン。

キース・サーマンは、一撃必倒のハードパンチャーで、第一ラウンドでのKOが多いことから『One Time』の愛称があります。

オレクサンドル・ウシクは、WBC・WBO世界クルーザー級統一王者で、ロンドンオリンピックでのヘビー級金メダリスト。

なお、クルーザー級はライトヘビー級とヘビー級の間の階級で、リミットは175~200ポンド (79.4~90.7kg)となっています。

クルーザー級はWBAおよびWBC、IBFの呼称で、WBOではジュニアヘビー級となっていて、統一されていません。

なお、このランキングにはありませんが、

21位に田中恒成選手が、23位にマニー・パッキャオ、27位にローマン・ゴンザレス、33位に田口良一選手、42位に比嘉大吾選手

が入っています。

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まとめ

体重による枠決め(バンタムとかフェザーとかの)を取り払い、全階級での最強ボクサーをランク付けするパウンド・フォー・パウンド。

その歴代最強パウンド・フォー・パウンドには、

ロイ・ジョーンズ・ジュニア、シュガー・レイ・ロビンソン、シュガー・レイ・レナード、トーマス・ハーンズ

などを選んでみました。

また、最新のパウンド・フォー・パウンドでは

ゲンナディー・ゴロフキンやワシル・ロマチェンコ、サウル・アルバレス、さらには井上尚弥選手やホルヘ・リナレス

などが選出されています。

井上尚弥選手は年齢も若く、これからさらに評価は上がっていくと思われますので、近い将来

パウンド・フォー・パウンドで第1位

ということもありえそうですね。

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watari1

好きなもの:野球、アニメ・ゲーム、特撮 趣味:ゲームに没頭すること、文字書き 座右の銘:『なるようにしかならない』 何をどれだけ貯めていようと、命尽きれば人生は終わり。 終わってしまった過去も、何が起こるかわからない将来も、考えるだけ無駄ではないか? そう考えたことがきっかけで、それなら今を楽しむことだけ考えよう、を信念に日々を過ごすようになりました。 自分の興味関心のある出来事やニュースについて、偏屈者ではありますが、思うままに綴っていければと思っています。

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