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WHO発表の謎の病気・疾病Xとは?意味や定義と語源をチェック!

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WHOこと、 世界保健機関は、R&Dブループリントとよばれる戦略対策計画で、今後研究開発を加速させる必要のある感染症の一覧を発表しました。

そこで、対策するべき謎の病気として、『疾病X』なるものの名前を挙げたのですが…

『疾病X』とは、一体どんな病気なのでしょうか?

○○Xなんて、映画のタイトルか何かかと思わされる名前ですよね。

当記事では、『疾病X』と呼ばれる謎の病気の正体について、色々と調べてみることにします。

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WHOが『疾病X』という謎の病気を発表

WHOが発表した『疾病X』は、R&Dブループリントという戦略対策計画の中で記載されていた病気です。

R&Dブループリントとは、WHOの戦略対策計画のことです。

R&Dブループリントとは何?

という話ですが、詳しく調べても意味が載っておらず、推測するならば、

  • 企業の研究開発やその部門のことを表すリサーチアンドデベロップメントのR&D
  • 詳細な計画という意味のブループリント

を合わせた言葉なのだと思います。

要するに、

WHOの今後の研究開発の未来予想図みたいなもの

ですね。

2014年に流行したエボラ熱を受け、ワクチンなどの研究開発を対策に組み込む必要があることから生まれたのが、R&Dブループリント。

これらの研究開発をいち早く進め、

『ワクチン開発の基盤を作っておこう』

というわけです。

そうすれば、治療法が確立されていない、ワクチンのない感染症や病気などに対しても、すぐ研究に取り組むことができます。

ワクチン開発が早まり、世界的流行・パンデミックを抑えられる可能性がありますからね。

 

R&Dブループリントでは、今後、効果的なワクチンが存在しない、かつ世界的な脅威になりかねない感染症として、

  • クリミア・コンゴ出血熱
  • エボラ出血熱
  • マールブルグ病
  • ラッサ熱
  • 中東呼吸器症候群(MERS)
  • 重症急性呼吸器症候群(SARS)
  • ニパウイルス感染症
  • リフトバレー熱
  • ジカ熱

そして、『疾病X』を挙げています。

では、そもそも『疾病X』とは、一体何なのでしょうか?

 

『疾病X』とは?意味や語源をチェック

WHOが発表した、今後研究開発を迅速に進めるべき病気の1つとして挙げたのが、謎の病気・『疾病X』です。

『疾病X』とは、どんな病気なのでしょうか?

WHOは『疾病X』の定義づけをしています。

それによれば、『疾病X』とは、

現時点で人間の発症が確認されていない病原体が引き起こす深刻な国際伝染性疾患

とのこと。

米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・フォーシ所長が解説するところによれば、

「過去の経験で学んだ通り、我々は時として予想外の事態に見舞われる」

「ジカ熱は予期できなかったし、エボラ熱が都市を襲うとも思っていなかった」

ということです。

要するに、

ヒトに移るかわかっていないウイルスでも、研究開発を進めていかなければならない

という意味でしょう。

本当にあるかどうかはさておき、わかりやすく説明するなら、

『猫しか感染しないと思われていた感染症が、実はヒトに移るものだった…』

などですね。

危険性がゼロとは言えないため、

現状ではヒトに移らない、ヒトが持っていないウイルスの研究もしておくべき

というわけです。

 

『疾病X』の『X』も、意味としては、まさに上記の考え方を反映しているものであって、

『疾病X』の『X』は、

unexpected(予想外)

という意味を表しています。

まさに意味通り、予想外の事態に対応できるような基盤を作るべき疾病だというわけです。

まぁ、それはそうとして、なぜ頭文字ではなく、途中の部分である『X』をつけたのかはよくわかりませんが…。

 

『疾病X』とともにWHOが発表した緊急性の高い感染症は?

先述した通り、『疾病X』以外にも、多くの感染症が、いち早い研究開発が求められるものとして発表されています。

  • クリミア・コンゴ出血熱
  • エボラ出血熱
  • マールブルグ病
  • ラッサ熱
  • 中東呼吸器症候群(MERS)
  • 重症急性呼吸器症候群(SARS)
  • ニパウイルス感染症
  • リフトバレー熱
  • ジカ熱

これら9種類についても解説しますね。

 

エボラ出血熱は、世界的に流行したので名前を知っている人も多いであろう感染症ですよね。

2年間のうちに2万8千人が感染、最終的に1万1千人が命を落としました。

まだ有効と言い切れるワクチンや治療薬が存在せず、実験段階のものが多い状況ですし、対策の緊急性は高いです。

 

マールブルグ病は、第2のエボラ出血熱として、世界的流行の危機がある病気の1つ。

2017年10月頃にウガンダで発生し流行した、重症化するとエボラ出血熱と似た症状を引き起こす感染症で、まだワクチンなどはありません。

 

そして、2018年になってから、ウガンダの日本大使館も注意喚起をしているのが、クリミア・コンゴ出血熱リフトバレー熱です。

クリミア・コンゴ出血熱とリフトバレー熱は、アフリカに多い感染症で、2018年1月頃にウガンダで発生しました。

  • クリミア・コンゴ出血熱はマダニ
  • リフトバレー熱は蚊

に刺されることで感染します。

こちらもワクチンがないので、予防は肌を隠すしかないのが現状ですね。

 

2018年に流行の兆しを見せているという意味では、ラッサ熱も当てはまります。

ラッサ熱は、急性の出血熱で、2018年2月にナイジェリアで流行、600以上が感染し、57人が命を落としています。

マストミスというネズミを介して感染し、こちらもエボラ出血熱と似た症状が発生する厄介な感染症なので、ナイジェリアに行く場合は注意が必要です。

 

MERSは、中東呼吸器症候群と言われる新型コロナウイルスが引き起こす、重症呼吸器感染症です。

SARSコロナウイルスの新型と言われていますが、遺伝子は異なるので、名前が似ていても全く異なる病気となっています。

サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)で多く流行したために、中東呼吸器症候群と名付けられました。

そんなMERS、そしてSARSも、実はどちらもワクチンがまだ存在せず、開発は難航中。

SARSは中国での流行から10年以上が経過しているものの、まだまだ注意が必要みたいですね。

 

ニパウイルス感染症は、新興感染症の1つで、過去にマレーシアとバングラデシュで感染が確認されています。

コウモリが自然宿主らしいのですが、ヒトへの感染経路はコウモリからではなく、ブタだそうです。

マールブルグ病もコウモリが宿主みたいですし、コウモリは本当に危険な生物ですね…。

皆さんも、コウモリを見つけたら、極力触れないようにした方がいいですよ。

 

以上が、WHOが研究開発を加速させるべきだとしている感染症です。

これに加えて、未知の病気である『疾病X』も加わるのですから、研究は大変そうですよね。

森林伐採が進むことで、局所的にしか存在していなかったウイルスが広まるということもありえます。

常にあらゆるウイルスの研究開発を進めるのは大事なことだと思いますね。

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まとめ

WHOが発表した謎の病気『疾病X』とは、

現状ではヒトが発症しないウイルスが、もしかしたら引き起こすかもしれない感染症

のことを定義していました。

ウイルスは、いつ変異するかわかりません。

新型が生まれ、それがヒトへ感染・発症するかわかりません。

しかし、仮にそうなってもすぐ対策がとれるよう、ヒトへの感染が確認されないウイルスも研究しておけ!ということなのでしょう。

『疾病X』によって、研究者は、

『○○はまず起こりえないもの』

という考えを捨てて研究に取り組まないといけなくなってしまいました。

正直、かなり大変そうだなと、そんな呑気のことを筆者は感じた次第です。

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watari1

好きなもの:野球、アニメ・ゲーム、特撮 趣味:ゲームに没頭すること、文字書き 座右の銘:『なるようにしかならない』 何をどれだけ貯めていようと、命尽きれば人生は終わり。 終わってしまった過去も、何が起こるかわからない将来も、考えるだけ無駄ではないか? そう考えたことがきっかけで、それなら今を楽しむことだけ考えよう、を信念に日々を過ごすようになりました。 自分の興味関心のある出来事やニュースについて、偏屈者ではありますが、思うままに綴っていければと思っています。

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