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国民栄誉賞の条件とは?羽生結弦が受賞して野村忠宏が貰えない理由

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先日の平昌オリンピックで見事な復活劇を見せて金メダルを獲った、男子フィギュアスケーターの羽生結弦選手。

その姿に感銘を受けたファンはたくさんいたと思います。

そんな羽生結弦選手に、国民栄誉賞受賞という話が…。

ただ一方で、国民栄誉賞の受賞条件や基準があいまいと、ケチがではじめています。

たしかに、男子柔道60kg級で五輪3連覇を成し遂げた野村忠宏さんは国民栄誉賞を受賞せず、まだ2連覇の羽生結弦選手が受賞はおかしいですよね。

そこで本記事では、羽生結弦選手の国民栄誉賞受賞の是非を含め、国民栄誉賞受賞の条件・基準、野村忠宏さんとの違いをまとめていきます。

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羽生結弦が国民栄誉賞受賞へ

羽生結弦

羽生結弦

平昌五輪・男子フィギュアスケートで日本人選手が金銀を獲った話は、記憶に新しいですよね。

近年の大会で好成績を残し、団体でもエースとして期待されていた宇野昌磨選手が銀メダルを獲り、多くのファンに感動を与えてくれました。

しかしそれ以上に、多少不安な部分を見せながらも、怪我から復活し、見事に金メダルを獲った羽生結弦選手の演技には、多くのファンが大絶賛。

筆者自身、高橋大輔さん・浅田真央さんの引退後、フィギュアスケートへの興味が薄れていましたが、羽生結弦選手の演技には感動しました。

堂々とした滑りの中で、なんとか痛みに耐えしのぎながら、しっかり舞っていた…。

その心意気というか魂の滑りに、いつの間にかハートを鷲掴みさせられたほどです。

だからこそ、金メダルを穫ることができたと思いますし、それに十分値する結果だったと言えるでしょう。

平昌オリンピックで感動を与えた羽生結弦に国民栄誉賞の声…

さて、そんな羽生結弦選手に、国民栄誉賞の受賞というニュースが舞い込んできました。

正直、筆者も驚きを隠せず、

「なぜこのタイミング?」

と、強い違和感を覚えます。

事実、国民栄誉賞の基準が曖昧と、ケチを付け始めている人も増え始め、せっかくのオリンピックでの金メダルが汚されている印象も拭えません。

政治利用のための国民栄誉賞?

またしても政治にアスリートたちを利用しようとしているのか?

ただですら、何かと問題続きで反感を買っている政治家たちなのに、余計なことにアスリートを巻き込まないでほしいと憤りを感じます。

果たして、国民栄誉賞を羽生結弦選手は受けてしまうのか、それとも固辞されるのか…。

その部分も合わせて、今後の動向を見守りたいと思う次第です。

 

国民栄誉賞受賞の条件とは?野村忠宏のケースとの違いは?

さて、先程もお話した通り、現在フィギュアスケーターの羽生結弦選手に対して国民栄誉賞受賞と話題になっています。

でも一方では、柔道で五輪3連覇を成し遂げた野村忠宏さんなど、多大な結果を残した人たちが国民栄誉賞をもらえていません。

では、国民栄誉賞受賞の条件とは一体何なのでしょうか?

国民栄誉賞受賞の条件・基準とは?

とりあえず、国民栄誉賞受賞条件として定義されているのは、

『広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったものについて、その栄誉を讃えること』

とあります。

例えば、2011年のなでしこジャパンが国民栄誉賞を受賞したケースを見ると、

『東日本大震災を受けながら、ワールドカップ優勝をもたらし、被災者に生きる希望を与えた』

というのが、受賞の大きな要因だったみたいです。

また、シドニー五輪で女子マラソンで金メダルを獲った高橋尚子さんの場合は、

『女子マラソンで史上初の金メダルを獲ったことで後輩たちに希望を与えた』

というのが受賞理由だったようです。

確かにその後、野口みずき選手も金メダルを獲りましたし、希望を与えたことは間違いない功績と言えるでしょう。

羽生結弦への国民栄誉賞受賞の理由

そこで、羽生結弦選手への国民栄誉賞受賞を検討している理由を考えてみたのですが、おそらく、

『普段からの実績に加え、昨年の怪我を受けた上で見事に復活して平昌五輪で金メダルを獲り国民を感動させたこと』

が、最大の理由と考えていいでしょう。

野村忠宏が国民栄誉賞を貰えない理由と柔道家の厳しい現実

野村忠宏

野村忠宏

一方、国民栄誉賞をもらっていない野村忠宏さんは、オリンピックで3連覇を成し遂げたとは言え、国技とも言える柔道での三連覇…。

その価値は、羽生結弦選手よりもグッと下なのでしょうか。

実際に、国民栄誉賞受賞者は、現在26名。

その中で、柔道家は、山下泰裕さんただ一人…。

柔道を考案し日本国内に普及した嘉納治五郎さん、女子柔道を多くの人に広め、自身もシドニー五輪・アテネ五輪で2連覇を成し遂げている谷亮子さん…。

このように、多大な功績を上げた柔道家がいる中、柔道家では国民栄誉賞受賞者は山下泰裕さん、ただ一人なのです。

それだけ、日本国内では

『金メダルを獲って当たり前』

と、柔道に対して偏見な目で見ているのかもしれませんね。

だからこそ、国民の希望としての大きな結果に至らず、野村忠宏さんの功績がどれだけ素晴らしくても、国民栄誉賞には繋がらなかった…。

個人的な見解としては、そのように理解しています。

国民栄誉賞の条件・基準は曖昧…

ただし、結局のところ、基準というか、受賞条件そのものがあまりにも曖昧です。

そのために、中途半端な形で国民栄誉賞の受賞に至る人が続出してしまうのです。

それが、不公平感を生み、今回の羽生結弦選手のケースにおいても、平昌五輪の金メダルが台無しになるかのような、ケチのつけられ方をしているのです。

後ほど、国民栄誉賞の是非として、見解を述べていきますが、正直、今の羽生結弦選手に国民栄誉賞を受賞してほしくありません。

まだまだ彼はフィギュアスケーターとして活躍できますし、この段階で貰うべきではないと思います。

最終的にどうなるかはまだ分かりません。

でも、仮に国民栄誉賞を貰うとしても、ケチをつけられないようにスッキリした形で受賞してほしいものです。

 

国民栄誉賞の是非

さて、ここからは、国民栄誉賞の是非についいて、筆者の見解をお話ししていきたいと思います。

そもそも、現役として活躍しているアーティスト・文化人・アスリートたちが受賞する国民栄誉賞なんて全く意味がありません。

なぜなら、国民栄誉という概念は、多くのファンが対象となるアーティストやアスリートを応援していることで成り立っているからです。

羽生結弦選手にしろ、野村忠宏さんにしろ、筆者から言わせてもらえれば、多大なファンから国民栄誉賞を既にもらっている印象…

その上で、形として国民栄誉賞をもらっても全く意味がありません。

現役中はファンの声援・支えが国民栄誉賞そのもの…

彼らは、それぞれの競技において、オリンピックで勝利し、メダルを獲得しています。

そして、多大なファンに支えられていますよね。

それだけで十分なはずです。

さらに今後、それぞれの道でさらなる活躍を見せていくはずです。

それなのに、その道中で国民栄誉賞を貰うのは、あまりにも不自然な話なのです。

もちろん、国民栄誉賞の全てが無駄とは言いません。

しかし今の状況下で、与える側・貰う側の双方に問題があると筆者は考えています。

国民栄誉賞は現役を退いてから貰って初めて意味を成すもの…

国民栄誉賞を貰うなら、引退してから貰うべき。

これが国民栄誉賞に対して抱く考えであり、そう思う人は少ないかもしれません。

 

やはり現役を引退して、それまでの功績として国民栄誉賞を貰ってこそ意味があると思います。

例えば、美空ひばりさん、長谷川町子さん、植村直己さんなどは、亡くなられてから受賞されていますよね。

彼ら彼女らが国民栄誉賞を貰うなら、その意味は十分理解できます。

とくに植村直己さんは、どこか失敗に恐れ引っ込み思案な日本人たちに、挑戦することの素晴らしさを、冒険を通じて命がけで教えてくれました。

だからこそ、一生彼のことを忘れないためにも、国民栄誉賞を与え、彼の功績を称えることに意味は十分にあります。

どこかのコメンテーターが

「しんでから貰っても意味がない」

と意味不明なことをコメントされていますが、それは完全な間違いだと思ってます。

まだまだ功績を残せる人たちに、まるでこれ以上功績が残せないと断言するかのように、国民栄誉賞を与えることこそ失礼極まりない話です。

高橋尚子・衣笠祥雄まで貰っている国民栄誉賞の謎

国民栄誉賞受賞者を見ると、シドニー五輪で金メダルを獲っただけの高橋尚子さん、連続試合出場で受賞した衣笠祥雄さんの名もありますよね。

確かにオリンピックで金メダルを取ることは凄いことですし、その後、高橋尚子さんは、女子マラソン普及に貢献されています。

一方、鉄人・衣笠と異名をとったことは、衣笠さんだけでなく、その後の野球選手の見本となり彼の功績も素晴らしいです。

しかし、他にも凄いアスリートがたくさんいる中で、彼ら・彼女らが国民栄誉賞を貰うのは、あまりにも謎すぎます。

とくに衣笠さんに至っては、連続試合出場記録は持っていながら、打点王1回・盗塁王1回・最多安打1回と、ほとんどタイトルを獲っていません。

そもそも長嶋茂雄さんでさえ、国民栄誉賞受賞はずいぶん後の話。

彼を差し置いて、結果を出していない衣笠祥雄さんが受賞することなど変な話でしょう。

それだけ、国民栄誉賞受賞の条件・基準が曖昧すぎて、多くの人達が首をかしげてしまいたくなるような謎が山積しているのです。

国民栄誉賞を固辞したアスリート

国民栄誉賞受賞にふさわしくないと固辞されたアスリートも実はいます。

福本豊さんとイチロー選手がそうです。

彼らは、国民栄誉賞の意味をちゃんと理解し、受賞打診を固辞されています。

そういう意味で彼らのことを筆者は尊敬しています。

福本豊が国民栄誉賞受賞を固辞したエピソード

彼は、かつて、世界記録となる通算939盗塁を達成。

その功績で国民栄誉賞を打診された福本豊さんは、

そんなもんもらったら立ちションもでけへんようになる

とユーモアたっぷりな返しをして固辞されています。

しかし、この言葉の裏には、

『王貞治さんのような偉大な結果も残しておらず、また国民に広く愛される野球人になれる自信がないのに貰う訳にはいかない…』

という彼なりの思いが込められていたのです。

イチローが国民栄誉賞受賞を固辞したエピソード

一方、現役メジャーリーガーであるイチロー選手が、国民栄誉賞の打診を受けた際に、こんなコメントを寄せ固辞されていました。

国民栄誉賞をいただくことは光栄ですが、まだ現役で発展途上の選手なので、もし賞をいただけるのなら現役を引退した時にいただきたいです。

さすが一流のアスリートですよね。

国民栄誉賞の意味をちゃんと理解されています。

それも彼の場合は、2度打診され2度とも固辞されているのです。

その姿勢を見て、ますますイチロー選手を尊敬します。

国民栄誉賞を受賞する人たちの現状…

福本豊さん・イチロー選手のケースを見てもらえば分かる通り、本当に国民栄誉賞の意味を理解した上で貰って初めて価値があります。

それも、受賞に値する功績を本当に残した上で、現役を退き、それまでの功績を称える形で貰って初めて意味を成すのです。

それこそが国民栄誉賞の本当の姿ではないかと考えています。

なのに、なぜか安直に国民栄誉賞をもらっている人たちが多いのが現状…。

それで本当に良いのでしょうか?

例えば、先程事例にあげた高橋尚子さんの場合、今でもキャスターとして、マラソンをはじめスポーツ全体の普及に尽力されています。

そのことはとても立派なことだと思いますが、その功績を上げたことで、彼女は一体何の賞を受賞するのでしょうか?

既に国民栄誉賞を貰っているのに、その上の賞を貰うのですか?

それとも、今後どんな功績を上げても、彼女が国民栄誉賞で讃えられることがないのでしょうか?

やはり、高橋尚子さんの場合、今のキャスターとしての功績も含めて、何十年後かに、素晴らしい女性アスリートとして国民栄誉賞を受賞すべきです。

それでこそ価値があると思うのです。

その考え方は、先程お話しした通り、既にイチロー選手が証明してくれています。

つい先日、羽生善治さん、井山裕太さんも国民栄誉賞を受賞されていますよね。

彼らは、ちゃんと意味を理解して国民栄誉賞を受賞されているのでしょうか?

正直、これだけ囲碁・将棋ブームが到来している今に、このような形で国民栄誉賞を受賞されている姿は見たくありませんでしたね。

羽生結弦の国民栄誉賞は金メダルの価値を下げてしまう…

今回、羽生結弦選手に国民栄誉賞受賞の打診を検討されているわけですが、正直なところ羽生結弦選手には固辞していただきたいです。

もし受賞してしまえば、

『一体何のために平昌オリンピックで金メダルを獲ったのか…』

その虚しさだけが残るように感じます。

何度もお話ししているように、多くのファンが、すでに羽生結弦選手の功績を賞賛しています。

今回の平昌五輪の金メダルの件でも、多くのファンが涙して感動されていました。

なので、わざわざ国民栄誉賞を受賞しなくても、もう十分賞賛されています。

そのことを理解してくれていることを願いたいですね。

国民栄誉賞受賞は悪しきパンドラ…

同じく、国民栄誉賞を受賞した吉田沙保里選手は、残念ながら、東京五輪招致活動などに振り回され、リオ五輪では涙の銀メダルに終わってしまいました。

もちろん銀メダルがダメとは言いません。

しかし、彼女は金メダルを目指していました。

それを獲る可能性は十分あっただけに、非常に残念な結果と言えるでしょう。

本来、東京五輪の招致活動は、スポーツ協会や政治家がすべき活動です。

そこにキャスターや芸能人が加わり盛り上げることは良いでしょう。

しかし、現役アスリートは、あくまで本分である競技活動に専念すべきです。

なのに、吉田沙保里選手はレスリングに集中できなかった…。

 

国民栄誉賞が全て政治に直結するとは言いません。

少なくともイメージ戦略に利用され、競技そのものに集中できなくなる可能性は高まります。

それは、吉田沙保里選手で証明されているはずです。

国民栄誉賞が受賞者を狂わす現実

羽生結弦選手が、もし国民栄誉賞を受賞したら、ますます世間が彼を放置することはないでしょう。

結果として何かに利用されるケースも増え、気がつけば練習に集中できずに、次の五輪で惨敗というケースも十分考えられます。

それは先程お話しした吉田沙保里選手の一件でも十分証明されています。

さらにトドメとばかりに、なでしこジャパンでも証明されていますよ。

結局彼女らは、2015年カナダワールドカップで準優勝するも、2016年のリオ五輪には出場を逃し、その後はずっと低迷しています。

国民栄誉賞が全ての原因とは言いません。

でも少なくとも影響を及ぼし、彼女らを狂わせてしまったのではないでしょうか。

羽生結弦に国民栄誉賞の固辞を願う想い

はっきり言って平昌五輪では、羽生結弦選手の性格もあって、いつも以上にフィギュアに依存できたからこそ金メダルが獲れたと思っています。

それだけ集中しなければ、その分野で頂点を獲ることなど不可能なんです。

そのことは羽生結弦選手が一番分かっているはずです。

だからこそ、国民栄誉賞は固辞してほしい。

そう強く願っていますし、これを機に、こんな意味のない国民栄誉賞なら撤廃してほしいと願うばかりです。

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まとめ

羽生結弦選手が、見事に平昌五輪で金メダルを獲得。

多くのファンを感動させてくれましたが、その裏では国民栄誉賞受賞のニュース…。

「かつて五輪3連覇を成し遂げた野村忠宏さんがもらえていないのに、なぜ羽生結弦選手がもらえるの?」

そんな声すら挙がっている状況です。

現状、国民栄誉賞の基準・条件が曖昧すぎて、せっかくのオリンピックでの金メダルにまで、ケチがつけられはじめています。

国民栄誉賞の意味も分からない今。

とにかく、これ以上ムダなことに羽生結弦選手を巻き込まないでほしいと願うばかりです。

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masayan

音楽・スポーツ観戦が大好きで、アーティストではJUJUさん・欅坂46など、スポーツではヴィッセル神戸(サッカー)にハマっています。 性格も猪突猛進タイプで、芸能・スポーツを中心に、幅広く思いがストレートに伝わるような、面白くためになる記事となるよう、心がけて執筆しております。どうぞよろしくお願いいたします。

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