雑学

嗜好品外来の治療法と病院・医師がおすすめする食べ物の効果を紹介

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カルテを持った白衣姿の女性

カルテを持った白衣姿の女性

みなさんは、好きな嗜好品(しこうひん)ってありますか?

例えばチョコレートのようなお菓子、赤ワインのようなアルコール、クルミやお茶といった小腹が空いた時に口にできるような食べ物などです。

実は、これらの

嗜好品を病気の治療として取り入れている病院

があり、この治療を行っている病院は『嗜好品外来』が置かれています。

『嗜好品外来』なんて、耳慣れない言葉だと思いますが、好きな物を食べて病気が治療できるなんて嬉しい話ですよね。

そこで今回は、嗜好品外来での治療法や効果をはじめ、おすすめの病院を紹介していきます。

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嗜好品外来とは?

『嗜好品外来』とは、

チョコレートや赤ワイン、クルミや緑茶などの嗜好品を摂ることで病気の予防・改善

を目指して病院に開設されているものです。

高血圧、糖尿病、高脂血症、心筋梗塞、脳卒中などを対象として治療が行われます。

 

嗜好品に病気を予防する成分が含まれていることは知られています。

でも医療として医師が直接病院で嗜好品を摂ることを『おすすめする』なんて、不思議ですよね。

嗜好品を摂りすぎると太ってしまったり、他の病気を併発してしまうことも考えられますから。

では、なぜ医師が嗜好品をおすすめすることができるでしょうか?

 

医師が嗜好品を治療法として、おすすめすることができるのは、

エビデンス(医学的な根拠)

があるからです。

嗜好品に含まれている成分が、病気の予防や改善に効果があることが実証されている嗜好品をおすすめするのです。

 

嗜好品外来の治療の流れ

ナース

ナース

では、実際に嗜好品外来で治療を受ける流れはどうなっているのでしょうか?

治療の流れを確認してみましょう。

 

まずは患者の健康状態をチェックします。

異常がないのに病気の予防に効果のある嗜好品を摂ってしまうと、かえって病気になりやすくなるかもしれませんよね。

チェックの際に行われるのは血液検査や心電図、血管機能の検査です。

健康状態をチェックした結果、

心臓病や脳卒中など、将来命に関わったり、健康を損なう可能性のある病気のリスク

が判明した場合、生活に取り入れる嗜好品を決定します。

決まった嗜好品は、

定期的に診察と健康診断をしながら、3~6ヵ月をかけて

しっかりと効果を判定するので安心です。

もし選んだ嗜好品で効果が見られない場合は、他の嗜好品へ変更することも検討されます。

 

嗜好品外来の治療法と効果とは?

嗜好品外来で行われる治療法は、

検査と診察で判明した健康リスクに対して嗜好品を使い、リスクが軽減されているか経過を観察すること

になります。

では、医師が摂ることをおすすめする嗜好品の効果は、どのようなものなのでしょうか?

代表的な嗜好品の効果について見てみましょう。

高カカオチョコレート

高カカオチョコレートには、

心臓病や糖尿病の予防、高血圧や便通を改善する効果

があります。

それは『カカオポリフェノール』や『カカオプロテイン』の力です。

ポリフェノールにはたくさんの種類がありますが、カカオポリフェノールの場合は、心臓病、糖尿病、高血圧などに効果があるのです。

『高カカオ』とありますが、普通のチョコレートと何が違うのでしょうか?

高カカオチョコレートとは、

カカオが70%以上含まれているチョコレート

のことです。

たとえば、以下の商品などが、高カカオチョコレートに分類されます。

普段食べているチョコレートは、甘いものがほとんどでしょう。

しかし、カカオが70%以上となり、カカオの含有量が多くなるほど、味覚は苦くなります。

嗜好品外来ではカカオポリフェノールの効果を発揮しながら、健康を損なわないように注意しているわけですね。

ちなみに、普段食べている甘いチョコレートは砂糖、カカオバターを入れることで甘く、クリーミーにして食べやすくしています。

赤ワイン

赤ワインには、

脳卒中のリスクを低下させる効果

があります。

赤ワインが、脳卒中のリスクを下げることができるのもポリフェノールのおかげです。

赤ワインに含まれているポリフェノールは『レスベラトロール』と『プロアントシアニン』という成分です。

これらのポリフェノールの働きでコレステロールが酸化するのを防ぎ、冠動脈疾患の改善が期待できるのです。

 

青魚

青魚には、

心血管疾患のリスクを低下させる効果

があります。

『頭がよくなる』

と有名になった『EPA』『DHA』という『 n-3系多価不飽和脂肪酸』が血管と血液の状態をよくする働きをするからです。

もちろん勉強をしないと、頭はよくなりません。

ただ、合わせて血管・血液が健康になり、血流がよくなることが頭に良いことは簡単に想像できますね。

クルミ

クルミも青魚と同じように、

心血管疾患のリスクを低下させる

のに効果的です。

クルミには、『α-リノレン酸』というn-3系多価不飽和脂肪酸が含まれているのです。

とくにクルミ好きなら、心血管疾患のリスクを低下させるのがよいでしょう。

緑茶

緑茶は、

動脈硬化系の疾患を予防する

のに効果的です。

緑茶に含まれている『カテキン』というポリフェノールが、血中のコレステロールを減らし血管の健康に役立ちます。

嗜好品外来のおすすめ病院

嗜好品外来があるおすすめの病院は、埼玉県戸田市にある

戸田中央総合病院

です。

今回調べた中で、唯一の嗜好品外来がある病院でした。

戸田中央総合病院の嗜好品外来は『食品衛生法』が改正され、嗜好品と健康の関係に注目が集まった時期に開設された外来です。

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まとめ

嗜好品外来はチョコレートや赤ワインなど、食を楽しむための嗜好品を病気の予防や治療に使う治療法です。

嗜好品と聞くと、糖質や脂質などが多いために、どちらかと言えば健康を害するイメージでしょう。

しかし嗜好品外来では、人間の健康効果が実証されている嗜好品が使われるのです。

人間は、

自分が思っているほど意志が強くない

ので、医師の力を借りてしっかりと健康習慣を作り、継続した方が効果は高まるでしょう。

嗜好品外来を開設している病院は、まだ埼玉県の戸田中央総合病院くらい。

なので、現在おすすめできる病院は、

戸田中央総合病院

となります。

多くの人が好む食べ物を使って健康の助けにするので、もっと嗜好品外来が全国に増えるといいですね。

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