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韓国の歴代大統領が必ず逮捕される理由とは?判決や量刑をチェック

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韓国の朴槿恵(パク・クネ)前大統領の裁判で、検察の求刑がありました。

その求刑が、

懲役30年、罰金118億円!

という、過酷な量刑だったのです。

韓国では以前の大統領や、その側近・家族に対する追求・逮捕は、

これが初めてではありません。

初めてどころか、韓国では元大統領で退任後に、

逮捕、暗●、自害、亡命などの異常事態が起きなかった者はほとんどいない

という、非常に歪んだ国なのです。

どこの国でも、トップが退任後に罪に問われるようなことは多くはありません。

しかし、韓国では『それほど多くない』どころか、『必ずといって良いほど』起きるのです。

そこで今回は、韓国の歴代大統領が退任後に大半が逮捕される理由と、その判決や量刑を調べてみました。

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韓国の歴代大統領の大半が逮捕される理由とは?

韓国の大統領は、現職の文在寅(ムン・ジェイン)氏までで、19代で12名となっています。

以下がその韓国大統領の一覧です。

数字は代で敬称略となっています。

韓国大統領の一覧
氏名 事件
1~3 李承晩(イ・スンマン) 亡命
4 尹ボ善(ユン・ボソン) 逮捕
5~9 朴正煕(パク・チョンヒ) 暗●
10 崔圭夏(チェ・ギュハ) クーデターにより辞任
11~12 全斗煥(チョン・ドゥファン) 逮捕
13 盧泰愚(ノ・テウ) 逮捕
14 金泳三(キム・ヨンサム) とくになし
15 金大中(キム・デジュン) とくになし
16 盧武鉉(ノ・ムヒョン) 自害
17 李明博(イ・ミョンバク) とくになし
18 朴槿恵(パク・クネ) 逮捕
19 文在寅(ムン・ジェイン) 現職

このように、現職を除く歴代11名の大統領中、

退任後にとくに何ごともなく、天寿を全うしたのはわずか3名のみ

です。

残りの8名は全て、退任後には尋常でない出来事が待っていたわけです。

これはどう考えても、まともな国の出来事とは思えませんよね。

韓国は『一応』民主主義国家(自称)ということになっていますが、他の国でこのような例はあまり見たことがありません。

なぜ、韓国だけにこのような事象が起こるのでしょうか?

 

その理由ですが、韓国では大統領には、

不逮捕特権

があり、内乱または外患の罪を犯した場合以外は、在任中に刑事上の訴追を受けないのです。(憲法第84条)

この不逮捕特権が逆に作用して、

大統領在任中にはやりたい放題

ということも考えられます。

そして、それが後に暴かれて訴追されるというわけです。

韓国の歴代大統領は、任期の最後あたりになると支持率が低下し、それにともなってスキャンダルが露出されることがしばしばあります。

つまり韓国の大統領制度、ひいては政治制度に、その根源の問題があるのかも知れません。

韓国の大統領には、政治のみならず経済面にも強力な権限が与えられています。

そのため経済界、とくに財閥は大統領に擦り寄って、その意を得ることに専念します。

その結果が、大統領と経済界の癒着となり、政権末期にはその癒着が暴かれて、逮捕に至るというシナリオなのです。

朴槿恵(パク・クネ)前大統領の場合は、その典型のように思えますね。

もうひとつの理由は、韓国特有の

血縁重視

の風習にあるのではないかと思います。

信じられるのは血縁関係のある人だけで、他は全て敵という関係なのです。

韓国には

本貫(ポングアン)

という言葉があります。

本貫(ポングアン)とは、その一族の発祥の地を表す言葉だそうです。

姓が同じでも本貫が違えば、血縁ではないということになります。

つまり

同姓同郷でなければ敵

ということらしいですね。

そのため、大統領のように強力な権力を有するようになると、回りの人々も血縁関係の人間を起用するようになります。

これで必然的に、それらの人々による金銭問題など、恣意的な事件が発生しやすくなっていきます。

ところが、政権末期になって求心力が弱くなってくると、そのやり方が暴かれ、大統領自らも摘発の対象になる、というパターンです。

これらが、韓国の歴代大統領が政権交代後に大半が逮捕される理由ではないかと思われます。

余談ですが、アメリカでも最近は本貫が流行っているらしく、まわりの人間が親族だらけという権力者もいますね。

 

韓国歴代大統領の受けた判決と量刑は?

韓国の歴代大統領の大半が、退任後に逮捕される異常な状態になっています。

では、その元大統領に対する判決や量刑はどのようになっているのでしょうか?

韓国の大統領は、文在寅(ムン・ジェイン)氏までで、19代で12名となっています。

以下に、その逮捕または異常事があった元韓国大統領への判決と量刑、あるいは異常時の内容を、一覧にしてみました。

なお、人名は敬称略となっています。

元韓国大統領への判決と量刑・問題発覚の内容一覧

李承晩(イ・スンマン)

李承晩(イ・スンマン)元大統領は、韓国独立後の初代大統領です。

彼は日本統治下の朝鮮で、ゲリラを率いて独立運動を行い、日本軍に捕らえられて拷問を受けました。

そのため、独立後も『大の日本嫌い』となり、国際法など無視して、公海に通称『李承晩ライン』という線をひいたのです。

その線を越えた漁船には銃撃を加え、漁師3929人を拘束。

そのうち44人が亡くなったりするとんでもない暴挙です。

抑留者は6畳ほどの板の間に30人も押し込まれ、わずかな食料と30人がおけ1杯の水で1日を過ごさなければならない

という悲惨な生活でした。

この李承晩元大統領は、その後大統領の地位を保全するために、大規模な不正選挙を強行したのです。

彼はその後の革命で失脚し、アメリカに亡命、そこで没しました。

なお、家族にも命を捨てる者や命を奪われる者が続出しています。

尹ボ善(ユン・ボソン)

こちらは第4代大統領ですが、クーデターで退任となり、後に懲役3年の判決となります。

朴正煕(パク・チョンヒ)

朴正煕元大統領も、晩年は悲惨な最後を遂げています。

側近により暗●され、妻も同時に落命するのです。

また長男も、薬品の法律違反で逮捕されています。

なお、後に第18代大統領となる長女が、

朴槿恵(パク・クネ)氏

です。

崔圭夏(チェ・ギュハ)

こちらは韓国の大統領としては、珍しくスキャンダルもなく、特段の事件もありませんでした。

全斗煥(チョン・ドゥファン)

全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領は利権問題で親族が逮捕され、後には自身も逮捕されます。

光州事件という国民の蜂起事件の責任を問われ、内乱罪に問われます。

判決は極刑でしたが、後に減刑となり、その後特赦となっています。

盧泰愚(ノ・テウ)

大統領退任後に、政治資金の隠匿が暴かれ、また光州事件にも関わったとされ、逮捕されます。

裁判では、懲役22年6カ月の判決を受けますが、後に特赦となっています。

金泳三(キム・ヨンサム)

こちらも珍しく特段の事件はありません。

金大中(キム・デジュン)

金大中元大統領もとくに醜聞はありません。

ただし、息子などの親族は、『李溶湖ゲート・陳承鉉ゲート』などと呼ばれる利権事件で総勢五人も逮捕されています。

盧武鉉(ノ・ムヒョン)

この人も悲劇の人です。

大統領弾劾訴追を受けて大統領職務を停止され、自宅の裏山にある断崖から身を投げました。

李明博(イ・ミョンバク)

兄が斡旋収賄など逮捕され、懲役2年、追徴金7億5750万ウォンの判決を受けます。

本人も大統領退任直後に民間の団体から告発されますが、これがまた奇妙な噂があるのです。

それは、朴槿恵政権が自身への批判をかわすために、『いけにえ』として告発を示唆したというものです。

それが事実かどうかは不明です。

現時点では刑法上の判決などはないようです。

朴槿恵(パク・クネ)

セウォル号の沈没事故の対応や、サムソン財閥からの賄賂事件などで、支持率は大幅に低下、ついに罷免、逮捕に追い込まれました。

2016年12月9日、国会で弾劾訴追案が可決され、大統領としての職務は停止となりました。

その後2018年2月27日に、検察から懲役30年、罰金118億円の求刑があったのです。

朴槿恵(パク・クネ)前大統領自身に対する判決はまだのようですが、その親友に対する判決はすでに下っています。

2018年02月13日に懲役20年の実刑判決が、ソウル地裁からありました。

これで朴前大統領自身の立場も、さらに厳しいものになることは、確実でしょうね。

追記

上記では、李明博(イ・ミョンバク)元大統領について、

民間の団体から告発はあるが、現時点では刑法上の逮捕や判決はない

と書きました。

しかし、2018年3月23日になって、ついに・・・という感のあるニュースが飛びこんんで来ました。

韓国の通信社『連合ニュース』の報道によりますと、

李明博(イ・ミョンバク)元大統領が逮捕

されたと伝えられました。

韓国の検察当局は、2018年3月19日に逮捕状を請求していましたが、それが認められ、逮捕に至ったわけです。

  • 元大統領が実質的に所有している自動車部品会社の訴訟費用を、財閥系企業のサムスン電子に肩代わりさせた
  • 情報機関の資金を不正に受け取った収賄
  • 金融関係者から不正に受け取った約14億5000万ウォン(約1億4500万円)の大部分がを妻の金潤玉(キム・ユンオク)氏に渡していた

などの疑いによるものです。

今回、李元大統領の逮捕状に記載された容疑は10以上もあります。

横領、脱税、収賄、国庫損失、職権濫用、大統領記録物法違反などなど

です。

まだ裁判は始まっていないのですが、これまでの例からみて李元大統領の量刑は、おそらくは朴槿恵元大統領の量刑と同じ程度になりそうですね。

つまり、朴槿恵元大統領の懲役30年、罰金118億円に近い求刑が行われるのではないでしょうか。

もっとも、韓国では『特赦(特別恩赦)』という制度があり、起訴あるいは収監された元大統領の相当数が、この制度の恩恵を受けています。

特赦とは、政治家や実業家などの重要人物に対して、刑を免除するという、奇妙な制度です。

これは、とくに情状酌量の余地がある人物というのとは、また違う韓国独特の制度らしいですね。

なので、朴槿恵元大統領も李明博元大統領も、この特赦の恩恵にあずかる可能性はかなりありそうです。

なんともかんとも、つくづくとわけのわからん国ではあります。

こうして、歴代の韓国大統領を巡る事件を見てきますと、もう唖然として言葉もありませんね。

一人や二人ならともかく、11名中8名までがなんらかの異常事態となっているのです。

どう見てもまともな民主国家とは思えませんね。

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まとめ

韓国の歴代大統領は、11名中8名までが、亡命、逮捕や自害あるいは事件で落命したりしています。

政権末期、あるいは退任後には必ずと言ってよいほど、警察などの追求を受けているのです。

他の国では考えられない異常な事態なのですが、これは

  • 韓国の政治体制の不備
  • 韓国人の血縁主義

などが理由ではないかと考えられます。

それらの状況が変わらない限り、韓国でのこのような現象はこの先も続いていくのではないでしょうか。

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watari1

好きなもの:野球、アニメ・ゲーム、特撮 趣味:ゲームに没頭すること、文字書き 座右の銘:『なるようにしかならない』 何をどれだけ貯めていようと、命尽きれば人生は終わり。 終わってしまった過去も、何が起こるかわからない将来も、考えるだけ無駄ではないか? そう考えたことがきっかけで、それなら今を楽しむことだけ考えよう、を信念に日々を過ごすようになりました。 自分の興味関心のある出来事やニュースについて、偏屈者ではありますが、思うままに綴っていければと思っています。

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