ボクシング

ロマゴンVS井上尚弥のファイトマネーはいくら?日程や階級を考察

更新日:

ローマン・ゴンザレスというニカラグア国籍のプロボクサーがいます。

『ロマゴン』

の愛称で知られるローマン・ゴンザレス選手は、日本でも非常に人気のあるボクサーです。

その人気の秘密は、

『とにかく強い!』

からです。

日本で人気のある外国人ボクサーを思い返してみると、

  • ロープ際の魔術師ホセ・メデル
  • 突貫小僧チャチャイ・ラエンパファー
  • マニー・バッキャオ
  • ホルヘ・リナレス
  • フロイド・メイウェザー

などが思い浮かびますね。

現在、その中でも抜群の人気があるのが、この『ロマゴン』ことローマン・ゴンザレス選手なのです。

その最強のボクサーロマゴンが、日本のモンスター井上尚弥選手と戦うとしたら?

これはボクシングファンなら胸が躍る

夢の対決

ですよね。

今回は、ロマゴンVS井上尚弥戦の話題を中心に、ロマゴンの強さの秘密や、そのボクシングスタイル、ファイトマネーや戦績までを見ていきましょう。

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ロマゴンことローマン・ゴンザレスとは?

まず最初に、ロマゴンことローマン・ゴンザレス選手とは、どんなボクサーなのか、簡単に紹介しましょう。

ロマゴンのプロフィール

本名 ローマン・アルベルト・ゴンサレス・ルナ

愛称 Chocolatito(チョコラティート)

ティートとはスぺイン語で小さいという意味で、小さなチョコレートということになります。

日本ではロマゴンとして親しまれています。

国籍 ニカラグア

出身地 マナグア県マナグア

生年月日 1987年6月17日(29歳)

現在の階級 スーパーフライ級

身長 159.5センチ

リーチ 163センチ

ボクシングスタイル 右ボクサーファイター

所属 帝拳ジム

ロマゴンの獲得世界タイトル

  • 第16代WBA世界ミニマム級王座(防衛3回後に返上)
  • WBA世界ライトフライ級暫定王座(後に正規王者として認定)
  • 第26代WBA世界ライトフライ級王座(防衛5回後にスーパー王座認定)
  • WBA世界ライトフライ級スーパー王座(防衛0回後に返上)
  • 第41代WBC世界フライ級王座(防衛4回)
  • 第26代WBC世界スーパーフライ級王座(防衛0)

ロマゴンの戦績

アマボクシング戦績 87戦 87勝 無敗

プロボクシング: 47戦 46勝 38KO 1敗

なお、ロマゴンのアマチュア時代には、オリンピックや世界選手権などの、大きなボクシングの大会には出場していません。

しかも、海外の世界チャンピオンとしては、珍しいことに

日本のボクシングジム

に所属しています。

これは、ホルヘ・リナレス選手も同じですね。

そんなロマゴンがボクシングを始めたのは、10歳の頃。

12歳の時には、ニカラグアの英雄アレクシス・アルゲリョの指導を受けました。

アレクシス・アルゲリョは、ニカラグア初のプロボクシング世界チャンピオンです。

その壮絶な試合ぶりで、ニカラグアのレジェンドとなっていたボクサーです。

日本では、2007年11月3日に帝拳ジムの契約選手としてロマゴンが初登場。

後楽園ホールで、エリベルト・ゲホン選手(フィリピン)とノンタイトル戦を行いました。

もともとこの試合は、新井田豊選手との世界タイトルマッチの前哨戦という位置づけでした。

このエリベルト・ゲホン選手は、当時のミニマム級世界王者の新井田豊選手とも戦っていて、善戦の末に破れています。

なので、かなりの実力を持った選手なのです。

そのエリベルト・ゲホン選手を相手にした、ロマゴンの戦いぶりは

驚異!

そのものでした。

筆者もこの試合をライブでみていますが、左のダブル・トリプルの打ち分けが凄いのです。

ある時は左フックを顎に、続けて脇腹への二段打ち、またある時は左フックを脇腹へ、続けて顎へ、さらに左アッパーの三段打ち

これが実にスムーズで速く、しかも正確で強いのです。

通常のボクサーなら、ダブルやトリプルでは、いずれかのパンチが外れることが多く、全てのパンチがヒットすることは希です。

しかし、ロマゴンの場合は、その全てがクリーンヒット!

しかも凄まじい威力があるのです。

新井田豊選手に善戦したエリベルト・ゲホン選手は、全くなすすべもなく、

左の連打のみで1ラウンドKO負け

となりました。

これまでの外国人ボクサーの日本デビュー戦の印象としては、

  • ロープ際の魔術師ホセ・メデル(ファイティング・原田選手をKO)
  • 帝拳のホルヘ・リナレス選手の試合

などが、多くの人の記憶に残っていると思います。

このロマゴンのデビュー戦は、その中でも格段の驚異を、日本のボクシングファンに与えました。

ロマゴンは日本では全く無名でしたが、この試合以降

『ロマゴンは驚異の強さ・うまさ』

『とにかく強い、とにかく凄い!、とにかくうまい!』

といった言葉が、日本のボクシングファンの合言葉となりました。

そして、新井田豊選手との世界タイトルマッチの予想でも、

『新井田豊危うし!』

という声が、圧倒的に多くなったのです。

筆者もこの時以降、ロマゴンの大ファンになりましたね。

 

ロマゴンの試合戦績をチェック!

ロマゴンの試合戦績は、前に書いたように、アマプロを通じて、134戦133勝1敗です。

戦績をプロボクシングに限定しても、47戦46勝1敗、内38KO勝ちという、とてもすごい試合戦績です。

ロマゴンは、日本人選手とも4試合戦っています。

  • 松本博志選手
  • 新井田豊選手(試合当時WBA世界ミニマム級王者)
  • 高山勝成選手(元IBF世界ミニマム級王者)
  • 八重樫東選手(元WBC世界フライ級王者)

いずれも完勝しています。

それでは世界戦を中心にした、ロマゴンの戦績を紹介していきましょう。

ロマゴンが世界タイトルを取ったのは、2008年9月15日で、対戦相手は横浜光ジムのWBA世界ミニマム級チャンピオン新井田豊選手でした。

この時は、新井田豊選手はダウンはしませんでした。

しかし、ロマゴンの強打で顔がまん丸にふくれあがるほどのダメージを受け、ドクターチェックの末、TKO負けとなりました。

ライトフライ級では、2010年10月24日、WBA世界ライトフライ級暫定王座決定戦に出場しました。

この試合はWBA世界ライトフライ級2位のフランシスコ・ロサスと戦いですが、2ラウンドに3回のダウンを奪ってKO勝ちをおさめています。

そして、まだ多くのボクシングファンの記憶に新しいフライ級タイトルマッチです。

2014年9月5日、大橋ジムのWBC世界フライ級チャンピオン八重樫東選手と戦い、壮絶な撃ち合いの末、9回2分24秒TKO勝ちで3階級制覇を達成しました。

この試合は、

2014年度のベストバウト

として、ボクシングファンの間では今でも語り継がれています。

 

スーパーフライでは、2016年9月10日、WBC世界スーパーフライ級チャンピオンのカルロス・クアドラス選手と戦いました。

ロマゴンは、初の敗戦の一つ前のクアドラス戦で、これまでにない苦戦をしています。

ロマゴンとしては、非常に珍しいことに顔を赤くはらしていたのです。

大きなダメージではないとはいえ、これまでの試合では、ロマゴンが、ここまで打たれることは、ほとんどありませんでした。

当然、ダウンや一方的に打ちまくられることもありません。

そんなロマゴンが、ここまで打たれた理由はなんでしょうか。

一つは

年齢による衰え

です。

ロマゴンは、現在29歳。

ボクサーとしては、そろそろ盛りを過ぎる頃ですね。

さきほどもお話したとおり、パンチのスピードにも明らかに衰えが見られます。

この時の苦戦は、対戦相手も強く、当日のコンディションも良くありませんでした。

クアドラス選手は、非常にスピードのある選手で、足も速いです。

足が速くスピードのあるボクサー

ロマゴンが、唯一苦手にしているタイプなのです。

そして、当日のロマゴンは、試合開始当初は、かなり動きが重い印象があり、コンディションの悪さを感じさせられました。

(もっとも相手のスタイルを呑み込んだ中盤以降では、その印象はなくなりましたが)

上記の2つの理由が、ロマゴンとしては珍しく打たれたことに、繋がっているのでしょう。

ロマゴンはアマプロを通じて、

133戦まで無敗

でした。

そのローマン・ゴンザレス選手が初めての敗北をきっしたのは、2017年3月18日。

場所は、アメリカ・ニューヨークのボクシングの聖地、マディソン・スクエア・ガーデン。

元WBC世界スーパーフライ級王者でWBC世界スーパーフライ級2位のシーサケット・ソー・ルンヴィサイ選手(タイ)と対戦し、

0-2の判定負け

を喫したのです。

これがローマン・ゴンザレス選手が、プロアマを通じて、初めての敗戦でした。

判定は

112-114

112-114

113-113

で、2者がシーサケット・ソー・ルンヴィサイ選手の勝ち、1者が引き分けと、僅差でした。

試合の流れは、第1ラウンドにボディブローでローマン・ゴンザレス選手がダウンする波瀾ではじまりました。

しかし、このダウンはパンチは当たってはいますが、同時にバッティングもあり、ロマゴンのダウンはバッティングによる影響が大きいように思えます。

とはいえ、ルール上ではパンチが当たっていれば、ダウンが認められますので、ダウンとされてもしかたがないでしょう。

その後、ローマン・ゴンザレス選手は反撃、試合終了時には有効なヒット数では、ローマン・ゴンザレス選手の方が、やや上回っているように見えました。

にもかかわらず、この判定です。

そのためこの判定には、海外の有名ボクサーやボクシングファンは

ロマゴンの勝ち

不当判定

とかなり不満だったようです。

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ロマゴンの強さの秘密とボクシングスタイル

ロマゴンのボクシングスタイルは、

『ボクサーファイター』

とされています。

ボクシングスタイルの分け方は、

  • ボクサー
  • ボクサーファイター
  • ファイター

の3種にわけるのが一般的です。

ボクサースタイルは、長身で足の速い選手が選択することが多く、フットワークを駆使して、ストレートをメインに比較的離れた位置で戦います。

ファイタースタイルは、接近戦での撃ち合いを得意とし、フックやアッパーを多用するスタイルです。

ボクサーファイターは、この両者の中間のスタイル、あるいは両方のスタイルが取れる選手、ということになります。

ロマゴンことローマン・ゴンザレス選手の場合は、一応ボクサーファイターということになっています。

しかし、実はロマゴンは、あまりスタイルとは関係なく、どのようなスタイルでも臨機応変に選択できる器用さがあるのです。

とはいえ、直近の試合のように、カルロス・クアドラス選手に足を使われると、早いラウンドでは追い切れないシーンもありました。

なのでロマゴンは、

スピードがある選手は苦手

ということが言えるでしょうね。

ロマゴンの戦い方は、柔らかく上半身を動かし、いつ接近したのかわからないうちに、

中間距離よりやや近い距離からのコンビネーションを打っていきます。

このコンビネーションが、上下を巧みに打ち分け、

スピード・威力・タイミング全てが完璧

という、恐るべきパンチです。

それにロマゴンは、

身体のバランスが非常によい

のです。

前のめりにつんのめるとか、空振りして大きくバランスを崩すシーンは、ほとんど見たことがありません。

ロマゴンは、打たれ強さもあり、その上で防御もうまいので、一方的に打ちまくられるとか、打ち負けてふらつくという場面もほとんどありません。

とにかくロマゴンは、

弱点が、ほとんどないボクサー

なのです。

筆者は、海老原博幸選手やファイティング原田選手の時代から、数十年にわたってボクシングを見てきました

その長いボクシングファン歴の中でも、これほど全てを兼ね備えた完璧な選手は、一度も見たことがありません。

 

プロボクシングには

『PFP・パウンドフォーパウンド

という評価システムがあります。

これは、ボクシングの階級(体重別)にとらわれず、一つにまとめて最強の選手をランキングするのです。

もちろん、このカテゴリで実際の試合が行われることはありません。

まぁ一つの話題作りということで、アメリカの有名ボクシング雑誌『リング誌』がランキングを作っています。

このリング誌によるパウンドフォーパウンドの2017年3月版では、以下のように有力選手たちがランキングされているのです。

リング誌のパウンドフォーパウンド 2017年3月版(敬称略)

  • 1位 ローマン・ゴンサレス
  • 2位 アンドレ・ウォード
  • 3位 セルゲイ・コバレフ
  • 4位 ゲンナディ・ゴロフキン
  • 5位 テレンス・クロフォード
  • 6位 ワシル・ロマチェンコ
  • 7位 ギジェリモ・リゴンドウ
  • 8位 サウル・アルバレス
  • 9位 山中慎介
  • 10位 井上尚弥

ボクシングファンなら、ここに登場する全ての選手の名前を知っているはずでしょう。

そのくらい、各階級を通じて、最強の選手ばかりなのです。

日本のボクサーも、山中慎介選手や井上尚弥選手など、おなじみのボクサーが名を連ねています。

その中での第1位が、ロマゴンことローマン・ゴンザレス選手なのです。

しかも、このパウンドフォーパウンドのランキングは、このところずっとロマゴンが第1位を独占しています。

いかにロマゴンが世界的に高く評価されているかの証ですね。

他の選手を簡単に紹介しますと、ゲンナディ・ゴロフキン選手はカザフスタンのボクサーで、驚異のハードパンチャーです。

しかもプロアマを通じて、一度もダウンの経験がないという打たれ強さもあります。

サウル・アルバレス選手は、『カネロ(紅茶)』というニックネームネームを持つ、メキシコの若き英雄。

ギジェリモ・リゴンドウ選手は、キューバ出身のウルトラテクニシャンで、日本でも山笠尚選手と戦っています。

動きが見えないほどのスピードとテクニックの持ち主で、オリンピックで金メダルも獲得しているのです。

我らが日本人の山中慎介選手は

神の左

というニックネームを持つ、サウスポーの強打者です。

つい先日もその『神の左』で見事な勝ち方をしてくれましたね。

これらの名選手を押さえて、長くランキングのトップに君臨するということは、ロマゴンがいかに強いかがわかりますよね。

このランキングに、フロイド・メイウェザー・ジュニア選手の名前がないのは、彼が引退を『一応、表明』しているからです。

もっともメイのことですから、その内に

『あれはほんのジョークね、またやるよ』

とか言って復帰するかもしませんが・・・

このロマゴンが唯一苦手にするタイプは、さきほどもお話しましたが、

足が速く非常にスピードがあるボクサー

ロマゴンの日本のリングに初登場した時の戦績は、20戦全勝18KO!

その後、判定勝ちもいくつかありますが、その大半はこの『非常にスピードがあるボクサー』なのです。

日本の軽量級でこのタイプと言えば・・・

そうです!

我らが井上尚弥選手がぴたり当てはまります

しかも井上尚弥選手は、日本のボクシング史上でも最強のパンチの持ち主という評価が定着しているほどの、ハードパンチャーです。

もし、このロマゴン対井上尚弥選手の試合が実現したらと思うと、胸が騒ぎ、心が躍りますね。

 

ロマゴンVS井上尚弥の世紀の一戦は?

まず、ロマゴンVS井上尚弥戦は、

『本当に試合が実現するのか?』

これが1番の問題ですね。

この対戦は、一時は実現必至と言われていたのですが、ローマン・ゴンザレス選手の敗戦により、少々微妙になってきています。

とはいえ、たとえ1敗したとはいえ、ロマゴンが不世出の名選手であることは、まぎれもない事実です。

ボクシングファンとして、この二人の対戦は是非実現して欲しいものですね。

たとえ、ロマゴンが無敗ではなくなっていても、もしこの戦いで井上尚弥選手が勝てば、

一躍、

世界のボクシング界の寵児

となることは間違いありません。

そうなれば、ラスベガスなどのひのき舞台での試合も、次々に提案されるでしょう。

同時にファイトマネーもウナギ登りになること必至です。

つい日本の一ボクシングファンとして、そのような夢を見てしまいますね!

 

それでは、本当にロマゴンと井上尚弥選手の両者が拳を交える戦いはあるのでしょうか。

ずばり言ってしまうと

対戦の可能性はかなり高い

ですね!

その理由の一つは

ロマゴンが日本の帝拳ジムに所属している

ことです。

もちろん実際の練習などを帝拳ジムでやっているわけではありません。

ロマゴンの試合のマッチメークやマネージメントを、帝拳ジムが行っているのです。

なので、マッチメーキングも日本のジム同士(帝拳ジムと大橋ジム)で行うことになります。

海外の海千山千のタヌキマネージャーとやりあうよりも、両者の対戦が成立する確率はずっと高いでしょう。

もう一つの理由は、ロマゴンと井上尚弥両選手が共に

『やりたい!』

という、はっきりした意思表示をしていることです。

さらには、両ジムの代表も試合に前向きな姿勢を見せています。

これらを勘案すれば、2017年に

ロマゴンVS井上尚弥世紀の一戦!

が実現する可能性は、さすがに100%とはいえなくても、そうとうに高いと思われます。

もちろん、金銭面などの交渉で行き詰まり、土壇場でポシャるという可能性も否定できません。

ただ、その確率は低いでしょう。

なお、試合場所は日本で行われる可能性が高いようです

その理由は、帝拳ジムの本田会長が、

「日本で開催したい」

という趣旨の発言をしていたからです。

これについて筆者の個人の希望としては、

ラスベガスか、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンあたり

でやってもらいたいものですが…。

 

さて、それではこのロマゴンVS井上尚弥の世紀の対戦が実現したら、どのような戦いになるのでしょうか。

また、どちらが勝利の栄冠を勝ち取るのでしょうか。

現在、ボクシング愛好家の間で、この試合の行く末が最大の話題となっています。

ただ、ボクシングファンの間では、

ロマゴンと井上尚弥は共に無敗で対戦

ということが暗黙の前提となっていました。

誰もが、それを信じて疑わなかったからです。

しかし、ここで重大な事件が発生しました。

ローマン・ゴンザレス選手がまさかの敗戦!

となってしまったのです。

意外な結果ではありましたが、このところのロマゴンが試合をした2戦には、衰えが見られるようになったのも、紛れもない事実です。

とくに

ロマゴンのスピードが落ちてきたこと

は、筆者からみても、強く感じられるところです。

ロマゴンのミニマム級時代のパンチのスピードは、

『目にも止まらぬ』

という表現がぴったりのスピードでした。

しかしフライ級後期からは、明らかにロマゴンのパンチのスピードが衰えています。

 

このロマゴンの敗戦は、本当に大きいです。

この井上尚弥選手とロマゴン選手の試合は、無敗同士の対決という要素が大きいのです。

そのため、それがなくなってしまうと試合の意義が薄らぐのではないかという懸念ですね。

まず、マッチメーク面での無敗対決!というウリがなくなってしまいました。

また、選手、とくに井上尚弥選手のモチベーションの低下や、ファンの印象はかなり悪い方向に響くと思われます。

とはいえ、筆者の希望も含めると、ボクシング史上で実力最強の選手同士の戦いですから、試合の存在意義は十分にあると思います。

また、商業的な面から見ても、帝拳ジムと大橋ジムにとって、このロマゴン対井上尚弥戦は、やめるには惜しすぎる試合です。

ロマゴンも井上尚弥選手も、現在の軽量級では最もお金のとれる選手です。

マネージ面から見ても、よほどの理由がない限り、是非とも行いたい試合でしょう。

というわけで、ロマゴンの今回の敗戦が、井上尚弥選手との試合をやめる理由には、ならないだろうと思います。

ただ、試合成立の確率が、ある程度は下がったことも事実ですが・・・

 

では、井上尚弥選手とロマゴンの実力やボクシングスタイルを、分析してみましょう。

まずは、井上尚弥選手のボクシングスタイルから。

井上尚弥選手は、

典型的なパンチのスピードと足の速さ、踏み込みのよさがあるボクサー

しかも、軽量級としては

驚異的なパンチ力

を持っています。

つまり、ロマゴンにとっても、これまでの戦いで最強の相手なのです。

2014年にロマゴンと激闘を繰り広げた、八重樫東選手も試合の翌日に、

尚弥のボクシングなら勝てるんじゃないですか。

基本的なスピードが尚弥の方が速いし、尚弥はディフェンスもいいのです。

もしかしたら尚弥の空間で勝負できるかもしれないなと思います。

これは一ファンとして、ぜひ見てみたい試合ですね。

と語っています。

また、この試合のインタビューで八重樫東選手も語っていましたが、ロマゴンが凄い点は、ロマゴンは決して

ただ打ちまくるだけのファイターではない

ことです。

ダブル・トリプルなどの連打にしても、

常に緻密に考え抜いたような計算したパンチ

を繰り出しています。

『まずこのパンチを当てて、相手はこう動くから次はここにパンチを打つ』

という計算ですね。

それを試合中に、常に考えながら戦っている感じを受けます。

また、その計算がずばり当たるのが凄すぎます。

 

また、井上尚弥選手にとって、ロマゴンは確かに強敵ですが、彼にとって

最大の敵は、相手ボクサーではなく自分の拳

だと思います。

このところの試合では、毎試合といっても良いくらい井上尚弥選手は拳(とくに右拳)を怪我しています。

拳の怪我というのは、ハードパンチャーにとっての宿命でもありますね。

かつては、海老原博幸選手や、内山高志選手も何度も拳を痛め、満足な練習もできないこともありました。

ただし、同じハードパンチャーでも、ロマゴンやパッキャオは、ほとんど拳の怪我がありません。

この両者の違いはよくわかりませんが、身体の違いということもあるのかもしれませんね。

または、パンチの打ち方による、怪我のしやすさもあるでしょう。

井上尚弥選手は、軽量級としては、かなりの長身です。

必然的に対戦相手は井上尚弥選手よりも背が低いことになりがちです。

そのため、井上尚弥選手の主武器である右ストレートは、上から打ち下ろす角度になり、対戦相手の

頭の固い部分に当たりやすい

のです。

その理由から、井上尚弥選手が拳の怪我をしやすいのだろうと推測できそうです。

そして、拳を怪我しないためには、体質の改善、つまり骨を丈夫にする食事が大事になりそうです。

さらには練習方法を研究し、パンチの打ち方も、極力頭の上を打たないようにすることくらいしか、考えつきません。

井上尚弥選手の父である井上真吾トレーナーも、

拳の怪我を防ぐには硬い所を打たないようにするしかない

と語っていました。

さらに、普段の練習方法でも、コーナーポストを素手で打つとか、机の角に拳を当てるなど、色々と工夫を凝らしているようですね。

ロマゴンと戦うのであれば、

拳を怪我しないような身体をつくり、パンチの打ち方を研究すること

は、絶対に必要でしょう。

そんな井上尚弥選手の対ロマゴン戦の戦法としては、やはり

足を使って距離を保ち、相手の左に会わせて右のクロスカウンター

という戦い方が浮かびます。

また、

  • 中間距離よりやや遠い位置から、鋭く踏み込んでワンツー
  • いきなりの右ストレート

という戦法も考えられます。

井上尚弥選手の踏み込みは、速くて鋭いので、これが当たる可能性はかなりあるのではないでしょうか。

(おそらくロマゴンが対戦した相手の中では、最も速いと思います)

一方で、ロマゴンとの接近戦での打ち合いは避けた方が無難です。

ロマゴンは、追い足そのものは決して速くはありませんが、

相手の動く位置を予測して、そこを押さえる

という技術が、非常にうまいボクサーです。

なので、ロマゴンに予測されないような動きが、井上尚弥選手にとっては、重要だと思います。

ただ直線的に下がらないだけでも違うでしょう。

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ファイトマネーはいくら?階級はスーパーフライ?

ロマゴンことローマン・ゴンザレス選手のファイトマネーですが、さすがにメイウェザーや、パッキャオよりは相当安い金額です。

それでも数億円、あるいは十数億円程度は貰っているだろうと思う人は多いと思います。

実は筆者もそのように思っていたのです。

しかし調べてみると、意外にロマゴンのファイトマネーは安いことがわかりました。

日本円で、およそ

3,000万円

程度だそうです。

これは日本の世界チャンピオンと、ほぼ同程度のファイトマネーです。

ロマゴンの年収が、

5,000~6,000万円程度

と言われていますので、年間2試合だと、そのくらいのファイトマネーになりますね。

ただ、ロマゴンほどのボクサーからしてみれば、このファイトマネーには不満もあると思います。

エストラーダとの試合後には、もしエストラーダと再戦するなら、

1億円

を希望している話もありました。

このファイトマネーの金額は、軽量級ゆえの悲哀とでもいうべきものでしょう。

アメリカでの軽量級のボクシングは、重量級と比較して、まるで人気がありませんでした。

最近は、ロマゴンなどの活躍で、軽量級の人気もかなり上がってきているようですが、それでも

ウェルターとかミドルあたりとは、桁が違うほどのファイトマネー

の金額なのです。

よって、ロマゴンのファイトマネーの金額も、やむを得ないのかも知れませんね。

 

さて、実際にロマゴンVS井上尚弥が行われるとしたら、ファイトマネーの金額は、いくらくらいになるでしょうか?

これらは、試合がアメリカで行われるか、日本で行われるかによっても違ってくるでしょう。

ただ予想としては、これまでの両者のファイトマネーと、そう変わらない金額になりそうな予感がします。

日本の現状では、億単位のファイトマネーを支払う余裕はないのです。

それにアメリカの場合でも上記のように、軽量級の人気はいまだ高くはありませんし、ロマゴンは1敗しているので、

無敗対決というウリがなくなっています。

いくらロマゴンVS井上尚弥戦といっても、いきなり一桁上のファイトマネーとなるには無理があるでしょう。

おそらくは、

3,000~6,000万円程度

のファイトマネーで、落ちつくのではないでしょうか。

そして、対戦する階級ですが、これはやはり

スーパーフライ級

になりそうです。

バンタム級では、ロマゴンにとっては重すぎますし、フライ級では現在の井上尚弥選手にとっては、もはや落とすことのできないウェイトと思われます。

となると、必然的にスーパーフライ級ということになります。

ひとつ心配な点としては、2017年末となると、井上尚弥選手には、バンタムに上げないと、スーパーフライでは少し苦しいくらいの体格になっていると思います。

そのあたりの減量苦も心配の種ですね。

 

まとめ

日本のボクシングファンにとっては夢の対決である

ロマゴンVS井上尚弥戦

が実現しそうな気配になってきました。

両者共に対戦には前向きですし、ロマゴンも日本のジム所属(帝拳ジム)なので、交渉の面でもスムーズにまとまりそうです。

ただ、ローマン・ゴンザレス選手が初の敗北を喫したことが、マッチメークにどう影響するか、そのあたりは微妙なところです。

時期的には、2017年末の説が有力で、試合会場は日本になる可能性が高そうですね。

また、試合の階級はスーパーフライ級に落ちつきそう。

パウンドフォーパウンドの第1位VS第10位という面でも、夢のビッグマッチです。

本当に楽しみですね!

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