日本中が興奮したリオオリンピックも終わり、サッカーファンの話題は、ロシアワールドカップのアジア最終予選に集中しています。

このワールドカップアジア最終予選は、2016年9月に始まり、来年の9月までに計10戦を行うという、長い道のりです。

ハリルジャパンは、はたしてこの難関を突破し、ロシアでのワールドカップ本大会に出場できるでしょうか。

そして、このロシアワールドカップ最終予選の初戦である、大事なホームでのUAE戦の直前に、長友佑都選手と槙野智章選手が、怪我のため不参加となりました。

代わって召集されたのが、FC東京の丸山祐市選手と浦和レッズの遠藤航選手です。

今回はハリルジャパンのアジア最終予選の日程、その対戦相手の紹介と分析を見てみましょう!

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ハリルジャパンのW杯アジア最終予選の日程は?

最終予選 5

ロシアワールドカップアジア最終予選は、6ヵ国ずつAB2組に分かれています。

ロシアワールドカップアジア最終予選組合せ

カッコ内はFIFAランキングです。

グループA

イラン (42位)
韓国 (56位)
ウズベキスタン (66位)
中国 (81位)
カタール (83位)
シリア (110位)

グループB

オーストラリア (50位)
日本 (57位)
サウジアラビア (60位)
アラブ首長国連邦(UAE) (68位)
イラク (105位)
タイ (119位)

ロシアワールドカップアジア最終予選のレギュレーション(規則・規制)を簡単にご紹介しましょう。

まず、順位を決める最大の要素は、『勝ち点』です。

この『勝ち点』は勝つと3点、引き分けで1点を取得できますが、負ければ勝ち点は入りません。

こうして大会終了後の勝ち点を合算し、最終的に順位を決めるのですが、勝ち点が同じチームであった場合は、当該国の試合での結果、得失点差などで順位を決めます。

なお、この同一勝ち点の場合の順位決定方式は、その大会によって異なります。

このロシアワールドカップアジア最終予選は、

ホームアンドアウェー方式で戦い、各組の上位2位までが、ロシアでのワールドカップ本大会に出場

できます。

3位の2チームはプレーオフを行い、その勝者は大陸間プレーオフに出場して、勝てば本大会に出場できます。

今回の場合は、北中米カリブ海予選4位チームとのホームアンドアウェーで対戦となっていますので、アジアのワールドカップ出場枠は、4.5ということになります。

日本はB組ですが、対戦相手はUAE、タイ、イラク、オーストラリア、サウジアラビアの5ヵ国と、計10試合を行います。

今回のワールドカップ最終予選のB組は、ハリルジャパン(日本代表)にとっては、比較的組合せに恵まれましたので、最終予選はなんとか突破できそうですね。

ワールドカップ最終予選のA組は、韓国、イラン、ウズベキスタン、 中国、カタールと強豪揃いで、いわゆる『シの組』です。 

こちらに入らなくてよかったと、しみじみ思いました。(笑)

もっとも他国では、B組の方が過酷なグループだという声もありますが、筆者が見た限りでは、やはりA組の方が強豪揃いのように見えますね。

日本はこれまで連続5回ワールドカップ本大会に出場していて、今回の予選を突破すれば、6連続ワールドカップ出場となります。

それでは、ワールドカップアジア最終予選の日程をご紹介しましょう。

2018FIFAワールドカップアジア最終予選日程
日程 対戦相手 場所
2016年9月1日 UAE ホーム・埼玉スタジアム
2016年9月6日 タイ アウェー
2016年10月6日 イラク ホーム・埼玉スタジアム
2016年10月11日 オーストラリア アウェー
2016年11月15日 サウジアラビア ホーム・埼玉スタジアム
2017年3月23日 UAE アウェー
2017年3月28日 タイ ホーム
2017年6月13日 イラク アウェー
2017年8月31日 オーストラリア ホーム
2017年9月5日 サウジアラビア アウェー

このように、最終予選での決定までは、およそ1年がかりの長丁場の戦いとなっているのです。

ハリルジャパンのW杯最終予選の対戦相手はどんな国?

最終予選 9

今回のハリルジャパンのアジア最終予選の対戦相手は、UAE、タイ、イラク、オーストラリア、サウジアラビアの5ヵ国です。

日本の各対戦国との戦績は、以下となります。

オーストラリア 通算8勝8分7敗
最近の5試合 3勝2分 負けなし

サウジアラビア 通算7勝1分3敗
最近の5試合 3勝2敗 但し負けはいずれも2010年以前のもの

UAE 通算5勝8分2敗
最近の5試合 2勝2分1敗

イラク 通算6勝2分3敗
最近の5試合 5勝(全勝)

タイ 通算14勝4分2敗
最近の5試合 3勝1分1敗 但しいずれも2010年以前の戦績

今回のハリルジャパン(日本代表)のアジア最終予選の対戦国では、負けや引き分けの歴史の大半が、2010年以前のもので、

2010年以降の試合では、全く負けはありません。

しかし、唯一の例外が2015年のアジアカップ準々決勝でのUAE戦です。

この時は1ー1でPK戦となったのですが、PKは4ー5で負けています。

ただし、公式記録では、PK戦に入った場合は引き分け扱いになりますので、記録上では引き分けとなっているのです。

そのようなわけで、2010年以降は今回の対戦相手には日本は負けなしということになります。

ハリルジャパン(日本代表)の日程を見ますと、最初の大事な試合は、なんといってもホームでの初戦UAE戦でしょう。

ここでつまづくと、二次予選の二の舞となりかねませんし、しかも最終予選の相手は二次予選の相手より数段強い相手ばかりです。

ここはなんとしても勝たなければなりません。

敗戦はもちろんですが、引き分けでも本大会出場はかなり苦しくなります。

ところで、この大事な初戦を前に、直前の2016年8月28日になって、JFAから長友佑都選手と槙野智章選手が、怪我のため不参加と発表されました。

長友選手はハリルジャパンに限らず、歴代の日本代表チームでは、常に不動の左サイドバックとして、日本代表のために貢献してきました。

その俊足と試合の最終盤でも全く衰えない驚異のスタミナで、日本代表にはかけがえのない人材です。

浦和の槙野智章選手も、ディフェンスらしいディフェンスとして、強い身体能力と1体1の対人戦には、絶対的な強みを発揮する、貴重な選手です。

この守備の要である二人が、同時にいなくなるというのは、ハリルジャパンにとっては大きな損失となります。

ロシアワールドカップ最終予選で、しかも最も大切なUAE相手の初戦で、ハリルジャパンにとっては、はやくも暗雲漂うという状況になってしまいました。

とはいえ、それほど悲観的になる必要もないかと思います。

代わって召集されたのが、FC東京の丸山祐市選手と浦和レッズの遠藤航選手だからです。

浦和の遠藤航選手は、ディフェンダー兼ボランチとして、リオオリンピック日本代表チームの主将を務めるなど、国際試合の経験も豊富ですし、ディフェンスに限らずいくつものポジションをこなせるバーサタイルな選手として知られています。

同じ浦和の阿部勇樹選手と似たタイプで、そのプレースタイルは運動量が豊富、球際の1対1に強い、キャプテンシーがあるなど、優れた特徴が数多くあります。

なお、この遠藤航選手の名前は、『航』とかいて『わたる』と読みます。

中々かっこいい名前ですね。

FC東京の丸山祐市選手も、サイドバックとセンターバックの両方をこなせる選手ですが、現在のFC東京では主としてセンターバックとして活躍しています。

丸山祐市選手はFC東京U-15出身という、いわばFC東京生え抜きの選手ですが、左利きのセンターバックという珍しい特徴を持っています。

空中戦にも対人戦にも強い屈強な選手ですし、フィードの正確さもありますので、長友選手や槙野選手の代わりという重責もこなせるでしょう。

次のポイントは、第4戦のアウェーでのオーストラリア戦ですね。

オーストラリアは、日本にとってはこのB組での最強のライバルですが、ここで勝てば、一気にロシアW杯出場が近くなります。

むろん、アウェーですので引き分けでも十分な結果といえるのではないでしょうか。

ホームアンドアウェー方式では、

『ホームで全て勝ち、アウェーで全て引き分ければ、間違いなくその組を突破できる』

とよく言われています。

負けると勝ち点が入らないだけでなく、『相手に勝ち点3を献上してしまう』ことになりますので、たとえアウェーでも引き分けなら上々の星勘定です。

筆者の予想は、このB組ならなんとか突破できるだろうと考えています。

B組では、日本とオーストラリアが頭半分抜けていて、それにサウジとUAEが続く戦力でしょうか。

たとえ、オーストラリアに一つ負けても、他の国に星を落とさなければ、2位突破はおそらく可能ですし、オーストラリアにアウェーで引き分けなら、更に予選突破の可能性は高くなります。

サウジは一時期、アジアでの最強の相手でしたが、最近はやや力が落ちているような印象をうけます。

しかも対戦成績でも7勝1分3敗と、日本にとっては比較的相性がよい対戦相手なのです。

むしろUAEの方が、このところは苦手意識があるような気がします。

対戦成績をみても、5勝8分2敗と意外に苦戦していますし、上記のようにPK戦で負けてもいます。

この点から見ても、初戦のUAE戦は本当に!大事な大事な戦いですね。

イラクとタイは、実力的に、かなり差がありますので、油断さえしなければ大丈夫でしょう。

とはいえ、アウェー戦では十分な注意が必要で、この2チームに万が一にでも星を落とすとなると、非常に厳しくなります。

できれば、第9戦のオーストラリア戦(2017年8月31日)の前で、最低2位抜け以上の勝ち点を積み上げておきたいものですね。

以下は、希望的観測による初戦のフォーメーションです。

ツートップに武藤選手と岡崎選手、トップ下に香川選手、サイドに清武選手と本田選手、サイドバックは太田選手と本職ではありませんが丸山選手、ゴールキーパーに西川選手を据えてみました。

本来は、左サイドバックには長友選手でしょうけど、欠場のため、太田選手でしょうね。

香川選手がトップ下にいるのは、やはりこのポジションにいる時が、一番活躍しているからです。

ボランチには当然長谷部選手ですが、清武選手とのポジションチェンジなども、随所にありそうですね。

そして最終ラインでは、吉田選手、森重選手の屈強さで食い止め、西川選手がゴールを守る、そんな感じのフォーメーションとなっています。

フォーメーション 2

 

岡崎選手の必殺のダイビングヘッドと、武藤選手の高速ドリブルで相手を切り裂き、香川選手本田選手清武選手の名人技のパスが通り、太田選手の必殺のクロスが決まる、そんな試合を期待しています。

あくまで希望的観測ですが・・・

 

まとめ

2016年9月から2017年の9月にかけて、いよいよロシアワールドカップのアジア最終予選が始まります。

約1年の長い長い戦いを、ハリルジャパン(日本代表)は勝ち抜いて、ロシアでのワールドカップ本大会に出場できるでしょうか。

今回は、ハリルジャパン(日本代表)のアジア最終予選の日程や対戦相手の紹介と分析などをしてみました。

筆者の予想をズバリ言えば、苦戦はしても最悪2位抜け以上となって、ロシアの本大会には、きっと行けるだろうというものです。

ただし、この予想の前提として、

主力選手の大きな怪我などがない

ことが挙げられます。

1年という長期間の戦いですので、全ての選手が常にベストコンディションで試合に臨めるとは、限りません。

むしろ、主力の選手が出場できない試合も、いくつかはあると考えた方が、自然です。

今回のワールドカップアジア最終予選の初戦でも、長友佑都選手と槙野智章選手が、怪我のため欠場という緊急事態が発生しました。

その代わりとして、FC東京の丸山祐市選手と浦和レッズの遠藤航選手が、急遽選出となったのです。

そのトラブルを乗り越えてでも、ハリルジャパン(日本代表)は、ロシア本大会に出場してくれると信じています