本田圭佑/Keisuke Honda (Milan), MAY 9, 2015 - Football / Soccer : イタリア・セリエA ACミラン対ローマ 左足でゴールを狙う本田圭佑=2015年5月9日

ヨーロッパの今季のサッカーシーズンも終わりに近づき、選手の残留や契約延長の話で、サッカー界が賑わっています。

イタリアACミランに在籍する本田圭佑選手も、今季で契約の更新となるため、契約延長でミランに残留か、他のチームへの移籍となるのか、そのあたりが微妙な時期となってきました。

本田圭佑選手は、一時期の不調から脱して、この所は好調なのですが、そのためミランに契約延長で残留が、ほぼ確定的になっている状況です。

そこで今回は、本田圭佑選手と、ACミランの契約延長理由と、そして契約年俸についても調べてみました!

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本田圭佑とACミランが契約延長した理由とは?

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冒頭で書いたように、本田圭佑選手のACミラン残留は、ほぼ確定的になってきました。

一時は移籍説が有力だった本田圭佑選手なのに、なぜ、ACミランは契約延長を考えるようになったのでしょうか。

イタリアのメディアでは、本田圭佑選手との現行契約を3年間延長へ、という報道がイタリア誌『コリエレ・デロ・スポルト』その他、複数流れています。

一時はファンやメディアから叩かれまくっていた本田圭佑選手なのですが、ここ最近の好調で、手のひらを返したように、残留・契約延長説が強くなったのです。

本田圭佑選手は、2014年にCSKAモスクワから、セリエAの名門ACミランに移籍しました。

7億7000万円という高額な本田圭佑選手への年棒が、ミランの期待度を表していますね。

しかし、2015年は、あまりパッとした大きな成果がなく、本田圭佑選手は、ドイツなどに移籍するのでは?という噂が流れ始めました。

ところが、2016年に入ると、十数試合に全て先発など、本田圭佑選手の活躍ぶりは、めざましいものがあり、ACミランも移籍どころか契約延長を強く考えるように変わってきました。

本田圭佑選手の契約延長理由ですが、まず監督やフロント、それにチームメートからの信頼感が大きいようです。

ACミランのミハイロビッチ監督からは、このようなコメントが寄せられています。

「本田圭佑は練習でも試合でも、常に全力を尽くすのだ。チームメートも本田圭佑は信頼できるということを、よく知っている」

また、ACミランの副社長兼CEOであるガリアーニ氏(ACミランの名物男です)は、

「本田圭佑は自分を犠牲にできる選手だ。指導者はちゃんとそういう所を見ている」

と絶賛しています。

ファンの声も、2015年とはうって変わり、皆が大絶賛という状態に。

ミラン対インテル(長友佑都選手が所属)のダービーの試合では、3-0で勝利しましたが、その時のファンの声も、本田圭佑選手を称えるものばかり。

その一部をご紹介しましょう。

なお、ダービーとは、サッカーの試合で本拠地が同じチームの対戦のことを言います。

「今夜の彼は素晴らしい!とにかく素晴らしい!」

「最高のクロス!」

「クロスの上げ方を知ってるのは、本田だけだ」

この試合での本田圭佑選手の評価点は、8.46(誌により相違あり)という高評価で、マンオブザマッチにも選ばれました。

イタリアでの採点は、ドイツとは逆に高い方が高評価、低い方が低評価が通常ですが、これは雑誌によっても異なります。

それでは、なぜこのように、本田圭佑選手の評価が変わったのか、本田圭佑選手の2015年のプレーと、2016年になってからのプレーの違いなどを見てみましょう。

1.攻撃だけでなく、積極的に守備もするようになった

2.そのため、ポゼッション面で大きく貢献するようになった

3.キックの精度が高くなり、本来の持ち味の攻撃面もよくなった

4.自分だけの動きではなく、他の選手を生かすプレーなど、献身的な動きで『フォア・ザ・チーム』に徹するようになった

5.監督やチームメートの信頼感を得た

オーナーのシルビオ・ベルルスコーニ氏(この人もミランの名物男の一人で、元首相です)は、以前はミハイロビッチ監督には色々と嫌味を言ったりしていたのですが、このところのACミランの好調により、ようやくハイロビッチ監督を信頼するようになったようです。

さらには、以前は

「なぜ自分を使わないのかわからない」

と、ハイロビッチ監督に言っていた本田圭佑選手も、

「ミハイロビッチ監督とともに、前進しなくてはいけない」まで、言うようになったそうですよ。

監督と選手の間の信頼感は、チームの成績にも重大な影響がありますが、その点においても、最近のACミランは盤石のようですね。

そして次に、ACミランというチーム側からみた本田圭佑選手との契約更新をする理由です。

・攻撃的なポジションであれば、どのポジションでもこなせる本田圭佑選手のユーティリティ

・日本をはじめとする東アジアでのマーチャンダイジングに貢献

以上が、本田圭佑選手とACミランの契約延長理由と思われます。

さて、契約とは別に、現在のACミランには、大事件が起こっています。

それは、ACミランが株式の大半を中国企業へ売却する交渉が、ほぼまとまったというニュースです。

そのため、東アジアでのマーケット要員としても、本田圭佑選手と契約延長すべきだとチーム側は考えたようです。

しかし、もしこの交渉がまとまり、契約となれば、ACミランも激動の時代となるでしょう。

”チャイナ・ミラン”が実現した場合は、選手は『確定』、『先送り』、『放出』の3ランクに分類されるとのことです。

『確定』は残留決定、『先送り』とは要するに、その時の状況次第ということ、『放出』については、とくに説明は必要ありませんね。

チャイナ・ミラン実現の場合の選手分け

残留確定組

GK ドンナルンマ
SB アバーテ
SB アントネッリ
MF ボナベントゥーラ

先送り組

控えGK アッビアーティ

DF ロマニョーリ
DF カラブリア

MF クツカ
MF マウリ
MF 本田

FW バッカ
FW ニアング

放出組

上記以外の残り全選手

組別数

確定組 4名
先送り組 8名
放出組 残り全選手(およそ20名?)

これがもし実現した場合は、チームの約3分の2近くが入れ替わることになります。

実際にそうなった時、このチームはそれでも『ACミラン』と言えるのでしょうか…。

 

本田圭佑の年俸はいくらくらい?

MILAN, ITALY - JANUARY 15:  Keisuke Honda of AC Milan scores the third goal during the TIM Cup match between AC Milan and AC Spezia at San Siro Stadium on January 15, 2014 in Milan, Italy.  (Photo by Claudio Villa/Getty Images)

 さて、本田圭佑選手の年俸は、いくらくらいなのでしょうか。

まずは、本田圭佑選手の年俸の推移を見てみましょう。

なお、年俸金額は全て推定です。

名古屋グランパス時代

2005年 450万円
2006年 1000万円
2007年 1800万円

VVVフェンロ時代

2008年 6500万円
2009年 6500万円

CSKAモスクワ時代

2010年 3億円
2011年 3億円
2012年 3億円
2013年 3億円

ACミラン時代

2014年 7億7000万円
2015年 7億7000万円
2016年 7億7000万円

日本人選手の年棒ランキングでは、香川選手がマンチェスター・ユナイテッド在籍中は、本田圭佑選手が『2位』で、現在では『1位』となります。

そして、これまでの本田圭佑選手の収入総額は、約40億円弱となります。

本当に、ため息が出そうなくらいの金額ですよね。

なお、日本の他のスポーツ選手との比較もして、本田圭佑選手の年棒が、どのくらい高いのか、見てみましょう。

順位 氏名 金額 スポーツ名
1位 田中将大 約23億円 野球
2位 錦織圭 約20億円 テニス
3位 黒田博樹 約16億円 野球
4位 石川遼 約15億円 ゴルフ
5位 ダルビッシュ有 約10億円 野球
6位 香川真司 約9億2000万円 サッカー
7位 本田圭佑 約7億7000万円 サッカー
8位 長友佑都 約5億2000万円 サッカー
9位 長谷部誠 約5億1000万円 サッカー
10位 阿部慎之助 約5億円 野球

なお、この年俸リストは、2014年のデータによるものです。

やはり、年俸の金額だけなら、野球が高いようです。(とくにメジャーリーガー)

また、実は、テニスプレイヤーのほうが、サッカー選手より高額年俸だったりします。(錦織圭選手が特別なだけかもですが)

 

まとめ

今回は、本田圭佑選手とACミランの契約延長理由と彼の年俸などを見てきました。

ACミランが本田圭佑選手との契約を延長した理由は、昨年と今年では本田圭佑選手のプレースタイルがかなり変わった、というところからでしょう。

これまでのような、自分本位のプレーではなく、フォアザチームに徹するようになった所が、本田圭佑選手の大きな進歩で、それによって周囲からの評価も大幅に良くなった、ということですね。

しかし、今ACミランは大変動の時期を迎えています。

それはチャイナマネーによるACミラン買収です。

もしこれが実現したら、現在のACミランの選手の3分の2近くは放出となってしまいます。

この買収がいつになるかは、今のところ不明ですが、今のミランの財政状態から見ると、実現の可能性は高そうです。

その時に本田圭佑選手が、まだACミランに在籍しているかどうかは、筆者には全く予想もつかないところです。