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イングランドのプレミアリーグで、岡崎慎司選手が所属するクラブチーム・レスターが優勝しました。

プレミアリーグは、英国のトップリーグであり、日本でいえばJ1にあたりますが、他の国のリーグと大きく異なる点は、サッカー発祥の地のトップリーグということです。

いわば、サッカーの元祖・家元・総本山というところですね。

しかもレスターは、1884年創立という、132年にわたる歴史を持つ古参チームですが、その間は優勝どころか下位リーグに落ちたり上がったりの、弱小チームでした。

それがチーム創設132年にして、初優勝を果たしたのですから、世界中が大騒ぎになるのも当然ですね。

しかし、それにイチャモンをつける人が現れました。

元プロ野球選手の張本勲氏です。

今回は、その張本勲氏の岡崎慎司選手への発言内容や、2人の関係、それにネットの大炎上の問題などを見てみましょう!

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サッカー発祥の歴史とプレミアリーグ!

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張本勲氏の発言に触れる前に、前振りとして少し長くなりますが、サッカー発祥の歴史と現状について、ご紹介しますね。

サッカーは、世界最大の競技人口(正規の登録選手のみでなく、いわゆるストリートサッカーも含めて)と、人気を誇るスポーツの王様です。

そのサッカーの元祖・家元・総本山となれば、プレミアリーグの権威の高さも想像できるでしょう。

サッカーの競技人口は、2億5千万人とされていますが、これは恐らく、正規の登録競技者のみをカウントしたものではないでしょうか。

ストリートサッカーといわれる、競技というより子供の遊び的なものまで含めれば、その10倍ほどのサッカー人口はいると思います。

ヨーロッパやアフリカ、南米ではスポーツといえば、『サッカー』というのが常識ですし、世界的規模の競技大会(ワールドカップ)の観客動員数(放送も含めて)は、数十億人にのぼります。

スポーツの中で、サッカーは、メジャー中のメジャーなのです。

これに比べれば、日本では人気のある野球は、世界的に見れば、全くのマイナースポーツです。

競技者の数や、競技団体の数も桁違いに少ないですし、第一ワールドカップに匹敵するような世界的規模と権威ある大会もありません。

似たようなものはありますが、これはアメリカのメジャーリーグ団体が勝手にでっち上げたもので、サッカーのワールドカップとは根本的に異なります。

アフリカあたりの人に

「野球って知ってる?」

と尋ねると、

「なにそれ?うまいの?」

といわれるそうです。

おそらくはジョークだろうとは思いますが、まあ、そんなところでしょう。

サッカーの起源は、中世ヨーロッパで、町と町が対抗して、町境においた羊の膀胱で作られたボールを奪い合い、相手の市庁舎、あるいは教会に蹴込んだ方が勝ちでした。

スポーツというより、お祭りのような風習があり、これはモブフットボールと呼ばれるもので、13~4世紀には、既に行われていたようです。

このお祭りは、手を使うことはもちろん、蹴飛ばそうが殴ろうが(ボールではなく相手の人間をです)なんでもありで、命を落とす人が出ることも稀ではなかったそうです。

それほど中世ヨーロッパの人々は、このお祭りに熱狂したのですね。

この頃、日本では平安時代の末期あたりですが、当時は日本でも蹴鞠といわれるスポーツと、遊技の中間のような遊びが、貴族達の間で行われていたので、ヨーロッパと何かしらの類似性を感じます。

もっとも、日本の蹴鞠には争いの要素は全くなく、参加者がまるく輪になってボールを蹴り、むしろ相手に蹴りやすいようにボールを送るのが、優れたプレイとされていたのです。

このあたりは日本の蹴鞠の独特なところでしょう。

モブフットボールの風習は、後に1863年にロンドンで設立された、「フットボール・アソシエーション (The FA)」の設立によって、ルールなどが定められ、フットボール(サッカー)というスポーツとして成立するようになったのです。

そのような経緯があって、英国(イングランド)は、サッカーの母国であり、元祖・家元・総本山と言われているのです。

そのサッカーの母国での最上位リーグが、プレミアリーグですから、

「世界最高のリーグ」

などと呼ばれ、世界中から注目されるのも当然のことですね。

そして、そのプレミアリーグで万年最下位候補だったレスターというチームが、132年ぶりに優勝し、そのレスターには日本の岡崎慎司選手が所属しているのですから、日本中でも大騒ぎになるのも、これまた当然のことです。

ヨーロッパや中南米でのサッカーに対する熱狂ぶりは、サッカーが原因で戦争になったり(中米のサッカー戦争)、負けて帰国した選手が命を奪われたり、自国が負けると責任を感じて、自ら命を絶ったり、ファンの間で暴動レベルの喧嘩になったり、日本では想像もできないほど、壮絶なのです。

ところが、上に書いてきたようなこと(世界での認知度や歴史、人気)が、理解できない人もごく稀にいるのです。

 

張本勲の岡崎慎司への発言内容と2人の関係・仲は?

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前置きが長くなりましたが、本題の張本勲氏の岡崎慎司選手への発言内容に入りたいと思います。

張本勲氏は、今回のレスター優勝について、このようなコメントを残しました。

「まあ、あんまり話題にしなくてもね」

「よその国でやってるゲームだから。まあ、日本人選手がおるから話題になるだけであって。100年だろうが、300年だろうが、関係ないですよ」

たったこれだけです。

無知というか、井の中の蛙というか、ものを知らない人の発言ですから、これで大騒ぎするのどうかと思いますが、元野球選手という人たちはこんなものなのでしょうか。

おそらくはプレミアリーグについても、レスターについても、岡崎慎司選手についても、ほとんどなにも知らないのだろうと思いました。

それだけではなく、サッカー自体についてもまるで無知ですね。

無知でなければ、

「100年だろうが、300年だろうが、関係ないですよ」

などと言えるはずがありません。

張本勲氏は、キング・カズこと三浦和良選手にも

「もうお辞めなさい」

と発言したり、なでしこジャパンにも

「5点はコールドゲームと一緒ですよ」

と発言したりしています。

張本勲氏のなでしこジャパンへの発言は、おそらくはワールドカップ決勝戦でのアメリカ戦のものと思いますが、これまた他のスポーツに対しての厚顔無恥ぶりをさらけだしています。

野球以外のスポーツに対して、関心を持たないことに対して、一方で、野球賭博問題の渦中にいる巨人の元投手・笠原将生容疑者に関しては、

「一時の過ちであってほしい。人生は長いからね。役立つようなことをやってほしい」

と、身内にはいたって甘いのです。

こういった張本勲氏の発言を見ていると、岡崎慎司選手やプレミア優勝についての発言は、単に無知というだけではなく、元マイナースポーツ選手からの、サッカーのような世界的スポーツに対してのやっかみもあるのかも知れません。

岡崎慎司選手と張本勲氏の関係は、とくになにもないと思われます。

張本勲氏が熱心に岡崎慎司選手の試合を見たり、プレー内容を考察したりしていたとは、この発言からは、とても考えられませんし、そのような話も聞いていませんので。

むろん、岡崎慎司選手は、この発言については、全く何もコメントしていません。

きっとする必要もないと考えているのでしょうね。

 

張本勲のレスター優勝への発言にネットの反応は?

頭を抱える男性

張本勲氏は、今回のレスター優勝に対する発言で、ネットは大炎上したのですが、そのネットでの反応のいくつかをご紹介します。

・「TBSサンデーモーニング。張本勲氏の発言が世間とズレすぎて悲惨そのもの」

・「頭を抑える人が居なくなったんで、傍若無人になってしまった?」

・「関係ないのはあんただろ」(この声多数)

・「いつまでもこの人をご意見番などという局が悪い」

・「失言の多さでは森喜朗氏並みの張本勲氏はコメンテーターに不向き」

・「興味の有無と好き嫌いでしか判断出来ない老害。2ちゃんねらーと同レベル」

一方、レスターの132年ぶりの優勝に対する海外の反応はというと…

・「これはスポーツ史上最もクレイジーな出来事だ。レスターおめでとう、君達は本当にプレミアリーグのチャンピオンに値するチームだ」

・「地元のサッカーチームがイギリスのリーグで王者になるなんて信じられない!もうこんなことは二度と起きないだろうな。ちなみに市内はこの話題で持ちきりだよ、俺らがチャンピオンだ!」

・「エデン・アザールはこの地元で、一生ただでビールを飲めそうだな」

・「というかレスター市の行政を任してもいい」

・USA「氷上の奇跡(レークプラシッド五輪アイスホッケーでソ連を破ってアメリカが優勝)以来だ」

・USA(アメフトのペイトリオッツがスーパーボウル決勝戦でシーズン無敗と優勝を逃した事件) 比べ物になるのは これくらいだな」

・イギリス「一生のうちにこんな出来事が起こるんだなって、文字通りそう感じたよ」

・USA「どうすれば降格圏のチームが、プレミアリーグで優勝してしまうのだろうか」

・イギリス「正直、分析不可能だ。何もかもがカチッとハマって奇跡が起きた感じ」

・オーストラリア「よくやった!」

と、まさにお祭り騒ぎな状態です。

この反応を見る限りでは、どれだけ凄いことなのか、皆さんサッカーのことをよくわかっているのでしょうね。

 

まとめ

今回は、張本氏の岡崎慎司選手への発言内容や、2人の関係、そしてネットでの大炎上をご紹介するとともに、サッカー発祥の歴史などについても触れていきました。

張本勲氏のレスター優勝に対する、

「100年だろうが、300年だろうが、関係ないですよ」

という発言は、単にスポーツの現状に無知なだけのことですが、そのような人をコメンテーターに起用する局の、無神経ぶりにも呆れます。

筆者としては、張本勲氏には、サッカーについては、これから先も、

「関係ないですよ」

というスタンスで、いていただきたいものです。

下手に関係などされると、サッカー選手にとっても、ファンにとっても迷惑になりそうな、そんな予感がしてならないですからね。