2016年のJリーグディビジョン1は、ここまでで第3節を終わりました。

この時点で、FC東京は2勝1敗勝ち点6で、4位につけています。

まだ始まったばかりですから、このあたりでの順位や成績は、今期の成績にはあまり関係はないでしょうが、まずまずある程度の期待はできそうな状態ですね。

そこで今回は少し目先を変えて、FC東京のバック、つまり親会社やスポンサー企業のことと、クラブチームとしてのFC東京と、その前身「東京ガスサッカー部」のことなどについて、調べてみました。

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FC東京の親会社とスポンサーはどこ?

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順序として、まず親会社の東京ガスからです。

東京ガスの名前を知らない方はいないと思いますが、つまりはガス屋さんです。

そのため他のチームのサポーターからは、FC東京そのものが

「ガス屋」

などと言われることがあります。

実はFC東京には、もう一つ親会社的な企業がありました。

それは、東京電力です。

つい数年前までは、FC東京の公式サイトにもでかでかと東電の文字がありましたが、例の事故以来消えてしまいました。

しかしこれは、名前が表示されなくなっただけで、実体は東京ガスとともに、バックとして健在のようです。

損失補填の責任のある運営責任企業、つまり早く言えば親会社ですが、これには現在は東京ガス・三菱商事・テレビ東京・FM東京などの企業が名を連ねています。

このように、複数の親会社的企業があるのに、なぜFC東京というと、FC東京はJリーグ加盟以前は、東京ガスサッカー部だったからです。

そのためJ2降格の時には、とある日系ブラジル人から、

「おめえはFC東京なのか東京ガスなのか」

などと、貶されたこともあります。

また、スポンサーとしては、下記のような企業があります。

いずれも知らない人はいないという、日本の代表的企業ばかりですね。

FC東京のスポンサー一覧

三菱商事 エネオス 三井商事 清水建設 東京都民銀行

東京MX キリンビール  西川産業  商船三井 三菱電機

味の素 明治安田生命 日本郵船 関電工 すき家 石川島播磨重工

銭高組 大成建設 セイコー 森ビル メルセデスベンツ サンシャインシティ

コープデリ 栗田工業 さぼてん

こんな大企業ばかりがスポンサーにいるのなら、さぞや財政は豊かで、金にあかせて選手をかき集められるだろうと思うものですが、実は、そうでもないようなのです。

東京ガスは、いわば半官半民の公営企業みたいなものです。

東電も同様ですが、半分お役所みたいなものですね。

そのため、サッカーなどという遊び事に、無駄金を使うのはけしからんと、上の人は考えているのではないでしょうか。

 

クラブチームとしてのFC東京と東京ガスサッカー部 

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クラブチームとしてのFC東京と東京ガスサッカー部を紹介しようと思うと、FC東京の歴史に触れざるをえません。

なので、簡単にFC東京の来歴をご紹介しますね。

FC東京の前身は、1935年に結成された東京ガスサッカー部です。

意外ですが、戦前からあるのですね。

1991年には日本サッカーリーグ2部へ参加、1992年からはジャパンフットボールリーグへ参加となっています。

そして、1999年にはJリーグ加盟とJリーグ ディビジョン2(J2)参加が決まりました。

Jリーグの設立は1991年で、その2年後の1993年5月15日に記念すべきJリーグ開幕となりました。

筆者は大昔にサッカーをやっていたため、Jリーグ創立以前からサッカーのファンでしたが、このJリーグ創設時には大きな不満を持っていました。

それは、

「大阪や横浜にはJリーグのチームがあるのに、なんで首都である東京にチームがないんだ」

ということ。

この不満はその後長く解消されることはありませんでしたが、1999年のFC東京によるJリーグ加盟とJリーグ ディビジョン2(J2)参加により、ようやく、

「自分の街にJリーグのプロサッカーチームができた!」

という喜びを、筆者は味わえることになりました。

その時以来、筆者がFC東京の熱心なファン(サポーター)となったのです。

チーム名の変遷を見てみると、東京ガスサッカー部は、1979年には東京ガスフットボールクラブに、そして1998年にはFC東京と改名されました

1999年のJ2でのFC東京には、懐かしい名前の選手が顔を揃えております。

キングオブトーキョー アマラオ

イケメンの 佐藤由紀彦

現在はFC東京のフロントにいる 浅利悟

大ベテラン 藤山竜仁

黒人系のブラジル人 サンドロ

監督は大熊清さんです。

このキングオブトーキョーことアマラオ選手は、ブラジルの選手ですが、今でも日本在住のはずです。

当時住んでいたのは、確か、葛飾区の柴又だったと思います。

たまにFC東京の試合も見に来ていて、

「キングオブトーキョーのアマラオ選手です!」

と紹介されると、拍手が鳴り止まないという、絶大な人気の選手(今は監督でしたったけ?)なのです。

随分前に見たテレビでは、下町の一膳飯屋にふらりと入ると、おかみさんが

「あら、アマラオさん らっしゃーい」

と挨拶し、アマラオ選手は

「おばさん、また来たよ」

と日本語で答えるという、微笑ましい光景がありました。

この頃のFC東京は、実力的にはまだまだの段階で、それで大熊監督は堅守速攻のカウンター作戦をとりました。

これが一番勝てるチャンスが多いと判断したからだそうです。

当時はプロでない東京ガスの社員選手が多かったのですが、浅利さんはつい最近まで(といっても数年前ですが)、社員選手のままでした。

J1のチームでは非常に珍しい例だと思います。

2000年にはJ1に昇格し、年間順位は7位となりました。

この年GKの土肥洋一選手が加入、2006年に至るまでリーグ戦216試合連続フル出場というJリーグ記録を残しました。

2001年には待望の味の素スタジアム(当時は東京スタジアム)が完成し、観客数も激増しました。

2002年は7年間監督を務めた大熊さんが退任、原博実さん(元JFA専務理事)が新たに監督となりました。

このころは、アマラオ選手にかわるストライカーのルーカス選手と、MFのケリー選手のコンビで得点を量産。

FC東京 会社 ルーカス img_2

このルーカス選手ですが、その後FC東京のFWが故障者続出でピンチの時、前年に既に引退していたルーカス選手に、無理を承知で声をかけたら、二つ返事で快諾し、大活躍してピンチを救ったという、嬉しいエピソードもあります。

アマラオ選手もルーカス選手も、日本とFC東京が大好きだったのですね。

現在でもFC東京に在籍している梶山陽平選手は、高校生ながらJ1リーグの公式戦に出場しています。

また、ディフェンス面でも、茂庭照幸選手とジャーン選手のCBは、当時リーグ随一の堅守と言われ、サイドバックの金沢浄選手と加地亮選手も活躍しました。

2005~6年頃になると、今野泰幸選手や梶山陽平選手など、現在も活躍中の選手がずらりと顔を揃えます。

石川直宏選手や赤嶺真吾選手、徳永悠平選手などですが、2008年には長友佑都選手も登場します。

また、この年にはJFKこと城福浩さんが監督に就任。

他にも羽生直剛選手、福西崇史選手、馬場憂太選手、鈴木規郎選手、伊野波雅彦選手など、他のチームへの移籍がなければ、ほとんど現在と大差ないような顔ぶれですね。

2010年代になると、権田修一選手や平山相太選手なども登場して、FC東京は新たな時代に入っていきます。

それでは、FC東京の主な戦績をご紹介しましょう。

 

FC東京の戦績

リーグカップ  2004年 2009年

天皇杯全日本サッカー選手権大会優勝  2011年

Jリーグ ディビジョン2(J2)優勝  2011年

FC東京からの主な国際大会への出場選手です。

FIFAワールドカップ 2006年   土肥洋一茂庭照幸
FIFAワールドカップ 2010年   今野泰幸 長友佑都
FIFAワールドカップ 2014年   森重真人 権田修一

AFCアジアカップ 2004年  土肥洋一 加地亮
AFCアジアカップ 2007年  今野泰幸 伊野波雅彦
AFCアジアカップ 2011年  今野泰幸 権田修一
AFCアジアカップ 2015年  森重真人 太田宏介 武藤嘉紀

オリンピック 2004年 茂庭照幸 石川直宏 今野泰幸 徳永悠平
オリンピック 2008年  梶山陽平 長友佑都
オリンピック 2012年  徳永悠平 権田修一

FIFA U-17ワールドカップ 2007年  廣永遼太郎
FIFA U-17ワールドカップ 2009年  廣木雄磨
FIFA U-17ワールドカップ 2011年  野澤英之

FIFA U-20ワールドカップ 2003年  徳永悠平 鈴木規郎
FIFA U-20ワールドカップ 2005年  増嶋竜也 梶山陽平

 

FC東京のクラブチームとしての経済状況は?

お金

FC東京の法人格としては、運営法人『東京フットボールクラブ株式会社』がその法人になります。

東京ガスとは直接親子会社の関係は無く、他の主要株主も持株比率は5%程度とのことです。

役員は、スポンサー企業からの出向が大半で、東京ガス、東京電力、日石三菱、清水建設、三菱商事などの、有名会社からの出向がほぼ全てです。

財政と経営状況ですが、Jリーグのクラブチームの中ではかなり良い部類に入るようですね。

FC東京 営業収入36億7100万円 - 支出32億7400万円 =約3億9700万円の黒字です。

しかも、流動比率が高く、支払能力はまったく問題がないようです。

入場料収入と広告料収入のバランスも適度で、自己資本も十分あり、自己資本比率は70%を超えています。

また、FC東京は、ユースチームの運営・興行からの収益である、アカデミー関連で4億円近くの利益を出しています。

このアカデミー関連は、人材面と収益面の両方で、Jリーグクラブの着目すべき点として、現在注目されつつあるようですよ。

 

まとめ

今回は少し趣向を変えて、サッカーそのものよりも、親会社やスポンサー、それにクラブチームの経歴や財政などに着目してみました。

FC東京のスポンサー一覧を見ると凄いものですね。

日本の一流企業がずらりと揃っています。

これだけ大企業がバックにいれば、財政的にも問題はなさそうです。

事実、FC東京は財政面でもかなり優秀なようで、黒字経営なのです。

それと、FC東京の歴史を振り返っていると、キングオブトーキョーアマラオ、ケリー、ルーカスなど、懐かしい名前が目白押しで、思わず目頭が熱くなってしまいました。

たまには、応援しているチームの歴史を調べてみるというのも、いいかもしれませんね。