2018年のロシアワールドカップのアジア二次予選も、残すところ残り2試合となり、大詰めに入っています。

日本代表の残りの2試合はいずれもホームですが、召集された選手の中に、川島永嗣選手とハーフナー・マイク選手の名前があり、話題になっています。

ハーフナー・マイク選手は打点の高い長身ストライカーで、今回が日本代表初選出ですが、これまで代表に呼ばれなかったのが、むしろ不思議ですね。

しかし、川島永嗣選手はこれまで長く日本代表のGKをつとめていましたが、このところの不調で暫く日本代表からは外れていました。

それが何故、今になって日本代表に復帰したのか?

と、不思議に思う人も多いでしょう。

そこで今回は、ハリルジャパンのワールドカップ二次予選の行方や、川島永嗣選手の日本代表復帰の理由などを、探ってみることにしました。

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ハリルジャパンとロシアワールドカップ二次予選

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まずは、ハリルジャパンのロシアワールドカップ二次予選の状況について、振り返ってみようと思います。

今回のアジア二次予選のレギュレーションでは、AからHの各グループの首位8ヵ国と、各グループの2位の中で上位の4ヵ国、この計12チームがアジア最終予選に進出できます。

また、同時にこの12ヵ国は、2019年の『AFCアジアカップ』の出場権も獲得します。

日本はEグループで、シリア、シンガポール、アフガニスタン、カンボジアの4ヵ国とホーム&アウェー(こちらの本拠地と相手国本拠地で試合をする)で、闘っています。

それでは、6試合を終わった時点での、Eグループの勝敗表と試合結果を確認してみます。

各国の試合数に違いがあるのは、日程によるものです。

勝敗表

順位 チーム 勝点 勝ち 引き分け 負け
1 日本 16 5 1 0
2 シリア 15 5 0 1
3 シンガポール 10 3 1 3
4 アフガニスタン 6 2 0 4
5 カンボジア 0 0 0 7

日本代表ハリルジャパンの戦績と予定試合

勝敗 日時 得点 相手チーム
2015/06/16 0-0 シンガポール(H)
2015/09/03 3-0 カンボジア(H)
2015/09/08 6-0 アフガニスタン(N)
2015/10/08 3-0 シリア(N)
2015/11/12 3-0 シンガポール(A)
2015/11/17 2-0 カンボジア(A)

H:ホーム A:アウェー N:中立国

中立国とは、相手国が政情不安のため、ホームで試合ができないので、中立国での開催となったものです。

予定日時 対戦相手
2016/03/24 19:30 アフガニスタン(H)
2016/03/29 19:30 シリア(H)

この中で目を引くのは、やはり初戦のシンガポール戦です。

ハリルジャパンは完全な格下相手に、数十本のシュートをうちながら一点も取れず、結局引き分けに終わるという、情けない姿を晒してしまいました。

この時は、シンガポールのゴールキーパーが、神がかり的なスーパーセーブを連発、枠に来たシュートをことごとく弾きだしてしまいました。

いわゆる「当たっている」という状態ですね。

このシンガポールのゴールキーパーの好守は大きな話題となり、後にJリーグのトライアウトにも呼ばれるほどでした。

それはともかくとして、この引き分けでハリル監督や日本代表に対する評価は、みるみるうちに急降下し、ワールドカップ出場への不安の声が、ファン達から噴出…

今回のレギュレーションでは、1位通過なら文句なしに最終予選に進めますが、2位だと他のグループの2位との兼ね合いになり、最悪の場合、最終予選にさえ進めないということになってしまいます。

そのような背景もあり、

「初戦から引き分けでは…」

という、不安の声が湧き上がったわけです。

幸いにも、ハリルジャパンはその後は順調に白星を重ね、現在はEグループの首位を確保しています。

残り2試合はいずれもホームであり、しかも相手がアフガニスタンとシリアでもあるので、まさか…という事態は起こらないと思います。

いずれの国にも、中立国とはいえ事実上のアウェーで、6-0・3-0で大勝しているので、ホームで負けることはまず考えられないでしょう。

しかし、油断は禁物、スポーツの試合では何が起こるかわかりません。

つい最近でも、ワールドカップ出場は鉄板と思われていた、なでしこジャパンの敗退という、衝撃の事実もあるのですから…

それでは、今回召集された選手の紹介です。

ハリルジャパン日本代表メンバー24名

■ゴールキーパー

東口順昭(ガンバ大阪)
西川周作(浦和レッズ)
川島永嗣(スコットランド ダンディー・U)
林彰洋(サガン鳥栖)

■ディフェンス

酒井宏樹(ドイツ ハノーファー)
酒井高徳(ドイツ ハンブルガーSV)
長友佑都(イタリア インテル)
藤春廣輝(ガンバ大阪)
吉田麻也(イングランド サウサンプトン)
槙野智章(浦和レッズ)
森重真人(FC東京)
昌子源(鹿島アントラーズ)

■ミッドフィルダー

長谷部誠(ドイツ フランクフルト)
山口蛍(ドイツ ハノーファー)
柏木陽介(浦和レッズ)
原口元気(ドイツ ヘルタ・ベルリン)
香川真司(ドイツ ドルトムント)
清武弘嗣(ドイツ ハノーファー)

▼フォワード

本田圭佑(イタリア ミラン)
小林悠(川崎フロンターレ)
宇佐美貴史(ガンバ大阪)
岡崎慎司(イングランド レスター)
金崎夢生(鹿島アントラーズ)
ハーフナー・マイク (オランダ ADOデン・ハーグ) 

こうして見ると、ハリルジャパン日本代表メンバーは、ドイツのチームに在籍している選手が多いのが、目立ちますね。

心配なのは、清武選手のような怪我上がりの選手のコンディションは戻っているのかなどでしょうか。

また、遠藤保仁選手といった、日本代表の常連が今回のメンバーから外れている点です。

一応、ハリル監督は

「ここぞという時には出すよ」

とコメントをしていますので、大丈夫だとは思いますが…。

どうも、ハリル監督は、遠藤保仁選手のようなタイプが、あまり好きではないようです。

つまり、ピッチの中を縦横無尽に走りまくる選手でないと…ということのようですね。

しかし、遠藤保仁選手は、所属チームでも走行距離は上位に入り、平均して1試合で11キロ以上走っているのですが…

 

GK川島永嗣がハリルジャパンの日本代表復帰の理由は?

川島

今回のワールドカップ二次予選のメンバーで、筆者的に

「おや?」

と思った選手は、川島永嗣選手とハーフナー・マイク選手の2人です。

ハーフナー・マイク選手のことはさておいて、不調のため、しばらく日本代表に召集されなかった川島永嗣選手は、今回なぜ、ハリルジャパンで日本代表に復帰したのでしょうか。

しかもハリル監督は、ゴールキーパーを4名も呼んでいるのです。

たった2試合に、なんでGKが4名も必要なのか、そのあたりにも大きな疑問が残りますね。

ここで結論をズバリ言ってしまえば、

「信頼できるゴールキーパーがいないから」

というのが、その疑問への答えではないでしょうか。

つまり、

「誰が使えるのか試したい」

というわけです。

一世代前の日本代表のゴールキーパーには、川口選手や楢崎選手など、絶対的な信頼を置けるキーパーがいました。

しかし、現在は、そのような信頼感のあるゴールキーパーが不在なのです。

次世代の日本代表の守護神として期待されていたFC東京の権田選手は、オーバーワークによる体調不良で、FC東京を退団し、現在は日本代表から外れています。

そしてもう1つ、川島永嗣選手のハリルジャパン日本代表復帰の理由がイマイチピンと来ないのではないでしょうか。

川島永嗣選手は、ベルギー1部のS・リエージュを契約満了で退団した後は、所属チームなしのフリーの状態でした。

そのため、2015年6月16日のシンガポールとの初戦を最後に、ハリルジャパンには召集されて集されていません。

所属チームなしの風来坊となっている川島永嗣選手では、日本代表に呼ぶわけにはいかなかった、というわけなのでしょう。

しかし、その後の川島永嗣選手は、スコットランドのダンディー・Uと正式に契約し、所属チームなしの状態からはようやく抜け出しました。

これらの理由で、日本代表ゴールキーパーとしての実績がある、川島永嗣選手がハリルジャパンに召集されたのではないかと思われます。

しかしその川島永嗣選手にしても、日本代表での最後の数試合での不調と不安定さは、目を覆いたくなるようなものがありました。

ファンの中でも、

「川島いらね」

という声がかなりあるのです。

ハリルジャパン日本代表に、川島永嗣選手を含め、ゴールキーパーが4人も招集されたことなども考えると、現在のハリルジャパン最大のウィークポイントは、ゴールキーパーなのかもしれませんね。

 

まとめ

今回のワールドカップ二次予選でのハリルジャパンのメンバーは、おおよそ予想通りのものでしたが、その中での意外と思われる選手が、川島永嗣選手の復帰とハーフナー・マイク選手の初選出でした。

2人とも実績のある選手であり、特に川島永嗣選手は、長年にわたって日本代表の正ゴールキーパーを務めたこともあり、実績は文句のつけようがないのです。

その川島永嗣選手のハリルジャパン日本代表復帰は、果たして吉とでるか凶とでるか、また実際に試合に出場するのか、そのあたりにも関心が集まるところですね。