スポーツの審判や事件の裁判で、誤りがあったら大変ですよね。

無実の人が罰せられたり、逆に罪があるのに処罰の対象にならなかったり、どちらにしても、大変好ましくないことになります。

しかし残念ながら、スポーツの審判には、(そして裁判にも)誤審がつきものです。

無論、サッカーもその例外ではありません。

むしろサッカーなど、英国育ちのスポーツでは、全ての決定が審判の裁量に任せられているので、誤審は試合の結果を左右するような、大変重要な問題となっているのです。

そこで今回は、サッカーの誤審と審判について、動画やビデオ判定の採用はあり得るか?という点を、考察してみたいと思います!

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サッカーの誤審と審判の例

怒る男性

サッカーの誤審と審判の例となりますと、ちょっと調べただけで大変な数になります。

そのくらい、普段のサッカーの試合から誤審の数が多いということでしょう。

最近では、2016年2月20日の『ゼロックス・スーパーカップ』の例があります。

この試合では、サンフレッチェ広島が3-1でガンバ大阪を下したのですが、広島の選手が蹴ったボールが、ガンバ大阪の丹羽大輝の腕に当たったと判定され、ハンドとなりました。

この結果、広島にPKが与えられ、そのPKではゴールとなったのです。

しかし、丹羽選手はボールは、腕ではなく顔面に当たったと主張、赤くなった額を指差して抗議したのですが、一度審判によって下された判定は覆りません。

この時点で、広島は2-0とリードし、最終的には3-1で勝利しましたが、もしこのPKが無ければ1-0であり、勝敗の行方はどうなったかわかりません。

しかも、テレビのリプレイで見ると、どうもボールは腕ではなく顔に当たっているように見えるのです。

当日は雨降りで視界が悪く、ハンドかどうかの確認は、人間の目では中々難しいところです。

この例以外にも、誤審(その可能性のあるもの)の例は、多数あります。

あまりにも数が多いので、全部はとても紹介しきれませんので、これから紹介するのは、Jリーグにおける誤審の疑いがある中のほんの一例です。

J1リーグ 2015年4月12日 鹿島vs新潟 (家本主審)
J1リーグ 2015年6月7日 川崎vs湘南 (西村主審)
J1リーグ 2015年7月11日 G大阪vs甲府 (東城主審)
J1リーグ 2015年7月15日 甲府vs仙台 (家本主審)

もちろん、日本だけでなく、世界各国で、このような誤審の例は多数紹介されています。

世界10大誤審リストなどと言うものさえあります。

さらにその一部を、ご紹介します。

第10位 「レッドカードで退場 しかし次の試合に出場」

ワールドカップ1962年チリ大会の準決勝、ブラジル対チリ戦での出来事です。

これはブラジルのガリンシャという選手なのですが、膝蹴り一発でレッドカードを受け、退場となったのです。

当然、規定により次の試合(決勝戦)には出られません。

しかし、ブラジル代表の『関係者』が裏工作、とうとうチリの大統領まで介入させ、出場停止を取り消させたという話なのです。

ちょっと信じられないような珍事ですが、これは事実なのです。

第9位 「認められなかった得点」

こちらはワールドカップ2002年日韓大会の準々決勝、韓国対スペイン戦です。

スペイン代表のモリエンテス選手のヘディングが決まった(ように見えた)のですが、クロスがゴールラインを割っていたとの判定でした。

しかし、そのクロスは、どう見てもゴールラインを割っているようには見えなかったのです。

その次は同じ試合で、これまたモリエンテス選手のヘディングが取り消しとなりました。

こちらはファールによるものですが、それがモリエンテス選手が『後ろにいた選手』にファールしたということらしいのです。

これには、誰が見ても「???」が頭に浮かばざるを得ません。

ヘディングで『後にいる』選手にファールするという、そんな器用なことは、まず無理だと思うのですが…。

第7位 「トッティがシュミレーションで退場」

ワールドカップ2002日韓大会のベスト16 韓国対イタリア戦。

イタリアのエース・トッティ選手が、マリーシャ(ダイビング・故意の倒れ込み)で2枚目のイエローカードとなり、退場処分になりました。

これは筆者も見ておりますが、あれが故意にやったシミュレーションなら、全ての転倒がシミュレーションになってしまいます。

ジーコさんも言ってましたが、この国の試合となると、いつも都合良く誤審が起きますなぁ…

事実、10大誤審のうち、4つが韓国の絡んでいる試合なのです。

第1位 「皆知ってるマラドーナの奇跡 神の手」

ワールドカップ1986メキシコ大会の準々決勝、アルゼンチン対イングランド戦で起きた出来事です。

これは、サッカーに少しでも関心のある方なら、知らない人を捜す方が困難でしょう。

なので解説は抜きにしますが、1つだけ。

後に、この件について質問されたマラドーナは、「あれは神の手だ!」。

それで「神の手」という言葉が有名になりました。


 

このように誤審はいつでもどこでもおきえるのです。

そこで、なんとか誤審対策はできないものなのか?

次にサッカーの誤審を防ぐ対策方法をご紹介していきます。

 

サッカーの誤審を防ぐ為の動画などビデオ判定はいつ?

誤審

サッカーでの誤審対策として、誤審が発生してしまうたびに、よく言われることは動画やビデオ判定の導入です。

これについては、賛否両論がありますが、これら以外にも誤審対策として、審判(副審)の増員という提案もあります。

いずれにしても、現状のままで問題なしという意見は、ほとんどありません。

そして実際に、2016年2月24日、Jリーグから副審の導入が発表されました!

『ナビスコ杯』、『天皇杯』の準決勝と決勝、チャンピオンシップ全試合で導入され、J3の試合にも、試験導入されるとのことです。

さて、続いては、動画とビデオ判定という方法についてです。

ビデオ判定必要説の最大の根拠は、

「人間である限り、必ずミスは起きる」

というものです。

まったくもって、もっともな意見です。

この意見に対する反対論としては、

「野球やアメリカンフットボールのように、しばしばゲームが中断するスポーツならともかく、サッカーのように数分以上もプレーが止まらないスポーツで、ビデオ判定によりゲームを中断するのは問題がありすぎる」

というものです。

これももっともな話ですね。

これに対して賛成論のもう1つは、

「ゴールに関わる所に限定して、動画やビデオ判定を導入すべき」

という意見。

なるほど、これなら動画・ビデオ判定により、ゲームが中断することはありません。

しかし、ゴール以外でも退場などの場合も、試合に大きな影響を与えます。

これは

「ゴールに関わるところ」

ではなく、

「試合に重大な影響を与える所」

とすべきではないでしょうか。

また、動画・ビデオ判定ではありませんが、マイクロチップをボールに埋め込み、これによってゴールラインを超えたかどうかを判定することも検討されています。

テニスのチャレンジシステムのような判定方法を提案する人もいますね。

チャレンジシステムとは、審判の判定に不服な際に、ビデオ判定を求めることのできるシステムです。

更にはロイター通信から、

「国際サッカー評議会(IFAB)は、来季から、『疑わしいゴール』『ペナルティキック』『レッドカードの判定』に映像のリプレイを使用することを試験的に導入することを推進する」

という報道がありました。

来季からとなりますと、リオオリンピックもそれに該当することになりますが、果たしてどうなるでしょうか?

最後に、この動画・ビデオ判定が実際に導入された場合、極めて大きな問題があります。

動画・ビデオ判定の場合、それによる判定は、一体誰が行うのか?ということです。

1つは審判達が自身で行う方法、もう1つはグランジュリーのような第三者が行う方法が考えられます。

審判による判定の場合、一度自分の下した審判を覆すのは、かなり決断力がいると思われます。

また、審判が動画・ビデオ判定の判定装置のある所まで行き、そこで映像を見て判定するわけですが、そこに行くまでの時間と、戻る時間、これに判定に要する時間を加えると、かなり長時間にわたって、試合が中断することになります。

これによるゲームの面白さの減少は、間違いなくあると思います。

第三者が行う場合は、別に重大な問題が発生します。

それはとくに英国あたりでは、

「審判の判定は絶対」

という強い信念があります。

つまり審判の権威が根底から覆されるわけです。

これによる影響は、相当大きなものがあると思われますよ。

 

まとめ

こうしてサッカーの誤審と審判の問題や、動画やビデオ判定の導入について見てみますと、どうやら動画やビデオ判定などの映像による判定の採用は、ほぼ決定のようです。

筆者個人の意見としても、やはり動画・ビデオ判定のような映像による判定は、これから先、公平性を担保するために必要だと思います。

とはいえ、そのためにサッカーのプレーが、しばしば中断するのも、好ましくありません。

サッカーの醍醐味の一つは、プレーが止まらずに続く、という点にあるからです。

そんな中での動画・ビデオ判定は、

「プレーが中断した場合」

「疑わしいゴール、ペナルティキック、レッドカードの判定」

に限定すれば、プレーの中断による影響は無くなるでしょう。

以上、サッカーの誤審と審判!動画やビデオ判定の採用は?でした。