最近、コンビニ弁当などに『健康な食事』を意味するマークをつける制度が持ち上がっていたことをご存知でしょうか?

これは生活習慣病を防ぐため、栄養管理がきちんと行き届いている商品を対象に、そのマークを貼るというものです。

とくにコンビニ弁当は、不健康なイメージがありますが、最近は『幕の内弁当』など、健康に良いおかずのバリエーションも増え、また野菜なども、ふんだんに使われている種類の弁当もあることから、コンビニ弁当の悪いイメージの払拭の意義も兼ね、今回の『健康な食事』マークを付けることにしました。

そして、そのマークの判断を行っているのは、厚生労働省。

その結果が、最近発表されたようですが、果たしてどうなったのでしょうか……?

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コンビニ弁当で『健康な食事』マークは結果は使わない!?

コンビニ弁当

結論から言うと、コンビニ弁当に『健康な食事』マークは、”使わない”という結論に達しました。

その付けない理由は、

『(コンビニ弁当で)マークをつけていない商品が不健康なものだと思われてしまう』

ためだそうです。

確かに、マークが付いているコンビニ弁当でを食べることで、健康な食事ができるのなら、逆に言えばマークの付いていないコンビニ弁当を食べると、不健康になってしまうと思ってしまいますよね。

また、厚生労働省は、今回の件で、食品の健康基準についても物議を呼んだようで、穀物に関する要件では、これまでに『主食に玄米や麦が2割程度含まれる』ということを加えていましたが、それも外されることになりました。

こちらは『白米の消費に影響が出ることを懸念』したことが、その理由になっています。

 

『健康な食事』マークを使わない理由は生産者のための判断?

この健康な食事マークを使わない結果、その理由に関しては、

「コンビニ弁当や材料の生産者サイドのことを慮ったのではないか?」

という説が、まことしやかにネットで囁かれています。

『健康な食事』マーク

要するに

『マークのついていないコンビニ弁当でも買ってほしい』

『主食が白米だけの商品でも買ってほしい』

ということですね。

白米

やはり”健康な食品”を求めて購入する人のためのマークですから、その人たちが、マークのないコンビニ弁当を選ぶ可能性が低くなるといえるでしょう。

しかし、だからといって、『健康な食事』マークの付いていないコンビニ弁当が、必ずしも不健康かというとそうとも言えない…

この判断は難しいところですね。

『健康な食事』マークが付いてなくても、健康を求めていない人が買う、マークを気にしない人が買う、という見方も可能ですが、それも微妙でしょうね。

(そもそも、『健康を求めていない人』というのもおかしなはなしですが)

生産者からすると、作ったコンビニ弁当が売れなければ、なんの意味もありません。

かと言って、『健康な食事』マークを貼ってもらえるような、健康志向なコンビニ弁当にするのも、コストの面など、また大変でしょう。

コンビニ弁当をみると、揚げ物や、脂分の多い商品は、基準値をクリアするのも難しそうだと、素人目にも判断が可能です。

そして、そうしたコンビニ弁当のほうが、美味しそう、食べたい、と思ってくれる人も数多くいるわけですから、それを捨ててあっさり路線変更するのも難しいのではないでしょうか。

 

結局、食べるコンビニ弁当は自己判断で!

また、この『健康な食事』マークがあると、それに依存しすぎてしまう可能性もありますよね。

『健康な食事』マークのついているコンビニ弁当は、”健康食品”なので、率先して食べる……までは良いですが、『食べ過ぎる』可能性です。

ダイエット食品だからといっても、度を超えて摂取していれば当然太るように、健康食品とは言え過剰摂取は、絶対に禁物です。

そもそも、健康な食品と判断する『基準』も、人によって多少は違うのではないでしょうか。

そう考える人は、少ないかもしれませんが、ビタミンや食物繊維を必要とする人がいるように、脂肪や糖質、エネルギーなどをとくに必要とする人もいるでしょう。

全体バランスはもとより、その時に必要な栄養素が取れることで、身体が健康になるのであれば、脂肪分を必要とする人にとっては、ある程度脂肪の多い食事が理想になるのかもしれません。

『健康な食事』マーク=健康、という安心感に『頼りきってしまう人』を出さないという意味では、今回の『健康な食事』マークを使わないという判断は、消費者にとってもかえって良かったかもしれませんね。

 

おわりに

いかがでしたか?

こうなると、そもそも

「どうして『健康な食事』マークを付けるなんて言い出したんだ?」

という話になりますが、これも冒頭で書いたように、生産者のメリットによるところが大きそうですよね。

『多少、魅力の少ないコンビニ弁当でも『健康な食事』というマーク(付加価値)をつければ、みんなが買ってくれるだろう』という。

しかし、消費者にとっての一番の問題は、

『どこまでそのマークの健康という基準を頼りにできるのか?』

ということなのかもしれません。

『健康な食事』マークを作ったから、これに従えというのではなく、あくまで食事のするときの参考の一環として活用して欲しい。

そういった認識が世間に広まるような時には、改めて『健康な食事』マークに近い何かを出してみると良いのかなと筆者は感じました。