アメリカでは動脈硬化や、心臓病の可能性があるとして、2018年より『トランス脂肪酸』の使用を制限することを決定しました。

トランス脂肪酸は、日本でも主に『マーガリン』や『ショートニング』といったお菓子やパンに用いられる食材に含まれています。

あくまで『トランス脂肪酸』制限は、アメリカ国内での決定ですが、日本でも多くの食品メーカーが同じようにトランス脂肪酸の対策を始めました。

ところが、これによって思わぬところから、また別の噂が発覚してしまいます。

大手メーカーのヤマザキパンで、発がん性物質を使っている、という噂です。

この噂は、果たしてどういうことなのでしょうか?

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売上よりも優先すべきはほかにある?

先述のトランス脂肪酸に関しては、ヤマザキパンは率先して取り組んでおり、多くの製品で既に低減済み。

中には、トランス脂肪酸含有率0%を達成した製品もあるようです。

しかし、この思い切りの良さが、逆に世間では不評になってしまったのです。

それは、小麦粉処理剤として用いられている『臭素酸カリウム』の存在。

ランチパック

ヤマザキパンの人気商品である『ランチパック』や『芳醇』などにも使用されている成分です。

実は、臭素酸カリウムには『発がん性』が確認されており、ヤマザキパンはその使用をいまだやめていません。

世間からの疑問は

「トランス脂肪酸はすぐやめたのに、臭素酸カリウムはやめないのか?」

というわけですね。

臭素酸カリウム

ヤマザキパンとしては、

『高度の分析技術によって製品に臭素酸カリウムが残らない』

ことを理由としてあげています。

しかし、それも、具体的に多くの人々の面前で、やってみせたわけではありませんから、疑いとしては残ります。

中には

「ヤマザキパンより高度な技術なら、臭素酸カリウムが残っていることがわかるのでは?」

という、まるでヤマザキパンの言うことを信用していない厳しい意見も。

そもそも臭素酸カリウムが使用中止となった背景には、『ある製品に残留していた』という経緯が有るからで、ヤマザキパンの分析技術に不安を感じる人もいるようです。

 

臭素酸カリウムはパン製造にメリットがある

パン

そこで、なぜヤマザキパンが臭素酸カリウムの使用をやめないのか、というと、それはパンの製造過程でのメリットが大きいからです。

まず『発酵時間の短縮』です。

実際にパンを作ったことがある方なら、わかると思いますが、材料を混ぜて練った生地は、すぐ焼くのではなく、発酵させなければいけません。

このパンの発酵時間が短くなれば、おおきなメリットと言えそうです。

家庭でも時短料理が求められる昨今、商業用ともなれば、なおさら使いたくもなるでしょう。

そして次に『生地の質を問わない』点。

臭素酸カリウムには、質が落ちた生地でも柔らかく焼き上がるという特性があります。

ヤマザキパンの全ての製品の生地の質が悪い、というわけではないでしょうが、仮に作りたてではなくても、しっかり焼き上げてくれる、というのは製造において非常に便利ですよね。

 

過敏に反応しすぎ?

ただ、このヤマザキパンの対応に関しては、世間の評判は必ずしも否定的というわけではないようです。

いや、むしろ諦観なのでしょうか。

もちろん肯定的というわけではありませんが、添加物が含まれることが当然な昨今では

「今更そんな事を言ってもしょうがないのでは?」

という意見も見られました。

実際、既にランチパックなどの製品が発売されてから、かなりの年月が経っているにもかかわらず、今のタイミングで指摘するのもどうなのか?という感覚ですね。

本当に人体に危険であるのなら、既に被害者は多く出ているはずですし、国の対応も、もっと厳しくてしかるべきでしょう。

少なくとも臭素酸カリウムのヤマザキパン製品への残留については、本当か否かをどこかで実験してもらって、その過程や結果が一般に公表されて、初めて肯定否定の判断ができると言えます。

 

おわりに

いかがでしたか?

発がん性が気になるのなら、確実ではなくても可能性がある時点で、ヤマザキパンに限らず、それを避けるのは賢明な判断だと言えます。

ただ、筆者としては確実な証明方法が出た段階で、改めて真偽を問うべきとも感じます。

そもそもガンは、臭素酸カリウムを摂取する以外にも、発症してしまう可能性があるわけです。

もしがんになったとしても、「臭素酸カリウムの所為だ」とは言えないのではないでしょうか。

高度な技術はどのようなものなのか、残留する場合の発がん率は何%で、ほかの発がん性物質や、がんになる原因と比べて、どの程度がんになりやすいのか、などさらに詳しい情報が欲しいところですね。