夏が過ぎて気温が下がってくると、風邪やらインフルエンザやら、いろいろな病気に

『注意しましょう!』

という案内がそこかしこで見られますね。

日頃から「手洗い」「うがい」をして、外の雑菌を持ち込まないようにし、また、予防接種を受けるなど事前対策も紹介されたりします。

しかし、どうやら病気側も黙ってはいないようです。

今日は変異を遂げたという『新型ノロウイルス』について、ご紹介します!

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新型のノロウイルスは体内に免疫がない!?

新型のノロウイルスは『G※2・17型』と呼ばれる種類で、最大の特徴として、人の体内にウイルスに対抗できる免疫が存在しないことがわかっています。

通常、私たちが病気や傷を負っても、薬を使わずに治せることがあるのは、身体にあるこの免疫と呼ばれる機能のおかげ。

それが存在しないということは、

『例え軽度であっても自力で治せない』

ことを意味します。

 

過去のノロウイルス変異時に大勢の感染者!

実はノロウイルスは、過去にも変異したことがあります。

それが9年前の2006年。

本来の感染時期よりも早い段階で感染者が増加し、最終的に300万人以上が、新型のノロウイルスに罹ったと言われています。

前回も人間の免疫に存在しないタイプに変異したという特徴があり、今回の新型ノロウイルスの感染状況も同じように大流行する可能性があります。

 

ノロウイルスの症状とは?

ノロウイルス

では、改めて、ノロウイルスの症状について、おさらいしてみましょう。

このノロウイルスに感染すると、一番の特徴といえる症状が、『下痢』や『嘔吐』などが酷いということです。

これは、ノロウイルスが胃腸に炎症を起こす能力を持っているからです。

また、これによって食中毒を引き起こす可能性も確認されています。

もしこれらの症状が出て、なかなか治らない場合は注意が必要です。

ノロウイルス自体には

『特効薬がそもそもない』

ので、治療は主に水分補給(下痢や嘔吐は、脱水症状を招く危険がある)で、対処療法の形をとります。

ノロウイルスに罹ったあとは、通常は数日で回復するものですが、上記の脱水症状や、嘔吐物が喉に詰まったりして、『呼吸困難』を引き起こすなど、別の問題が大きく発展する可能性もあって、注意が促されています。

とくに小さなお子さんや、高齢者は、この例に当てはまることが多く、このことからノロウイルスは、幼児や高齢者に起こりやすい(治りにくい)病気とも言われていますね。

 

ノロウイルスの予防は念入りに

除菌スプレー

一度罹ったら、治りにくいだけでなく、ノロウイルスは、『非常に感染力が強いウイルス』です。

例えば病院で、患者さんの嘔吐物を看護師さんたちが処理するわけですが、その際に除菌スプレーを使っておく、手袋をする、などの対策をしていないと、看護師さんたちまで、ノロウイルスに感染してしまう可能性があります。

もちろん嘔吐物の処分後も、しっかり洗剤をつけて、手を念入りに洗うなどの対策が求められているようです。

手洗いの順番
手洗いの順番

今回の新型ノロウイルスへの変異は、人が免疫をもたない種類に変異したということですから、それだけ予防が大事になるわけです。

一旦、新型ノロウイルスに感染してしまうと、免疫がないだけに治りが遅くなるのは当然と言えるでしょう。

帰宅時の手洗い、うがいは、もちろんのこと、石鹸などを殺菌や除菌効果のあるものに変えたり、別途除菌スプレーなどを常備する、うがいも水だけで行うのではなく、うがい薬など、殺菌効果のあるものにするといった対策をとることが大事ですね。

また、食べ物を扱う仕事の方や、主婦の方などは、料理の前にも念入りに手を洗うなど、自分が伝染らないだけではなく、『ほかの人にもノロウイルスを伝染さない』対策をしてあげてください。

食べ物以外にも、『公共施設の利用』などでも同様です。

公共施設の利用の前後に、しっかり洗浄と除菌を行うことで、自分も次の人も感染しない状況を作り出すことができます。

 

おわりに

いかがでしたか?

そもそもノロウイルスには、特効薬がないという事実に驚いた方も多いのではないでしょうか。

きちんと対処療法をしていけば、数日で治るという事実も私たち自身の免疫力あってこそ。

そもそもノロウイルスが数日で治るとは言っても、その間の症状の辛さに変わりはありません。

2015年はこれまで以上に、しっかりとノロウイルスの予防をしてくださいね。