みなさんの知り合いや友達に、

タトゥーをしている

という人はいますか?

いくらタトゥーをしているとはいえ、反社会的な人であったり、あるいは根っからの犯罪者だったりなんて人は、少ないのではないかと思います。

しかし、タトゥーを身体に入れてしまうと、温泉やプールといった公共施設に入場することを断られたり、まわりから批判的な目で見られたりと、どうしても肩身の狭い思いをしてしまうのが現状です。

そんな人たちのあいだで、いま話題となっているのが、ただ肌に貼り付けるだけで、

きれいにタトゥーを隠せてしまう

魔法のようなシールです!

とくに、文化的な経緯で、タトゥーを入れざるを得なかった外国人たちが、日本で温泉を楽しむためのツールのひとつとして、このシールがいま注目を浴びています。

今回は、そんなタトゥー隠しシールが普及しはじめた、歴史・背景とともに、シールの使い方や価格に関する情報をまとめました!

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タトゥーがある人お断り!?

温泉やプールへ遊びに行ったとき、受付や更衣室の注意書きを読んでいると

「タトゥーがある人の入場はご遠慮ください」

といった一文を、よく目にしますよね。

タトゥーは、

不良といった反社会的な人たちの象徴

と昔から言われていて、そういった人たちを公共施設から遠ざけるために、昔からこんな注意書きがあるわけです。

日本では、このような

タトゥー = 犯罪者

という考え方が広く浸透しています。

温泉やプールの注意書きに疑問を抱く人も、これまでほとんど居なかったことでしょう。

ところが、2020年の東京オリンピックに向けて、外国人観光客が増えつつある現在、日本は、この古い考えを改める必要がでてきたのです。

 

外国と日本のタトゥーに対する考え方の違い

2013年9月、ニュージーランドから日本へ観光にきていた女性が、温泉へ入浴しようとした際、

顔にタトゥーがあること

を理由に入浴を断られたニュースが話題になりました。

と言うのも、彼女のタトゥーは、日本で言う反社会的な意味合いのものではありません。

ニュージーランド先住民、マオリ族の民族の風習としての文化的なタトゥーだったのです。

マオリのタトゥーは、マオリ族では

身分証明書

にあたるものです。

マオリの顔のタトゥーは、特定の社会的な地位を持つ人にだけ、マオリのタトゥーを入れることを許されるのです。

顔のタトゥーは、実績、地位、祖先や物的なステータスを意味しますので、マオリ族にとっては非常に重要な意味を持っています。

逆にタトゥーがないということは、マオリの人々にとっては、奴隷であるとか、あるいは社会的地位を持っていないことを表します。

いわば”恥”ということにもなります。

もちろんマオリ族でも、これらのタトゥーに誇りを持っている人もいれば、逆にそのような風習に反発する人もいます。

また、幼い頃に無理やりタトゥーを入れさせられたうえ、なかなか消せない人もいるようです。

 

このように少なくとも、日本で考えられているような、

タトゥーをしている人 = 反社会的・悪人

という構造は、海外では必ずしも成り立たないのです。

この女性の入浴拒否の報道は、

外国人が持つタトゥーに関する文化に日本がどう応じるべきなのか

という課題について、物議を醸すこととなりました。

この日本と外国での、タトゥーに対する観念と認識の差については、もともと問題がありました。

一つには、日本では

タトゥー(刺青)=犯罪人

という観念がとても強かったことです。

日本のタトゥーは、

江戸時代に腕の上腕部を一周する1、2本の線の入れ墨をする刑罰

が科せられたのですが、それ以降にタトゥー(刺青)=犯罪人という認識が一般化したようですね。

また、近年になって暴力団などの構成員が、みずからの忍耐力を誇示したりするためにタトゥーを入れることもあります。

そこから、

タトゥー(刺青)=暴力団の構成員

という認識も広まりました。

 

一方で西洋では、犯罪者にタトゥーを入れたり、反社会勢力がタトゥーを入れることは、あまりなかったようです。

どちらかというと趣味的な感覚でタトゥーをする場合が大半です。

このあたりの歴史の違いは大きいでしょう。

このような歴史的背景もあって、今回の入浴を拒否した星野リゾートの対応については、批判的な意見も多いのです。

星野リゾートの対応についてのネットでの声

なんだよ、このご都合主義は。金のためならなんでもござれってか。

高い料金を支払って気分を害するのは嫌なので、もう星野リゾートへは行かないよ。

臭いものに蓋をするってだけじゃないか

そもそも刺青自体、日本じゃ犯罪者の目印として使われてたものだから、これは文化の一つとして改定しなくていいと思う。

郷に入っては郷に従ってほしい

日本の社会通念に無理解、理解する気もない自分勝手な外国人に配慮しても、こっちが一方的に気分悪くなるだけだと思うが

タトゥーを隠せるシールが話題に!

そんな中、全国規模のリゾート運営会社である、『星野リゾート』は、タトゥーをしている人への入浴規制について、全国で初めて緩和する方向へと動き始めました。

具体的には、

『2015年10月から配布するシールで隠せるのなら、タトゥーをしていても温泉・プールを利用できる』

というのです。

星野リゾートでは、2016年4月13日から神奈川県箱根町など全国12カ所にある高級温泉旅館『界』で、このシール配布を本格導入しました。

これは2015年10月からの試験導入で、お客とのトラブルなどがなかったため、本格導入となったわけです。

星野リゾートが打ち出した、この異例の発表で、

タトゥーを隠せるシールがある

ということを、初めて知った人も多いかと思います。

実は、日本国内外を問わず、タトゥーをしている人たちのあいだで、この『タトゥー隠しシール』は、ひそかにブレイクしつつあるのです!

当記事では、そんなタトゥー隠しシールのひとつである、『タトゥーカバーAQUA』などを例にあげて、どのようなシールなのか、解説していきましょう。

 

タトゥー隠しシールの使い方は簡単!

『タトゥーカバーAQUA』などのタトゥーカバーステッカーの原理は単純です。

タトゥーの上から肌色のシールを貼りつけることで『タトゥーを見えなくする』のです。

ただし、通常のシールとは素材が全く異なります。

タトゥー隠しシールには、

水に強くてはがれにくく、かつ通気性の良い素材

が使用されています。

そのため、温泉・プールなどに入っても、タトゥー隠しシールが剥がれることはありません。

また、温泉で汗をかいてもシールを貼った部分が蒸れない優れものなのです!

もちろん、ファンデーションなどの化粧品のように、衣服や水着を汚してしまう心配もありません。

シールの使い方も非常に簡単で、

  1. 隠したい部分へシールを貼りつける
  2. 濡らしたタオルで上から押さえる
  3. シールが肌へ密着したら、裏紙を剥がす

という、3ステップだけで、タトゥーを簡単に隠すことが可能です。

大きさとしては、シート1枚がB6(はがきサイズ)の大きさなので、腕や背中といった、一部分だけのタトゥーであれば、完全にカバーすることができます。

 

タトゥー隠しシールは目立たない?

シールのように、簡単にタトゥーを隠せるとはいえ、

『肌色とシールの色の違いで、かえってタトゥーよりも目立ってしまうのでは…?』

という不安もありますよね。

『タトゥーカバーAQUA』の場合は、エクストラライト、ライト、ピンク、ダークオークル、と、4色のシールが発売されています。

これで大体の人の肌の色は、カバーしているはずです。

さらに細かく調整したい場合、実はシールを2枚重ねて貼る事で、自由にシールの色を組み合わせることができます。

つまり、元の4色+組み合わせ6色の実質10色からシールの色を選ぶことができます。

これだけのカラーバリエーションがあれば、自分の肌にぴったりの色が見つかりそうですね!

公式サイトや通販サイトの写真を見てみると、自分の肌色に近いシールをきちんと貼り付けていれば、遠目に見て目立つことはまずありません。

明るいところに出るか、近づいて見たときに、初めて

「湿布か何かを貼ってるのかな?」

と疑問に思う程度の目立ち具合です。

なので露骨にタトゥーを隠しているのが目立つ、という心配は不要です!

これだけ高い隠ぺい性があるからこそ星野リゾートは、

タトゥー隠しシールを貼れば入浴OK

という方針を、打ち出すことができたのでしょう。

 

タトゥー隠しシールの価格は?

それだけ高性能なタトゥー隠しシールと聞くと、それだけ高価で一般人には、なかなか手が出せないんじゃないか、なんて考えがちです。

今回取り上げた、『タトゥーカバーAQUA』については、1パックあたり10枚入りとなっており、通販サイトの楽天市場では、

  • 1パック:2,030円
  • 2パックセット:4,061円
  • 5パックセット(+1パックおまけつき):10,152円

※全て送料別、税込価格

という価格設定になっています。

また、アマゾンでは

  • 水で貼る極薄タトゥーカバーステッカー B6サイズ×8枚入り ミディアム ポケスリム 1,030円
  • 水で貼る極薄タトゥーカバーステッカー B6サイズ×8枚入り オークル + ハニードロップス20mLセット テクノトレード 800円
  • タトゥーカバーステッカー (ミディアム) タトゥーカバーステッカー 1,095円

※全て送料別、税込価格

となっていますので、楽天に比べて、少しですが割安ですね。

1枚当たりの価格に換算すると、おおよそ100円から200円で一回使えます。

コストパフォーマンスとしては、なかなかに優れているのではないのでしょうか?

また、

「どの色が自分の肌色に近いのか、写真だけじゃわからない!」

という人のために、

4色のシールがそれぞれ1枚ずつ入っている、お試しセットが約1,000円

で販売されています。

はじめは、お試しセットを買い、後から自分に合ったシールのセットを買うとしても、おおよそ3,000円程度のお金で、タトゥーを隠すことができるわけです。

ちなみに、はがきサイズの大きさのタトゥーを、手術で消そうとした場合、レーザー法であっても

50万円以上はかかる

と言われています。

そう考えると、一時しのぎのシールではありますが、1枚100円から200円で、手軽にタトゥーを隠せるというのは、とてもお得ですね!

 

まとめ

今回は、いま巷で流行しつつある『タトゥー隠しシール』について、その使い方や価格に関する情報をまとめました。

まだまだ日本では、

タトゥーをしている人は怖い

という考えが根強く残っています。

観光リゾート運営側としても、タトゥーに関する規則をすぐに変えていくのは、決して簡単なことではないでしょう。

それでも、星野リゾートのように、

「タトゥー隠しシールを活用しよう!」

という、新しい動きも現れ始めています。

日本人であっても、タトゥーに対する批判に苦労している人が居れば、ぜひこのタトゥー隠しシールを試してみてください!

もちろん、タトゥーをしていない人であっても、タトゥーに対する、正しい認識や理解を深め、温泉やプールをお互いに気持ちよく楽しめるようにしていくことが大切ですね。