みなさんは、『ぼったくり居酒屋』をご存知ですか?

昨年の末に、『海野屋』という会社が経営する居酒屋にて、明らかに高すぎる金額を払わされたというツイートが、一時期twitterで話題になっていましたよね。

とは言え、この『ぼったくり居酒屋』は、あくまでこの会社だけの問題で、皆さんは

「自分には関係ないだろう」

と、なんとなく他人事で片づけてしまっているかもしれません。

しかし、東京の歌舞伎町を中心に、このような『ぼったくり居酒屋』による被害が現在急増しており、今や誰でも『ぼったくられる』恐れがあるのです!

いったい、『ぼったくり居酒屋』とはどのような居酒屋なのか、被害にあわないためにはどうすればいいのか……

今回は、『ぼったくり居酒屋』に関する情報をまとめ、優良店との見分け方や対策について解説していきます!

スポンサーリンク

 

ぼったくりの居酒屋にご注意!

よっぱらい

2015年もあっという間に6月を終えつつあり、新年会から新入社員の歓迎会まで、様々な飲み会イベントが一通り終わった頃かと思います。

一方で、そんな季節のイベントとは関係なく、

「毎週同僚と飲みに行ってるぜ!」

なんて人も居るかもしれませんね。

仕事仲間や学生時代の友人と共に、地元や出張先の繁華街で、新しい居酒屋やおしゃれなバーを開拓するのも、また楽しいものです。

しかし、そんな時に気をつけなければならないのが、最近問題になってきている『ぼったくり居酒屋』の存在です。

ぼったくり居酒屋とは、その名の通り『ぼったくり』の価格を設定している居酒屋で、少しお酒を飲むだけで数万円以上の金額を請求されるかもしれない、恐ろしいお店のことです。

中でも、ぼったくり居酒屋による被害件数がもっとも多い場所は、日本で一番にぎやかな繁華街である、東京の歌舞伎町です。

歌舞伎町における、今年1月~4月のぼったくり被害の通報件数は、1052件に上っており、昨年の同じ時期に比べて約10倍にまで急増しているのです!

 

ぼったくり居酒屋の手口とは?

いくら『ぼったくり居酒屋』であっても、高い値段をふっかけられると最初からわかっていれば、そんなお店に行く人はまず居ないでしょう。

それでは、ぼったくり居酒屋は、いったいどんな手口でぼったくりをしているのでしょうか?

一番多いのが、路上の客引きで人を呼び込むときに、嘘の価格を教える、という手口です。

たとえば、呼び込みの際に

「追加料金はいらない」

「お通し代も含めて4000円で飲める」

「(キャバクラの場合)1時間6000円で楽しめる」

といった事を言われたのに、実際に行ってみたら

「チャージ料7000円を払ってください」

「週末料金だからプラス4000円掛かる」

「ドリンク一杯が5000円」

といった金額を、あとから要求されるのです。

一見、これは『詐欺罪』にあたるように見えますが、弁護士いわく、このようなケースは『詐欺罪』にあたらないとのことです。

『詐欺罪』は、嘘をつかれたことで、余計に財産を失ったり、だまし取られたりした場合にあたるもので、今回は

「あくまで、店内では(ぼったくりだけど)正しい金額を提示されている」

ことから、『詐欺罪』とはならないのです。

このように、客引きをうまく利用することで、あくまで『客の自己責任』に落とし込めようとするのが、『ぼったくり居酒屋』のあくどい手口なわけですね。

 

ぼったくり居酒屋の特徴と見分け方は?

とは言え、路上での客引きは、大手チェーン店もよくおこなっていますから、一概に『キャッチ=ぼったくり』と判断することはできません。

しかし、『普通のお店』と『ぼったくり居酒屋』の客引きは、いくつかの特徴から見分けることが可能です。

ぼったくり居酒屋の特徴① 呼び込みをしている場所

夜の街

まず、一番注目すべきことは、

「どこで呼び込みをしているか?」

ということです。

大手チェーン店や優良店の場合、店の前で店員さんが声掛けをしており、もちろん店員が店内まで案内してくれます。

一方で、ぼったくり居酒屋の場合は、あくまで人通りの多い、駅の出入り口などで張り込んでいることが多いようです。

くわえて、『ぼったくり店の店員』と『客引きをする人』は別契約の場合が多いため、声を掛けた人が店内までついてこない場合は、『ぼったくり居酒屋』の可能性が考えられます。

ぼったくり居酒屋の特徴② 客引きをしている人の服装

客引き

また、呼び込みをしている人の服装にも注目です。

普通のお店であれば、当然店員が呼び込みをおこなっているのですから、そのお店の従業員と同じユニフォームを身に付けているはずです。

一方で、ぼったくり店の場合、客引きをする人はそのお店の店員ではないので、服装は真っ黒に近いシャツにジーンズなど、私服のような格好の場合がほとんどです。

 

一番の対策は、客引きについていかないこと!

以上のように、呼び込みをしている人やその雰囲気を見るだけでも、普通のお店とぼったくり店を見分けることができます。

それでもやはり、ぼったくりに引っ掛からない一番の対策は、客引きをしているお店へ安易に行かないことです。

名の知れたチェーン店や優良なお店であれば、客引きをしなくともお客さんが来ますから、客引きをしていないことが多いのです。

くわえて、最近では客引き自体を禁止する自治体も増えてきました。

先ほど挙げた歌舞伎町では、2013年から客引き禁止条例が施行されており、居酒屋などの業種を問わず、全ての店の路上スカウト・客引きを禁止しています。

他にも、大阪のキタ・ミナミや、神戸の三宮など、大きな繁華街では客引き禁止条例が次々と施行されています。

こういった、客引きが禁止されている地域で呼び込みをしているという時点で、そのお店はもはや『優良なお店』とは言い難いですよね。

もちろん、このような条例が施行されても、客引きが減ったと言える状況では決して無く、悪質な『ぼったくり店』の客引きに対する効果はあまり見られない、というのが現状です。

今はまだ、悪質な呼び込みをやめさせる抜本的な法律がありませんので、やはり

「客引きをしている店は100%ぼったくりだ」

と考えておくのが、一番の対策なのかもしれませんね。

 

スマホで調べる時も「ぼったくり」に注意!

スマホの男性

そうは言っても、歓迎会などの大きなイベントであれば、少人数で二次会や三次会を楽しみたい時がありますよね?

しかし、次に飲む場所を求めて繁華街をふらふらしていると、やはり『ぼったくり居酒屋』の客引きのカモにされやすいものなのです。

もし二次会に行くのであれば、むやみに歩き回ってお店を探すのではなく、スマホなどで検索し、きちんと行くお店を決めてから歩きだすことをおすすめします!

たとえば、有名な口コミサイトなどで店名を調べてみて、

  • 口コミ数が非常に少ない
  • 根拠もなしに絶賛しているなど、サクラが書いたと思われるコメントしかない

といった特徴があるお店は、避けるようにしましょう。

ちなみに、スマホでお店を決めているときも、まわりの客引きに気を付けなければなりません。

たとえば、こんな手口もあるのです。

 

・「ここのお店に行こう」と話していると、客引きしている人が話しかけてくる

・「そこのお店の店員、呼んできますね!」と言いつつ、仲間を呼び寄せる

・来た人はニセ店員で、「いま満席なんですよ~、代わりに同じ系列の店で、こちらはいかがですか?」と、目的のぼったくり店まで誘導する

 

これは、もはや常套手段とも言われている手口で、チェーン店と同じ系列だ、とウソをついて安心させて、客を呼び込む悪質な手法なのです!

立ち止まって次のお店を相談するにしても、まわりに客引きの居ないところで探した方がいいでしょう。

さらに、もし客引きの人に話しかけられても応対せず、お店には自ら足を運ぶことが大切ですね!

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は、最近被害が急増している『ぼったくり居酒屋』について、そんな悪質なお店にひっかからないための対策について述べてきました。

少し冒険して、いろいろなお店を探すのも楽しいですが、『ぼったくり』に合わないためにも、やはり怪しい客引きやお店には近づかないようにするのが一番です。

これからの季節、花火大会といったイベントの二次会や三次会で、居酒屋へ行く機会も増えてくるかと思います。

くれぐれも、『ぼったくり居酒屋』に入らないよう気を付けてくださいね!